Fess は知識の資産を最大限に活かせるツール

ブログを書き始めて 20 年近く経つ。毎日書くことも普通になった。

長年ブログを書いてきて後悔しているのは昔のサイトが消えていること。当時は保存する方法が分からなかったり、単に削除してしまったりしていた。サービス自体が終了したこともあった。自分の文章を保存しようという意識も低かった。

自分の文章は大事な資産である。何かと過去の文章を参照することはある。読み返して新たな発見があることもある。

それが日記であれ手記であれ手紙であれいろいろな形があるかもしれないが、僕にとってはブログが一番続けやすかった。

たとえば技術系の投稿は、ウェブ検索をして自分のサイトがヒットして自分でも驚くことがある。自分で書いたことを忘れていたこともよくある。ブログが外部記憶装置になっている。

そして近年は Fess との出会いがゲームチェンジャーとなった。

Fess は自分で立てるパーソナル検索エンジンだ。複数の自分のサイトを検索対象とすれば、過去の自分の文章を横断検索できる。知識の資産を最大限に活かせるツールである。分からないことがあると Fess で自分の文章を検索することがよくある。知的生活に欠かせないのが Fess だ。

オープンソース全文検索サーバー Fess
https://fess.codelibs.org/ja/

現在は Fess は VMware ESXi 上の Ubuntu Server に立てている。過去のブログ(非公開にしている)や、現在書いているブログを検索対象としている。

Fess はローカルファイルも検索できる。PDF 等を合わせて検索する仕組みを以前は作っていたが、今の僕のファイル管理だと Fess を使ったうまい運用方法を考案できていないので、とりあえず Mac に PDF ファイルを置き、Mac 標準機能の Spotlight 検索で全文検索している。うまい方法を考えていきたいと思っている。蔵書をたくさん PDF 化しているので、過去に読んだ本も合わせて全文検索できるとますますクリエイティブな活動に役立つだろう。


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