基本情報技術者試験と応用情報技術者試験に受かるためにやったこと
関根です。私は現時点で基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に加えて、データベーススペシャリスト、Java Silver SE11、TOEIC790点、LPIC、と、割と多く資格を所持しています。
ところで、中学生まで勉強初心者だった私が資格に一発で合格できるようになったのは、勉強する中でいくつかのノウハウを身につけ、実践してきたからでした。今回は基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を例に、そのノウハウをまとめてみました。こういった資格を検討している学生さんは、よければ参考にしてください。
〇勉強方法の概要
私が資格の勉強をするにあたって採用している勉強法は以下の通りです。私は毎回この3つの原則に従って勉強していました。
①インプットの参考書は毎日読んで、2周したらやめる
1ヵ月で参考書を1周できるページ数(総ページ数/30)を毎日読んでいました。余裕がある日(大体2日に1日)は、復習として前日に読んだ範囲にも目を通しています。
②過去問を10年分以上解く
インプットの参考書を1周読んだ時点で、過去問を解き始めます。過去問を解く期間が2ヵ月くらいあるように逆算して勉強を始めていました。
1.過去問を解く
2.採点をする
3.解説を読む
という基本的な流れで行っていました。(解説は必ず読むようにしていました)
③苦痛に感じることはしない
例えば分からない問題を考え続けるのは苦痛なので、できる範囲のことをしたらあっさりと解答をみるようにしていました。このとき、解答でなく解法を覚えることで、似た問題が出題されたとき対応できます。
また、復習のために知識のまとめノートを作るのも苦痛なので、復習をするときは参考書や過去問を見直して、以前仕入れた知識や考え方をなぞって思い出すようにしていました。
つまり、ダイエットと同じで、勉強も続けられることが一番重要です。この勉強法でいいのか?と迷ったときは、「苦痛であるか」を軸に考えると良いです。
〇基本情報技術者試験について
基本情報技術者試験を受験したのは2019年の春でした。現在の試験形式とは異なる箇所がありますので、あくまでも参考程度にしてください。
午前78.75点、午後71.5点で合格していました。午後試験の選択分野は、情報セキュリティ、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、プロジェクトマネジメント、データ構造及びアルゴリズム、ソフトウェア開発(表計算)でした。
以下が使用した教材です。
・インプット用(2周読んだ)
非常に分かりやすい参考書です。初心者でも学習しやすいです。
過去問道場
午前試験は半分以上が過去問から出題されていたため、上記の参考書とこちらのサイトで午前対策は終わりにしていました。本番2週間前から毎日1年分ずつ解答を覚えるまで解けば、安定して午前試験は受かると思います。
過去問
10年分解いていました。その上で表計算だけ点が取れていなかったので、表計算向けの参考書を読みました。それがこちら。
この本に書いてある内容で、表計算が安定して7割の得点が獲得できました。
感想:もともとプログラミングを触っていた経験もあり、プログラムの読解問題で苦労したことはありませんでした。技術力よりも読解力で解ける問題が多い印象だったので、特徴的な言い回しや用語を覚えるだけである程度得点できそうです。
〇応用情報技術者試験について
応用情報技術者試験を受験したのは2021年の春でした。
結果は午前試験が70点程度、午後試験は63点でした。選択分野は、セキュリティ、プログラミング、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発でした。
以下が使用していた参考書です。
・インプット用(2周読んだ)
基本情報のときと同じシリーズで、内容もかなり重複していました。基本情報を受験してから時間が経ってない人は読まなくてもよいと思います。
過去問道場
こちらも本番2週間前から毎日2時間くらい取り組んでいました。応用情報技術者試験の午前試験も過去問からよく出題されるため、午前対策は上記の参考書を読んだら本番2週間前まで休んでいました。
過去問
10年分くらい解いていました。選択分野を絞るために、今まで触れたことのなかった分野の問題にも目を通していました。
午後試験の対策に、こちらの参考書も使用していました。
感想:実は応用情報を受験する前後は忙しく、勉強時間をあまり確保できませんでした。そして段々焦って迷走し、本番2日前に午後試験の選択分野をシステムアーキテクチャからネットワークに変えた結果、ネットワークで2問しか正解できませんでした。
それでもなんとか合格できたのはプログラミングと組込みシステム開発で8割ほど得点できたからでした。プログラムを読む経験を積んでおくと、多少失敗しても救われそうです。
基本情報技術者試験も応用情報技術者試験も就活で支えになってくれるので、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
(なお、北海道情報大学には、資格取得に関する補助制度があります。興味がある方は、一度学習支援センターのホームページを確認してみてください。)
ご精読ありがとうございました。
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