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5/18 息子が歌います、聴いてください

夜中、一度目が覚め、すぐには寝れず、ごろごろして台所で水を飲み、またごろごろしてまた寝た。
眠れなくても、休日だと思うとへっちゃらだ。

次に起きると、7時前ですぐに息子も起きてきた。
息子はラヴィット!が大好きで、夜明けのラヴィット!を観るために土曜日も6時前に起きる日々を過ごしていたのだが、録画しておくからお願いだから、休みの日はゆっくり寝てようと提案し、今に至る。
7時すぎから録画した夜明けのラヴィット!を観はじめ、時間の感覚がおかしくなる。
一体今は何時なのか、時計を見たとしてもなぜか、番組内の時間に引っ張られてゆく。
ゆっくり朝ごはんを食べ、パジャマのまま子のうち履きを洗ったり、掃除機をかけたり、生協の注文をしたり活動する。
娘が一番に着替え終え、「見てぇ!」とポーズを決めるが、すぐに「あ、だめだ。」と引っ込んでいく。
どうしたどうしたと思っていると、ズボンを脱ぎ、脱いだらパジャマのズボンが履かれたままであり、一笑した。

わたしも着替え、息子に着替えをするようせっつく。
準備を終え、自転車に乗って図書館へ行った。
はずだったのだが、図書館のすぐ近くでちょっとしたイベントをしており、子どもたちの意識はそちらへ注がれる。
わたしもわたしで吹奏楽部のステージ演奏に魅せられ、全吹奏楽部員と吹奏楽経験者が大好きであろう『宝島』がちょうど始まり、興奮した。
子どもたちは無料のヨーヨーをさせてもらっていた。
図書館にも行き、本を借り、帰りもイベント会場に寄り、子どもたちはかき氷をわたしはホットドックを食べて帰宅した。

家に着き、しばらく記憶に残らないようなことを各々し、気づいたら息子のヨーヨーだけしぼんでいた。息子は泣いた。
わたしも意味が分からなくて、どうしてかねと考えるしかなかった。

娘から本を読んでとお願いされた。
図書館で借りてきたばっかりの『わかったさんのクレープ』
わたしは数年前まで、本を読む習慣がなかったどころか読書が苦手であった。
それでも、わかったさん、こまったさんシリーズと偉人の漫画伝記だけは小学生の時読んでいた記憶がある。
読む。あの文字数の本を声に出して読むのは意外とのどにくる。
子どもたちはのんきにおやつの芋けんぴを食べながら聞いている。
たまに声を出して笑ってくれなんだかわたしが嬉しい。
娘が気をつかって、お母さんもこれ食べていいよと芋けんぴをくれる。
音読でつかれたのどに芋けんぴ。
のどがかわく。のどがつまる。
それでもわたしは読み続けた。

読み終え、子どもたちはまた何かしら遊び始めた。
わたしはのどを潤す。
息子が物干しにハンガーをかんかん叩いてリズムをとりながら歌っている。

愛をこめてがんばればできる~うぇい!うぇい!
悲しいときもあるけれど~そのあとまた会えるから楽しいよ~~~
怖がらないでみんなで踊ろうよ、踊ろうよ~~~~~

息子の作ったうたである。
陽の中に切なさもあり、なかなかの詩でしばらく聞き入ってしまった。




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