春の匂い、そして春の風は丸い。

サマータイムが始まったことに2日間気が付かなかったイマムラカオリです。
腕時計が一時間ずれた時間を示していても気が付かなかったけど、すべての予定にジャストオンタイム。なぜだ。普段いったい何を見て暮らしてるんだ。

ちょうど一昨日から春がきました。

季節っていうのは徐々に変わっていくものではあるけれど、
「あ、春きた!」っていう瞬間ははっきりとわかるものですよね。

季節は気温ではないのはもちろんのこと。
天気予報の気温を見ていても、大して変わっていない。
でも確実に春を感じる。

それは匂いだ!


気温は同じでも匂いが違う。
春の匂いは春の匂いとしか形容し難いが、たしかに存在していて、身体の全細胞が喜ぶ声が聴こえてきます。(別に冬が嫌いなわけではなし、冬の匂いは冬の匂いでそれはもう素敵なものだよね)

いつか彼氏に「季節が変わるってつまりどうゆうことだろう?」みたいなことを聞かれたことがあって(小学生の子にそういう質問をされて困ったらしい)、「え、匂いが変わることじゃん?」て言ったら「あ〜たしかに、なるほどなあ」みたいに言ってて、私はそれまで季節の変化はまず匂いで感じていたので、そうではない人もいるということに思い至り、最近は「何で季節の変化を感じるか」という質問をよく人にするようになりました。
実際いろいろな答えがあって面白い。
でも特に日本人は「季節の匂い」に敏感だという気がしてます。

春に関しては「外でウィードを吸って美味しいとき」と昨日話したカリフォルニア人はおっしゃっていました(笑)
ウィードは吸ったことないんでわからんが、たしかに、わかるよ、身体が冷え切る前に外で珈琲一杯飲み終えられるとか、公園のベンチで本を読んでても寒さが気にならなくなってくると、それはもう春ですね。

ちなみに今も、外で風に吹かれながらこれを書いてる。

今聴いているのはくるりの『言葉はさんかく こころは四角』です。
ずっとリピートで聴いている。

言葉はさんかくで こころは四角だな
まあるい涙をそっと拭いてくれ

季節の変わり目には匂いの他に、形という感覚も敏感になるなと思って、この曲の雰囲気がすごくしっくりきているから。

春の風は丸い。

同じ温度の風でも、冬のそれより丸い。

だから音の響き方も違う。
特に人の声は全然違うなと感じます。

私は、人の声はたいてい春のほうが優しく響くなと感じるのだけど、
前に好きになった人は、冬にめちゃめちゃ優しく響く声をもってた。その他の季節が冷たいわけではないけど(笑)でもダントツに冬。その人の持ってる季節が冬なんだろうな〜冬生まれとか関係あったのかな。

まあともかく、春の風は丸いなあと改めて感じたという話。

自分の季節感はこれまで暮らしてきた場所に寄ると思う。
今まで住んだことあるのは東京・NY・LAだけなのでなんとも言えないが、今のところ、同じように匂いと風の形ではっきりと春の到来を感じます。

それぞれの冬についてまた今度書いてみたいなと思ってるんですが(初めてのLAでの冬には裏切られました!!!!)、日本は今、どんな匂いがしてるんでしょうか。
お花見したいな〜〜〜井の頭公園くれ〜〜

なんとなく一昨日から目がかゆくって、ついに花粉症!?ってなってますが、超絶怖いです。花粉症になるくらいだったら、通年胃弱のままがいいです。
だって春眠暁を覚えず的な諸々ってあれ絶対花粉だよね!?やぁだな〜

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