ヒヅメ

一級建築士/漫画家 『一級建築士になりたい』『マンガでわかる製図試験』『マンガでわかる…

ヒヅメ

一級建築士/漫画家 『一級建築士になりたい』『マンガでわかる製図試験』『マンガでわかる痔の治し方』

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  • 夫婦アカデミー賞

    ヒヅメ夫婦が毎年開催している「夫婦アカデミー賞」の記事をまとめています。

最近の記事

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自己紹介と仕事依頼 建築マンガからマイクラまで

自己紹介というと仕事依頼者向けに実績をまとめた記事を自身のホームページに書いていたのですが、「なんかビジネス向けじゃない自分語りがしたいなあ」と思いまして。 そういうホームページに載せるほどではない文章をnoteで書いていこうかなと思ってます。SEOとか気にせず。 ヒヅメの学生時代今でこそ一級建築士や漫画家として生活している僕ですが、高校生の頃には全く想像していない未来でした。 僕は中学校の時に成績表の平均が2.5とかそんな感じの落ちこぼれでして、そんな成績でも入れるけ

    • 声コンプレックスの僕がボイストレーニングを受けた話

      こんにちは、ヒヅメです。 自分の声、好きですか? 僕はかなり苦手です。動画とかで録画/録音された自分の声を聞くと「あー!」ってなります。 苦手なのは分かってるんですけど、なにせ自分の録音された声(特に普段の話し声)を聞くのが嫌なので、特に改善もしてこなかったんですよね。 僕のことを知っている人、特に「ヒヅメ」として知っている人は「そんなに変な声だったっけ?」「わりかしハッキリ話してなかった?」って思う人もいるかもしれませんが、あれはまあ仕事用の話し方なんですよ。 僕

      • 建築学科出身の僕が就職にプラント業界(電力系)を選んだ理由

        こんにちは、ヒヅメです。 プラント業界って知ってます? 石油精製、化学、製鉄、発電、ごみ処理場などのプラント(複数の設備によって構成される大型工場設備)の建設やメンテナンスなどをおこなう業界のことなんですよ。 僕は建築学科出身なのですが、学生時代は「建物」よりもそういったプラントに興味を持っていたんです。 けど、プラントって基本的に、機械、電気、制御の世界なんですよ。そこに設備によって熱力学とか原子力工学とかあるんだと思うんですけど。少なくとも建築物は入れ物であって、

        • 夫婦アカデミー賞2023|#夫婦アカデミー賞

          こんにちは、ヒヅメです。 毎年夫婦でやっているイベント「夫婦アカデミー賞」2023年版を更新します。 映画を観終わったあとに「よかったねー」みたいな会話楽しいじゃないですか。あれの総決算を1年に1回くらいやりたいなということで、我が夫婦では「夫婦アカデミー賞」なるイベントを毎年開催しているのです。 なんかそうすると「さらに語りたい欲」が出るじゃないですか。でも観た映画が古かったり、Netflix落ちした準新作だったりすると、いまいち話題を共有しにくいんですよ。映画好き!

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        • 夫婦アカデミー賞
          4本

        記事

          僕たちも動物である|進化心理学から考えるホモサピエンス

          こんにちは、ヒヅメです。 子どもが生まれてからというもの、心理学というものがちょっと気になりまして、発達心理学の本を読んでいく中で「進化心理学」という単語に出会いました。 あとまあ僕はミーハーな部分もあるので、なんか「ホモサピエンス」って単語が付いてたら面白そうな気がしたんで手に取りました。 んで、いざ読んでみると、僕は結構腹落ち感のある内容だったんですよね。 人間も結局は動物だよね「人間も結局は動物の1つである」という進化心理学の原則は、人間と言う生き物を他の動物と

          僕たちも動物である|進化心理学から考えるホモサピエンス

          容姿コンプレックスと娘が可愛い話と不細工な僕が遺伝子を残しちゃった話|ヒヅメの子育て

          良い漫画を読みました。 3世代にわたる容姿コンプレックスを扱った良い話です。主人公が結婚し娘を持つことで容姿コンプレックスを受容していく様子が丁寧に描かれていました。 僕もまあまあ自分の見た目に対してコンプレックスを持っています。 背が低い、細い目、頭がでかい、鼻の形…などなど。 「背が低いから無理」とフラれたこともありますし、似顔絵の僕は基本的に目玉が描かれません(一本線で描かれる)し、頭のでかさは本当にスタイルを悪く見せますし、結局イケメンって鼻の形でなんとかなる

          容姿コンプレックスと娘が可愛い話と不細工な僕が遺伝子を残しちゃった話|ヒヅメの子育て

          モテの軽視は危ない|これからの男の子たちへ

          こんにちは、ヒヅメです。 僕は二歳になる娘を持つ親なのですが、男児の育児ってどんなもんなんだろうなあと思って表題の本を読みました。 凄く雑な感想としては「今を生きる男性が持つべき正しい価値観」が列挙されているなあというものです。 はい、とても正しいと思います。 しかしこの正しさの適用範囲についての記載がとても大切だなと思いました。 この価値観は「欧州や米国などの一部先進国(≒民主主義国)」の「比較的裕福な家庭」が「その世界の中で触れ合える人たちの中」において「楽しく

          モテの軽視は危ない|これからの男の子たちへ

          「離婚しようよ」を見て国民民主党の党員になってみた話

          こんにちは、ヒヅメです。 観ました? Netflixドラマの「離婚しようよ」。 妻と観たんですけど、これがまあ面白くて。 離婚したくてもなかなかできない主人公二人の話も面白いんですけど、夫である国会議員の選挙パートを観てたら「選挙の応援ってお祭りみたいで楽しそうだなあ(死ぬほど大変そうだけど)」って思ったんですよね。 そしたらちょうど国民民主党が党員募集のツイートしているのを見かけたので党員になってみました。2023年の10月かな? そこから感じた話をしてみようと思

          「離婚しようよ」を見て国民民主党の党員になってみた話

          試遊感想|ゲーム制作超初心者が行く初めての #デジゲー博

          こんにちは、ヒヅメです。 最近、同人ゲームというかインディーゲームというか…そういうものを作ろうとしてるんですよ(トップ画は現在開発中のゲームのアートワーク)。 ゲームを作ること自体はそこまで困っていないんですけど、どうにも横のつながりが無いなあと困ってまして「こりゃ展示会見に行くのが早いや」とデジゲー博を仲間と見に行きました。 興味深かったり面白かったゲームをメモしておこうと思います。 (順番は見に行った順) 1.Gosun Soft / ネコとコバンもう画面を見

          試遊感想|ゲーム制作超初心者が行く初めての #デジゲー博

          僕がマイクラをやる意味が分かった|SAGAものスゴフェスタ9レポート

          こんにちは、ヒヅメです。 僕は建築士として働いているんですけど、それ以外にも漫画家として本を出したり、マインクラフトで一級建築士試験の問題をモデル化したり、まあなんかいろいろやってるんですね。 んで、こういった活動が目にとまって、今年の夏に開催された「SAGAものスゴフェスタ9」というものづくりイベントの1コンテンツとして、マイクラモデルを提供して参加者に遊んでもらうというお仕事をいただいたんです。 詳しくはこちらに記事を書いています。 まあ本当にマインクラフトのモデ

          僕がマイクラをやる意味が分かった|SAGAものスゴフェスタ9レポート

          現代における「のぞき」の代償|解体屋ゲン

          こんにちは、ヒヅメです。 以前『解体屋ゲン』という漫画が面白いよという記事を書きました。 その中でも指折りに好きなエピソードが『施工の神様』というウェブサイトで公開されたのです! またKindle unlimitedに加入している方は『解体屋ゲン』の54巻に収録されているのでこちらもぜひ。 僕が衝撃を受けた話なので、いかにこの話が面白いのかということを以下に書いていきますが、思い切りネタバレをしていきますので、ぜひ漫画を読んでから以下の記事をお楽しみください。 1.

          現代における「のぞき」の代償|解体屋ゲン

          夫婦アカデミー賞2021|#夫婦アカデミー賞

          こんにちは、ヒヅメです。 いきなり意味不明なタイトルで申し訳ありません。 夫婦アカデミー賞とは、 夫婦間の、 アカデミーな、 賞です。 まあ細かい経緯なんかは過去のnoteを参照していただくとして 自分の備忘録的に過去のものも載せておこうと思いまして、今回は2021年の夫婦アカデミー賞です。 夫婦アカデミー賞のルール夫婦アカデミー賞は以下のルールで行われます。 対象:2021年に夫婦で見た映画(新旧、視聴サービス問わず) 賞:作品賞、監督賞、主演男/女優賞

          夫婦アカデミー賞2021|#夫婦アカデミー賞

          バチェラー『ジャパン』としての完成形がついに出た|#雑感レビュー

          こんにちは、ヒヅメです。 Amazonプライムビデオの人気恋愛観察バラエティー『バチェラー・ジャパン シーズン5』が8月24日に最終回を迎えましたねー。 僕は妻の影響で恋愛観察バラエティー(『あいのり』とか『テラスハウス』とか『脱出おひとり島』とか『ザ・ジレンマ』とかもろもろ)を結構観るようになりまして、バチェラー・ジャパンもシーズン1から観ているファンなのです。 今回のシーズン5を観て、ちょっとこれまでとは違った感動があったので、それを共有したいと思います。 以下、

          バチェラー『ジャパン』としての完成形がついに出た|#雑感レビュー

          人は立派になんてなれない|教室を生きのびる政治学

          こんにちは、ヒヅメです。 中学時代、公民という教科がとにかく苦手でした。そもそも教科名「公民」の意味さえ分からないし。教科書の内容もとにかく立派。「人間の尊重」だの「基本的人権」だの。 あまりに立派過ぎて実感がわかなかったんですよ。 「人間の尊重」だなんてご立派なこと言ったって、クラスメイトのN君は僕のことを殴ってくるし、H君は僕の描いた漫画を笑いものにしてくるし、Y君は僕がハイソックスを履いてることをからかってくるじゃないですか。 現実の嫌なことに全く対処してくれな

          人は立派になんてなれない|教室を生きのびる政治学

          解体屋ゲンの面白さを建築士兼漫画家が語ってみる|#漫画構造解析

          こんにちは、ヒヅメです。 福満しげゆきの漫画以来久しぶりにどハマりした漫画に出会いました。 その名も『解体屋(こわしや)ゲン』です。 解体屋というのは、建設業の1つで、文字通り建物(またはその一部)を解体し、廃棄&リサイクルに出すまでのお仕事です。この漫画の主人公ゲンは日本ではかなり珍しい「爆破解体」を得意とする解体屋です。よく海外映像なんかでビルがド派手に美しく爆破されるのを見ますよね。 しかし!解体屋ゲンの凄さ、面白さはそんな建設業の1業界の1工法に絞れるものじゃ

          解体屋ゲンの面白さを建築士兼漫画家が語ってみる|#漫画構造解析

          「底辺の仕事」の世界にいる「現場の神様」が絶滅する前に

          こんにちは、ヒヅメです。 僕の中で「嫌なニュースと嫌な感情をプッシュしてくる装置」となりつつあるツイッターで最近目にしたのが「底辺の仕事」というワードなんですよ。 まあこういうニュースって「これも大切な仕事なのに底辺とは何事だ」とか「リスペクトが無い」みたいな感想が多く出ると思うんですけど、底辺の仕事の1つ「土木建設作業員」と身近に働いていた者としてはちょっと違う感想を持っちゃうんですよね。 それは…「とはいえ「底辺の仕事」のレベルの平均値ってめちゃくちゃ高くない?」っ

          「底辺の仕事」の世界にいる「現場の神様」が絶滅する前に