なかなか出てこなかった映画のワンシーン

ラグビーの対決で勝利し普段の鬱憤を晴らした後に圧倒的な力でやり返され、「リーゾ、リーゾ・・・」と独房で消えゆく意識の中に復唱される。

そんなシーンがとても印象に残った映画。思い出したいけど思い出せない映画名。先日「ショーシャンクの空に」が地上波で放映されていた。これも名作でとても爽快感のある映画だ。屋外でビールを飲む場面や囚人が刑務官の確定申告の手続きで列を作る場面など、印象に残るシーンが多い映画だ。

私の思い出したい映画も同じく刑務所の中で起こった出来事の映画だった。刑務官が敵として映し出されているのだがショーシャンクの空にではない。他に有名どころでいえばグリーンマイルなのだが、主演はトムハンクスなので敵役ではないだろう。じゃあ違うか〜。
「囚人 看守 対決 ラグビー」で検索すると「ロンゲストヤード」という作品が表示されるが、モロにフットボールの対決メインで自分が見たものと違う。検索語を減らして「囚人 看守」だけにすると「es」が出てくる。ちょっと話題になった作品で、囚人と看守に役割を持たせると人間はどういう行動をするかという心理実験を行った映画だ。その後実験が事実と異なる内容があったという話も出ていたがこれも全く違う。
囚人映画は多いように見えるが案外少ない。それでも出てこない。

Googleは便利だが、便利かどうかは使う人次第。自分は使いこなせていないのか。1時間ほどネットサーフィンをしながら検索したが出てこないので一旦諦めてみる。「看守 敵役 映画」と検索語を変えてみた。するとどうだろう「スリーパーズ」が出てきたのだ。なんか期待が持てる、こんな名前だった。直感で感じたのであらすじを見るとやはり正解だった。

ブラッドピッドを含む3人の少年たちが思いがけず犯罪を犯してしまい、収監された少年院で不当な扱いを受ける映画。その復讐までを描いたものだ。物語の深い部分はもっとあるのだろうが20年くらい前に見た映画だったので勧善懲悪ものとしてしか見ていない。今観たらまた違った印象を受けるのかもしれない。

今回検索困難だった理由は、
・役が少年時代のシーンだったこと。
・登場人物が複数人いたこと。
・ラグビーとフットボールを混ぜて覚えていたこと。
である。

それにしても「リーゾ、リーゾ」の記憶のシーンは間違っておらず、リゾという少年が看守とのフットボールの試合で活躍していたのだ。エンディングは今回あらすじを読んでなんとなく思い出したが、劇中のワンシーンだけがここまで印象に残っているのも不思議な感じだった。

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