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声のお仕事と心理カウンセラーのお仕事の共通点を考える

皆様こんにちは^^
少しずつ春らしい陽気になってきましたね🌸
3、4月は何かと忙しなく過ぎ去ってしまいそうではありますが、、、。
でも気持ちの良い陽気をできる限り感じる時間を持ちたいなと思う今日この頃です😊

今日は久しぶりにnoteを書きたくなったので、開いてみました。
仕事のことについて、ふと考えてみたいことができたので自分なりにまとめていきたいと思います。

私はナレーター声優という声のお仕事と、心理カウンセラー二つの仕事をしております。どちらも私にとって欠かせない私を作ってくれた仕事です。
でもパッと見ると正直全然違う仕事に見えると思います。
私自身どっちつかずのことをしてる中途半端な人だなと思われるようで、ずっと後ろめたい気持ちがありました。
だから最初は2つ仕事をしていることを双方の仕事関係者には伝えていませんでした。伝えることが恥ずかしいとさえ思っていました。
そのため家族やごく僅かな友人しか知りませんでした。

でも少しずつ、世界が広がり、色々な人に出会う中で、
実はどちらの仕事も根っこややっている事は同じなのではないか。だから堂々としていいのではないか。そう感じるようになりました。
木の根っこの想いややっている事はおんなじで、でもちょっとだけ違う枝が生えているそんな感じなんだなと思います。

なので、今回は声のお仕事と、心理カウンセラーのお仕事の私の中での共通点を考えてみたいなと思います🍀

クライアントさんそれぞれの想いに寄り添う

声の仕事でも、カウンセリングでもどちらも、向き合うお客様のことを「クライアントさん」と呼びます。私の感覚としては、どちらの仕事も”クライアントさんのそれぞれの想いに寄り添う”ということが同じ体験だなと日々感じています。

人は一人一人生きてきた過程が違い、価値観や大事にしたいこともみんな違います。
カウンセリングの場なら、クライアントさんの求めていることは一人一人違っていて、幸せのあり方や問題の解決方法もみんな違います。だから、お話しをする中で想いに寄り添いながら、本当に求めていること、本当に話したいと思っている言葉や望んでいる行動を探すお手伝いをします。

声の仕事の場なら、クライアントさんの作りたいものや大事にしている理念や想いによって求めている声は違います。作成されている動画の雰囲気やBGMなどでによってももちろん変わってきます。
どうして私にご依頼くださったのか、どんなことを聞いてくれる見てくれるお客さんに届けたいのか、やりとりを重ねながら、声のテンポや声色、温度感など、最適な声を一緒に探っていきます。

どちらも一人として同じではない、誰とも比べることのできないそれぞれの想いがあります。より良くなるよう、求めていることに近づく提案は惜しみなくしていきますが、最適な答えは向き合うクライアントさんの中にしかないと思っています。
だからこそ”クライアントさんそれぞれの想いに寄り添う”ということが両方の仕事で通じていることだと感じています。

他者の心を考え、自分の心を動かす

声の仕事もカウンセリングもとにかく”人”について”心”について深く考えながら、自分の心を動かしていく作業がとても似ていると感じます。

声の仕事でセリフを読む場合には、その役の心情、その役のそこに至るまでの人生や想いなどを考えますし、ナレーションでもクライアントさんの想い、映像をみる実際のお客様の思いや生活、仕事のことなど、人や心についてあらゆる視点から考えていきます。
そして、自分の心もそのイメージする温度感に向かって動かしていきます(優しくなのか誠実なのか、かわいくなのか、シリアスなのかに合わせて心を動かすそんなイメージです。)

また、カウンセリングの場はそのままではありますが、心について考える場所なので、クライアントさんの言葉や心について注意深く耳を傾け考えていきます。またそこにいるクライアントさんだけでなく、クライアントさんの環境を作っている人の状況や心についても考えていきます。どういう意図を持ってその言葉を言ったのか、どういう人なのかどんな気持ちでいるのかなど、直接関わらない相手のことも考えることも多くあります。
そしてクライアントさんの心や状況に波長を合わせて共感的に自分の心も動かしていく体験をしています。(あくまで私の中のイメージになりますが)

このように相手の心も考え、それに合わせて自分の心も動かす体験を常にしているところも共通性を感じています。

一瞬に想いを込めること

さらに一瞬に想いを込めて全力投球するところも似ているなと感じています。
カウンセリングは大体1人当たり45分から60分ほど行うことが多いので、一瞬という言葉は少し語弊があるかもしれませんが、1日が24時間だとすると限りなく短い時間だと思います。その短い時間の中で、今までの人生が濃縮されたような話や苦しみが詰まった話、頑張りが詰まったお話しを伺います。
どんなことも評価しない何を話してもいいように安心安全の空気を作りながらも、相手の話の時系列や状況を整理しながら、そこに伴う本当の想いは何なのか、過去や今の何が壁になっているのか、どうしたら少しでも楽になるか様々な仮説を立てながら話を伺います。頭をフル回転させているので、1件終わっただけで、本当に1日が終わったかのようにどっと疲れたりします笑

一方声の仕事もこの短い時間に集中するという点がとても似ているなと思います。
読み仮名やアクセントなどを正しく読むということはもちろんですが、そこに込められた想いが一番伝えわるためにはどう音にするべきか、またセリフであれば、その人物はどんな人生を生きてきて、どうしてその言葉を今発しているのかなども考えます。また映像などに合わせる場合は、その映像の世界観やBGMなどとも調和するように最新の注意を払います。
その時間は何より楽しい時間ではありますが、他では体験しないような集中を込める時間でもあります。
一瞬に全身全霊をかけて話を伺ったり、表現したり、そこで起こる頭の回転や雰囲気を感じとる感覚などとても似ているなと感じています。


少し感覚的な話ばかりになりましたが、やはり私の中では枝が違うだけで、体験していることは同じなのだなとまとめていて改めて思いました。
相対しているクライアントさんの想いを汲み取り、様々な人や心の動きを感じて、自分の心も動かす、大切な時間なのだと思います。
こうしてみてくると、どちらの仕事もしているからこそ、感じる力、求めていることを汲み取る力、表現する提案する力が少しは養われているような気がしました。

改めて、どちらも私のペースで大事に続けて行けたらなと思います🌸
ただ自分の頭の整理のためのnote失礼しました💦
最後まで読んでくださった方ありがとうございます😊



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