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冬の森から贈り物

柔らかな冬の陽が差し込む雑木林

その足元に降り積もった

とりどりの枯れ葉たちは

森がくれる冬の贈り物

大きな袋にたんと詰め込んで

我が畑の隅の置き場に持ち帰り

米糠を混ぜ込みながら

ぎゅうぎゅうに踏み締めれば

やがて小さな働き者が

せっせせっせと葉っぱを食べて

肥沃な土へと分解し

自家製腐葉土に仕上げてくれる


四季折々の山河の恵みを

余すところなく生かしきる

見事なまでの先人の知恵に

本当の豊かさの意味を思う


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