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陽だまりの待合室で

町の小さな整形外科の瀟洒な窓から

差し込む冬の始めの暖かな陽光が

順番を待つ人たちを柔らかく照らす

少し気の早いクリスマスソングが

静かにゆっくりと時間を進めていく

ここにいる誰もが

何処かに痛みや不自由を抱え

不安や焦燥に苛まれながら

それでも静かに座っている

揺蕩うような静寂の中で私は

自分もその一人であることを

不思議な気持ちで眺めていた






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