見出し画像

Case3:有痛性筋痙攣

⚫︎Case3
•成人女性
•度重なる有痛性筋痙攣(以下、こむら返り)で介入要望があった方

◎こむら返りの要因
運動不足
水分不足?
循環不良?

◎治療内容
下肢ストレッチ指導
トレッドミル(有酸素運動)

◎自主トレーニング
各種ストレッチ

◎経過
この方は、毎日起きるこむら返りにより、睡眠時間が確保できなくなってしまいました。
攣ってしまう箇所は、代表的なふくらはぎに留まらず、長腓骨筋(ふくらはぎの外側)や背足骨間筋(足の甲)、ハムストリングス(太ももの後ろ)や外側広筋(太ももの外側)、内転筋群(太ももの内側)などなど、様々な部位で起きていました。
これは本当に辛いですよね。。
寝ると必ず攣るし、眠くても攣るから寝たくない。
寝るのが怖くなり、精神的にもまいっている姿をみて、なんとかせねばと思いました。

お話を聞く中で様々な要因はありましたが、介入できる部分としては、各種ストレッチの指導と運動療法でした。

ストレッチは寝る前には必ず行っていただくように伝え、
また、リハビリではトレッドミルを15〜20分、集中的に行いたかったので週に3回ほど行っていただきました。

青ヶ島のトレッドミルです。
まさかの傾斜がついています。



トレッドミルの介入から1週間ほどで、攣る頻度が減ってきて、2週間ほどで攣らない日のほうが増えてきました💡

「5日間連続で攣らなかったです!」

そう言ってくださった時の明るい声が印象的でした^^

そして、今は攣らずに生活できてるみたいで良かったです🌱

◎コメント
とても良い経験をさせていただきました。
攣るメカニズムを考えると、水分のバランス、循環不良が一因と頭に浮かびますが、正直運動習慣を付けるだけでこんなに、そして短期間で変わるとは正直思いませんでした。
運動って私たちが考えている以上にすごい効果があるのかもしれませんね。

また、青ヶ島は坂道だらけなのでウォーキングやジョギングを行うには腰が重たい環境です。
今回は、状況を加味して室内のトレッドミルを使いましたが、少しでも有酸素運動がしやすい環境を整えていくことも必要だと感じました。


貴重な経験をありがとうごさいました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?