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実録!!うちの味噌づくり(1)


味噌づくりは逆算の作業である。

前日からの浸水、茹でる、麹の用意、つぶす、こねる、詰める・・・など作業時間を考えて1日たっぷり余裕のある日を選んで行う。

味噌は、大豆、塩、麹。この3つの材料から出来ている。

では順に、作り方をみていこう!

手始めに、大豆を浸水する

朝起きて、豆が大きくなっているのを見るのがひそかな楽しみ。

まず、大豆をさーっと洗ってから浸水させる。大体15時間くらい。
大豆は水を吸って2,3倍に膨らむので水は余裕をもって入れておく。
浸水時間が足りないといくら茹でても硬いままなのでしっかりと。


次は茹でる。

茹で始めはもくもくと泡(あく)が出てくるので取り除く


大豆の入った鍋をそのままガスコンロに移して、コトコト茹でる。

その間に塩と麹を計量したり、つぶしたりするための作業環境を整たり、
ぼーっとして鋭気を養っておく。
なにしろ1回で12㎏味噌を作るので、けっこうな時間と労力が要るのだ。

3,4時間もコトコト気長に煮れば柔らかくなる。

最後、指で楽につぶせるか確かめる。

つぶしたついでに味見しちゃおう


火を止めて粗熱をとり、ザルにあげる。

味噌用に業務用の寸胴鍋(中古)を購入。大鍋にしたら作業が楽になって感動。


ほかほかの大豆。ゆで汁をとっておくのもお忘れなく。あとで使う。



大豆を茹でている間に、麹と塩を混ぜる(塩切り麹)

塊をほぐしながらよーく混ぜる。


さあここからがいよいよ味噌づくりらしくなってくるところ。
大豆の粗熱が取れたら、ペースト状になるまでつぶす・・・

・・・・のだが。

少量だったら手でせっせとつぶしても構わないが、
大量につくると本当にいろいろと大変なので、
数年前から文明の利器に頼ることにした。

救世主”ミンサー”様

ミンサー!!!!!!!!


これを使いはじめてから時間は短縮できるし翌日の筋肉痛はなくなるし
まんべんなくつぶせるし。
一石二鳥いや三鳥。
大豆を入れると、穴からにゅっと出てくるのだ。
しっかりまんべんなく、驚くべき速さでペーストにしてくれる。

ただし音は地下鉄並み。仕事はめちゃめちゃデキるけど。



ここから先は手が汚れるので、タオルとかダスターとか、
必要なものは用意しておく。
音楽やラジオを聴きながら作業したければ
このタイミングでスイッチをいれるのがおすすめ。


大豆がペースト状になったら、麹と塩を混ぜたものをよく混ぜ合わせる。


グーでつぶすとよくつぶせる。硬い場合はゆで汁を加えて調整する

このへんから集中と疲労で無言になってくる


全体がよく混ざったら、丸めて容器に詰める。
そちらは次回に。

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