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愛情を横取りしている

週末から熱を出しており、熱自体は下がり傾向にあるのだが倦怠感と動悸がなかなか改善せず、あまり体調が芳しくない。

先週末に勤め先の病院で内服の抗生剤を処方してもらった。これが効いてはいるのだが、どうも前回の服用から20時間くらい経つと効果が切れている感じがして、顔や頭がズキズキ痛み始める。キノロン系の抗生剤は24時間に1回の投与で済む簡便さが服用する側にとっては大きなメリットだが、どうも20時間くらい経つとガス欠のような状態に陥っている気がする。
飲んだばかりの時の切れ味が、次の服用のタイミングである24時間後まできっちり続かない。抗生剤の血中濃度が下がっている感じが体調に如実に反映されるのでちょっと面白い。

週末は39℃近いところまで熱が出てベッドから起き上がれなくなっていたので、家の中のことができるくらいまで体調が改善したことを考慮すると、経過は順調なのだと思う。ただ、子どもにも鼻水と咳の症状があるせいで幼稚園を念の為休ませており、自宅にいても全くこちらの気が休まらないのも私の症状が完治しない一因かもしれないなと思う。

寝てばかりいるわけにもいかないので、自宅にあった薬を適当に見繕って飲んでいる(真似しないでください)。飲まないよりはマシな感じがする。今日は天気が悪かったせいか、一度咳が出始めると止まらなくなって困った。COVID-19の流行が爆発的になり、現場に人が足りていないことはよく分かっているので少しでも早く復帰したいのだが、咳がひどすぎてどうなるか分からない。咳のしすぎで体重が落ちてきてしまった。早く体調をどうにかしたい。

自宅にいるせいで、必然的に子どもと関わる時間が長くなる。以前は家にいても子どもと何をすれば良いのか分からなくて途方に暮れたものだが(私は基本的に育児に全く向いていない)、今はやることがたくさんあるので助かる。ドリルだけでも数字、ひらがな、アルファベット、迷路、工作、塗り絵など豊富なラインナップがある。3歳半を過ぎてできることが飛躍的に増えた。無理のない範囲で先回りしてどんどん学習を進めている。

レゴブロックやマグフォーマー、シルバニアファミリー、トランポリンにプラレールと家の中でも遊びはたくさんある。飽きるとNetflixやDisney +から適当な番組を見繕って観せている。2歳くらいのまだまだ意思疎通が難しく、できることも少なかった時期のことを思い返すと、今はかなり楽だなと思う。

それでも、育児をしているとゾッとすることは多々ある。子どもはまだ3歳なので、親のことが大好きである。私が咳をしており、子どもにも咳と鼻汁の症状があるせいで、ここ数日は外に遊びに行けていないのだが、子どもは特に不満を漏らすこともない。むしろ、普段じっくり家で遊ぶことはないので(私は週末、大抵子どもを公園や屋内遊技場に連れて行っている)、長い時間を私と家で過ごせて、子どもは非常に嬉しそうである。

手を繋いでトランポリンで遊んだり、シルバニアファミリーで他愛もないおままごとに興じたりするだけで、子どもの口からは”ママ大好き!”の言葉が何度も飛び出す。

子どもは一定の年齢になるまで親の愛情を必要とするということは知っていたが、ここまでストレートな愛情表現をこちらに与えてくるとは、私はちっとも知らなかった。成長するにつれて、友達や恋人、周りの人々に分け与えられるであろう愛情が、今は親に一身に注がれている。親が子どもに愛情を与える必要はもちろんのこと、子どもの無尽蔵の愛情を受け止める器が、この時期の子どもの成長にとっては必要なんだろうなと思う。

Big Love…