homimi紅茶教室 @鎌倉

紅茶を通して人生が豊かになった私。 植物と人の手が合わさって初めて生まれるお茶の魅力を…

homimi紅茶教室 @鎌倉

紅茶を通して人生が豊かになった私。 植物と人の手が合わさって初めて生まれるお茶の魅力を伝えたくて、セイロンティーを主軸とした紅茶教室をしています。 noteでは、お茶や食、自然、健康にまつわる話など、普段大切にしていることや興味のあることを書いています。

マガジン

  • 日本の自然栽培のお茶を知りたい

    偶然ご縁いただいた自然栽培のお茶園「仙霊茶」さんで体験してきたこと、感じたことをまとめていきます。

  • 紅茶のあれこれ

    紅茶の魅力、特にセイロンティーの魅力や楽しみ方、あれこれを書いています。 紅茶にまつわる気になることをご紹介しています。

  • 日々のあれこれ

    紅茶とは直接関係がないけれど、思ったことや出会った出来事を書いてます。 感動してシェアしたい気持ちも備忘録として書きとめています。

  • 紅茶日記

    紅茶をあれこれ美味しく楽しむ為に実験している日々のことを書いています。

  • <自己紹介>私が大切にしていること

    ライフワークとして紅茶や食の発信をしている私が、普段考えていることを書いてみます。

最近の記事

  • 固定された記事

おいしさを越えた何か

私は、セイロンティーを主軸にした紅茶教室をしています。 昨年は、まずセイロンティーを知っていただき、興味を持つきっかけの扉を開いてもらえたらと、家庭で楽しめるアレンジなどをご紹介することを中心に紅茶教室をしてきました。 なぜ紅茶?なぜセイロンティー?は以前の記事でも書いていますが、読み返してみて、私が伝えたいことを伝えられてなかったな~と思ったので、改めて書いてみました。 セイロンティーが私の好みにあっていて美味しいお店に出会うことができただけにとどまらず、実際にスリラン

    • ~兵庫の山あいで育まれる隠れた銘茶~仙霊茶

      前回までは今月の初めに訪れた、自然栽培のお茶園でのお茶刈りについて感想を書いてきた。 次の工程はいよいよ製茶なのだけれど、ここで一旦そもそも仙霊茶とは何か、またこのお茶を知ったきっかけなどを紹介しておこうと思う。 「仙霊茶」との出会い 兵庫県神崎郡神河町にあるお茶園「仙霊茶」。 出会いは、今年の2月に東京浅草で開かれたジャパンティーフェス2024のブースだった。 関西地区で有名なお茶どころと言えば、京都の宇治、奈良の大和、月ヶ瀬、などがまず浮かんでくるけれど、兵庫県にも

      • 「自然栽培でお茶を作る」仙霊茶③茶刈と手摘みで思ったこと

        前回の茶刈り体験の感想はこちら。 日本のお茶の収穫には、手摘みから茶鋏、茶刈り機と歴史的な変遷だけでなく、今でも時と場合によって柔軟に使い分けがされている。 ちなみに、ここ仙霊茶では二人で操作する可搬型茶刈り機を使用した「お茶刈り」作業がメインだった。 他の産地では大型の乗用型茶刈り機を使用している茶園もあるそうだ。 九州の鹿児島など比較的新しく初めから整備された茶畑が多い産地では、広大で平坦な場所であれば、大型の乗用型茶刈り機で収穫できるので、より人件費も抑えつつ効率的に

        • 「自然栽培でお茶を作る」仙霊茶②茶刈りは意外と・・・?

          ご縁を勝手に感じて直談判して、茶摘みシーズンに茶農家さんへお手伝いに行った話。 お茶の収穫前に行った作業について、書いた前回の記事はこちら⇒ さて、今回はいよいよお茶摘みだ。 お茶刈り とその前にまず、言葉が新鮮だったので、一応前置きで説明しておくと。 今回訪れたお茶農家さんは、紅茶やほうじ茶、青茶なども作っているけれど現段階では緑茶を主流に商品まで一貫して作られている。 つまり日本全国の一般的な大多数の茶農家さんが行うように、主に茶刈り機を使用してお茶を収穫している。

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        おいしさを越えた何か

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        • 日本の自然栽培のお茶を知りたい
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        • 紅茶会のお誘い
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        記事

          「自然栽培でお茶を作る」仙霊茶①茶摘み前の大切なこと

          夏も近づく八十八夜♪ 八十八夜からの数日間。 お茶農家さんの作業や製茶工場の稼働がもっとも集中する5月。 ド素人で断られることも承知、けれど行くなら農家さんが本当に大変な時期の現場を間近で見せていただきたいと思った。 一年で最も大切なこのお茶摘みシーズンに、とあるお茶園にお手伝いを願い出たが、快く引き受けてくださった。 そこは、自然栽培でお茶を育て製茶し商品化、販売まで一貫して行うお茶園、兵庫県神河町の山間部に位置する「仙霊茶」さん。 なぜ、このお茶園に来ることになったか

          「自然栽培でお茶を作る」仙霊茶①茶摘み前の大切なこと

          会いたいひとに会いに行く

          「明日やろうはばかやろう」を痛感した。 私には、何人か心の師匠がいる。 特に「弟子入りさせてください!」と言ったわけではないし、具体的に何かをしていたわけでもなく、年齢も性別も関係なく幅広く、私が心から尊敬していて常日頃、自分の心の中で「あの人ならどうするかな?」と教えを乞うている人。 そのうちのインパクト大きめのお一人。 お茶目で、誰に対しても優しくて厳しい方。 もじもじして、目の前の予定に追われている状況に言い訳して、やっと勇気出して会いに行くアポを取ったら、その翌日に会

          会いたいひとに会いに行く

          日々是紅茶㉞「たい焼きとお茶 あんあん」<後編>

          絶滅危惧種とまで言われる一丁焼きのたい焼き。 この熟練の技と手間暇かけて作られる愛情たっぷりのたい焼きの美味しさはもちろんのこと、美味しい紅茶も楽しめるなんて。 鳥取県米子の地元の人々に老若男女問わず愛され、ひょっこりやって来た一見さんでさえも大きな器で受け入れてくれるお店「たいやきとお茶 あんあん」。 どうしてこのお店に行ったのか前編の記事はこちら。 ⇒ 「たい焼きと紅茶」 店主の彼女が30年前に、このお店を引き継いで、たい焼きと紅茶のペアリングを提案した当初は、なか

          日々是紅茶㉞「たい焼きとお茶 あんあん」<後編>

          日々是紅茶㉝「たい焼きとお茶 あんあん」〈前編〉

          私は紅茶が好き。 家族は和菓子が好き。 だから我が家では「和菓子と紅茶」という機会がきっと一般家庭より圧倒的に多いと思う。 その中でも、いつの間にか「たい焼きと紅茶」は私も大好きな組み合わせのひとつとなった。 けれど、30年も前にこのペアリングが最高だと熟知していて「たい焼きと紅茶」の専門店を開いていた人がいた。 ※今回は割と紅茶日記と言いながらも、たい焼きの尺多めのお話。 でも後半は紅茶との関係もお伝えしていくので、よかったらお付き合いいただけたらうれしい。 米子で夢は

          日々是紅茶㉝「たい焼きとお茶 あんあん」〈前編〉

          日々是紅茶㉜<番外編>「お釈迦さまに捧げるバースデーティー、甘茶」

          今回は番外編。 4月8日は、お釈迦様のお誕生日と一般的にはされていて、各地のお寺では「花まつり」という行事が行われている。 仏教国の中には、旧暦でお祝いする場合もあるし、スリランカにおいては日付ではなく、満月の日にお祝いするので、新暦5月に「ウェサックポヤデー(5月の満月の日)」にお祝いする習慣がある。 日本における行事は? 日本のお寺では一般的に、誕生したときのお釈迦様の像に、甘茶と呼ばれるお茶をかけて、お花をお供えするという慣習がある。 この甘茶というお茶は、「チ

          日々是紅茶㉜<番外編>「お釈迦さまに捧げるバースデーティー、甘茶」

          日々是紅茶㉛「ぼやけてしまった紅茶のレスキュー方法」

          上質なセイロンティーは、何も加えなくても香りも味わいも品があってそのままで十分美味しい。 私はそう思っている。 けれど、つい色んな茶葉の封を開けてしまって、開封した茶葉がいくつもあったら、一人暮らしの人や家族構成によっては、また紅茶以外の飲み物も普段楽しむ人によっては、茶葉を余らせてしまうかもしれない。 紅茶の賞味期限って? 一般的に紅茶の賞味期限は、パッケージ商品として売られている状態で、2年~3年後に設定されていることが多い。(メーカーの意図にもよる) 紅茶の茶葉は意

          日々是紅茶㉛「ぼやけてしまった紅茶のレスキュー方法」

          homimiの由来「お茶を通して目指していること」

          こんにちは。 鎌倉でスリランカの紅茶を軸とした紅茶会を開いている、「homimi」です。 今日は、屋号の「homimi」に込めた想いを書きたいと思います。 初めましての方、改めてこんにちは。 私は「homimi(ほみみ)」と言います。 普段は食に関わる職場で働く傍らで紅茶会をしたり、ライフワークとして米粉やスパイスを使ったお菓子や料理作りをしたり、冷え取り健康法やアーユルヴェーダ、食文化などについて、自分が感動したことを紹介したりしています。 私は、頭も身体もガッチガチ

          homimiの由来「お茶を通して目指していること」

          日々是紅茶㉚「生チョコレートのほろ苦さを美味しくする紅茶」

          さて、前回のシンプルな「生チョコレート」と紅茶のペアリングについて。 個人的な私の実験結果ではあるので、ご参考までに。 ちなみに最終的な実験に使った題材は、 ☆「メゾンカカオ」のアロマ生チョコレート ☆「MITSUTEA」のセイロンティー数種類 ざっくりと結論から言うと、 シンプルでカカオのほろ苦さと香りを楽しむ「生チョコレート」に紅茶(しかもノンシュガーで)を合わせるならば、 「渋みと苦味を一緒に感じさせないような紅茶にする」 ことがポイントになった。 「紅茶を選ぶ

          日々是紅茶㉚「生チョコレートのほろ苦さを美味しくする紅茶」

          日々是紅茶㉙「Made in Japan な生チョコとロイヤルミルクティー」

          前回、前々回に引き続き、「チョコレートミーティング☆」 すっかりチョコレートというよりは桜の気分満載かもしれないけれども、通年チョコレートは楽しませてくれるものなので、遅ればせながらの続編。 もう春気分満載で、花の香りに気持ちが惹かれる今日この頃。 花粉症やアレルギーをお持ちの方は、きっともう大変な季節だと思う。 ミントをいつもの紅茶(できればセイロンティーなら高地産がおすすめ)にブレンドして少しでもスッキリしてもらいたい。 また天然のメントール香を持つ「クオリティーシーズ

          日々是紅茶㉙「Made in Japan な生チョコとロイヤルミルクティー」

          日々是紅茶㉘「チョコレート白黒関係とセイロン紅茶」

          前回に引き続き、「チョコレートミーティング☆」 まだチョコレートと紅茶の意外な関係は続く。 バレンタインにもらった人、自分で買った人、どちらでもよいけれど、せっかくならバラエティー豊かなセイロンティーを合わせてみてほしいので、惜しみなくお伝えしたい。 前回は、チョコレートの性質と紅茶の合わせ方について簡単に書いた。 今回は実践編。 私が個人的に好きな組み合わせは、オランジェット(オレンジピールにチョコレートがかかっているお菓子)とサバラガムワのストレート。 オレンジの香りと

          日々是紅茶㉘「チョコレート白黒関係とセイロン紅茶」

          日々是紅茶㉗「チョコレートに合うのは本当にウバなのか?」

          あれこれ鎌倉のチョコレートを楽しみたい! あれこれ紅茶との意外なペアリングを体験したい! そういうニーズが何より私自身にあったので、昨年から始めた「チョコレートミーティング☆」という名の紅茶ワークショップ。 傾向は事前に検証しつつも、バレンタイン商品が並び始める一か月前から本格的にメニューを選び検証してから本番を迎えるので、新年明け早々から私はチョコレートを俄然消費し始める。 昨年は雪でキャンセル、今年は定員に達せずカカオのように苦いぼっちミーティングになるかと思いきや、昨

          日々是紅茶㉗「チョコレートに合うのは本当にウバなのか?」

          日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~

          一年で一番チョコレートが多く出回る季節に突入。 皆さんは、チョコレートを口にする時、どんな飲み物と合わせるだろうか? コーヒーや緑茶ほうじ茶、ワインやブランデーなどお酒と合わせる人も増えているかもしれない。 今回は、紅茶もちょっとしたコツを押さえるとチョコレートととも相性いいよ!というお話。 まだ我が家がテレビを断捨離していなかった頃の昔の記憶。 有名なショコラティエのピエールマルコリーニさんが、テレビ番組で「チョコレートの香りを堪能するには本当は水が一番!あと緑茶も合うよ

          日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~