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わたし、ポンコツなんです。50代ですが「生きやすい」を考えてみたい ❺仕事が遅い!速さの基準がちがいすぎる?

なにしろ仕事が遅いのです。ためいきがでるほど。
自分にあきれます。

子供たちが小さい頃、寝静まってから朝食のためのミネストローネスープをよく作りました。人参とじゃがいもとズッキーニとたまねぎといんげんとベーコン。鍋一杯に作り、一週間くらいは食べれる量を作るのですが、その野菜を切るだけで1時間かかっていたのです。
なぜ覚えているかというと、その作業にうんざりしていたからです。

野菜がそんなに好きではない子供たちは特にそのスープを喜んではいませんでした。でも野菜がとれるし、なにしろ私が好きで飲みたくて、作っていたようなものでしたから、なおさら何もこんな大変な思いをしてまで作らなくてもいいかなあと思いながら野菜をきざんでいたのです。それで、どのくらい時間がかかっているのだろう?とある日調べて見ましたら1時間よりはやいときはありませんでした。

1時間!おそいでしょう?(笑)
でもその時はそんなもんかなと思っていたのです。
それなのに、なぜ遅いと気づいたのでしょうか。

その何年か後に、給食の仕事をすることになるのですが、その時びっくりしたのです。

わたしのような主婦の皆さんの仕事がはやいことはやいこと!野菜を切るのも食器をかぞえて揃えるのも、たったったっと進めていきます。皆さんの速さにも驚きましたが、自分の速さの基準があまりに違うのではないかということにも気づき、愕然としました。

今、派遣として働きながらあたふたとまた時間に追われています。
今日ビックリする話をききました。

私の仕事は電話のオペレーターなのですが、17時ぴったりに電話をしめてしまいます。16時59分に電話がかかってくることもよくあるので、17時まで油断はできず、マニュアルのエクセルなど10種類ほどすべて開いているのですが、受電した内容をアクセスに入れたりもしているので、17時に終わった!となっても、わたしは相変わらず人一倍遅く、なかなかいろいろなことに対応ができないまま、他の皆さんが「おつかれさまあ」と帰ってしまいます。
でも今日は電話も少なかったし、前もって意識して17時をまちかまえていたのでわたしにしてはかなり早くパソコンを閉じることができ、エレベーターのところで、一緒に働いている人においつき、よしよし!と思っていたら、「今日なにか急いでいるんですか?」と言われてしまいました。(笑)
「いつもわたしモタモタしていて、皆さんとこうやって帰れることあまりないんですよねえ・・・」とテヘヘと笑いながら言うと、こんな話をしてくれたのです。
「前にいた人で、17時になったその瞬間に「おつかれさまあ」って毎日帰る人がいて、なんでえ?って思っていたことがあるんですよ」
うわ。そ、それは速い!
まえもってある程度のエクセルなどを閉じているのでしょうか。でもギリギリ電話がきたら、マニュアル見ないでも対応ができるように、知識が頭に整理されていたということですね。それもすごいなあ。
しかし、そんな速い人がいたのかああ。
やっぱりわたしは要領が悪いのだろうなあ・・・・

日によって仕事の忙しさは電話の数や内容で変わってくるため、超多忙な時はわたしの基準の速さではどうにもおいつかず、「うわあん、もうどうしよう!」と思わず声が出そうになるほど一人でてんてこまいしています。
意識しても劇的に仕事の速さは変わらず、日々ながされるままにすぎてゆきます。

自分に足りないことは何だろう?

いつも目先のことばかりにとらわれ、テクニックでどうにかできないものかと思ってきましたが、わたしのポンコツはもうそういうレベルではなく、なにか根本的なところからなおさなくてはいけないのだと悩んでいました。

わたしは数学的な事が苦手でいつもにげてきました。
わたしは習慣というものがなく、いつもいきあたりばったりでした。

そういうことをもっと「なおせる」ようなことを意識してみたらどうだろう?付け焼刃ではもうたちうちできません。

そんな風に思っていたら、おもしろそうな本をみつけました。

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の本を書いた人の本です
新聞で、ある会社のリーダーさんが
この本をお勧めしていて知りました

数学とか数字とかをもっと理解できるようになりたいと思い、最初は投資だのふるさと納税だのに挑戦したら、おのずと勉強にもなるしどうだろう?と思いました。それももちろんいいなと思っていて、いずれ挑戦したいとおもっているのですが(でもいくら読んでもなんか理解できないのですが・・涙)本屋さんでこの「数字が苦手じゃなくなる」というタイトルをみたとき、そうなりたい!と思い、迷わず買ってしまいました。

この著者の山田真哉さんはとても優秀な方なのですが(公認会計士の資格を10ヶ月でとられたのだそうです!すごすぎます!)わたしのようなものでもとっつきやすいように会計の話をおもしろく展開させてくれています。

「利益が出すぎた1億円を1週間でつかいきる」ためにどうするかと悩むある企業の社長の話などを物語仕立てにして会計の世界をおしえてくれたり、数字のからくりについて説明してくれているところなどは、まさにわたしはだまされていたなあとおもうことも多く(タウリン1グラムよりも1000ミリグラム配合!といわれてほうが効き目があるようにおもうとか)面白くよませていただきました。
苦手意識が強く、数字というだけで身構えたり、グラフをよく見ようともせず、みても表面だけをなぞるようなことばかりしてきましたが、頭のいい人というのはどんどん「どうして?」と掘り進んでいくのだなあという違いを感じました。わたしはうすっぺらい。

また、この本では「いろんな角度からものごとをみる」ことが大事だと書かれていて、わたしはふと将棋を思い出しました。

将棋はまさにいろんなところを意識する戦いです。どこから敵がとんでくるかわからない。

長男が幼い時に夫が長男にこの遊びを教えてくれました。その時わたしもはじめてこのゲームのルールを知りました。やりながら、わたしはとてもこういうのは苦手だなあ!と強く思ったのですが、こどもには、特に幼い子にこの遊びを教えてあげて、一緒に戦ってあげる大人が身近にいたらすごくいいことではないかなあと感じました。小学校の授業に取り入れて、必修にしてもいいくらいだと、今でも思っています。

それくらい、「おもしろく頭をつかう」には将棋はとてもよい教材ではないかと思っています。

でもわたしは本当にこういうことが苦手です。
一度に二つ以上のことを考えなくてはいけないというのが苦痛です。
でも以前、「認知症予防には一度に二つ以上のことを考えたり行ったりするのが脳にはとてもいい」ときいたことがあるのでそれを思い出すとドキリとするのですが・・・

この本で一つのことをあらゆる角度から見るということが「やっぱりそういうことがいいのか」とわかったので、できるだけ意識していきたいなと思っています。


また、2冊目の「3週間続ければ一生が変わる」という本ですが、タイトルがいいです!希望を感じます。

でも、わたし個人的には3週間でなにかできるようになった!ということはいままでなかったように思っています。わたしは新しい職場に行っても必ず慣れるまで3か月はかかるという気がしていました。だから、長男がアルバイトをはじめたとき、「3か月はつらいだろうけどがんばって」などといい、びっくりされました。「3か月も?それは長いなあ・・・」と言っていました。その時、「そうか、やはりわたしの感覚は遅すぎるのかもしれない」と不安になったのですが、その後も自分でそう思い込んでいるせいか、3ヶ月前に仕事が「慣れたなあ」と思う事はありませんでした。

でも、この本のタイトルをみて、
「いや、3週間でどうにかなるのか!そう意識してなるようにがんばればわたしでもなれることがあるかもしれない」と思えて、とても勇気がわいてきました。

内容もとても元気になれる内容です。
いわゆる自己啓発本の一種なのでしょうが、元気になれるなら読んでみたいと読み始めました。

そうそう、本を読むのもどうやらわたしは遅いらしいのです。というか、読める時間にしか読んでいないので、一冊読み終わるまで何日もかかります。
例えば通勤電車の行き帰りだけ読んでいると2週間くらいかかることもあって、他の本も読みたくなるので、何冊か平行して読むこともあります。でももしかしたらそれも「2時間で読んでしまう」と決めて読んだ方が、内容をしっかり把握して頭にしまっておけるかもしれません。

このnoteもわたしすごく書くのが遅いのです。
書きたいことがたくさんあって、資料集めなどは苦にならず、楽しんで集めて、でもそれを読んでまとめるのが遅いので、そう考えているとはじめるまでがおっくうになってきます。他の題材で、早く書けそうなものから手を出し、その結果「書いてみたい」ものになかなか手がつけられません。
やはり、資料を一気に読んで、まとめるという時間をとる習慣をつける必要があるのですよね。
やはり習慣の見直しです。

自分のこどもたちが努力している姿をこのポンコツシリーズの③で書かせていただきましたが、こどもたちのやり方をみてわたしのやり方をどうしようか考えているような頼りない母でありまして、本当にどうしたら「うまくいくのか」全くわかりません。

「3週間続ければ一生が変わる」というタイトルは魅力的です。目次をみても今のわたしにすごく力になってくれそうなことばかり!

仕事がはやくなるというのは、
仕事がはやくなることだけを意識しても早くならないような気がしています。
仕事がはやくなりたい。
どうしたらいいのでしょうか。

そうです、わたしはポンコツですが、その先の、「じゃあどうなりたいのか」ということをあまり意識してきませんでした。
なにか凹むと、その凹んだことだけにくよくよして、
ダメだなあ。ダメな人間からぬけだしたいなあとか、
怒られたら、怒らないでほしいとか、怒られたくないとか、そのことだけに悩んで、忘れることで、不安から逃げていました。

「○○までにやってみる」みたいな、
限定させた成長を自分に課してみたら、今までと違う手ごたえを感じることもあるかもしれません。

結果によっては挫折感も大きいかもしれないけれど(すぐまたそういうことを考える・・・)
でも、ポンコツをどうにかしたいのなら、具体的に一歩前にでていかなくてならないのです。

早速この「3週間続ければ一生が変わる」という本を今日中に読んでしまおう!と思います!
それが今のわたしの第一歩なのかもしれません!

あ、ちなみに、ミネストローネスープ、
今では夕飯づくりの時に一緒に作れるくらい、はやくなりました。
子供たちは相変わらず喜んではいませんが…泣
あ!娘はいつも喜んでくれます!
また作って!と言ってくれます

※こばやしさんのステキな写真を使わせていただきました!ありがとうございました!

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