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2024/04/06[土曜版]新聞書評を読んで読書の幅を広げよう。朝/毎/日経/東京各紙の書評欄は宝の山

Clubhouseに於いて、新聞書評欄の本の紹介の開催のお知らせです。
下のリンクよりタイミングの合う方はご参加ください。
チャット、または直接スピーカーになっての参加も大歓迎です。
2024/04/06 20時スタート ※約90分間・録音ナシ

「❤️スキ・いいね」ありがとうございます!励みになります。
毎週ほぼ土曜日に、音声ライブ配信を本の選者と私(ほぼツッコミ役)の2人でこつこつ開催しています。

こんばんは、今日は次の本を紹介したいと思います。
2024年4月6日掲載 新聞書評

●朝日(4/06)
祖母姫、ロンドンへ行く!」椹野道流(ふしのみちる) 小学館 1760円 2023年4月20日
科学ジャーナルの成立」アレックス・シザール著 柴田和宏訳 名古屋大学出版会 6380円 2024年3月10日
「なぜ東大は男だらけなのか」矢口祐人著 集英社新書 1080円 2024年2月16日
うらはぐさ風土記」中島京子著 集英社 1870円 2024年3月5日

●毎日(4/06)
日本バスケの革命と言われた男」安里幸男著 双葉社 1815円 2023年12月20日
経済学オンチのための現代経済学講義」ダイアン・コイル著 小坂恵理訳 筑摩書房 2860円 2024年1月22日

●日経(4/06)
カーストとは何か」鈴木真弥(すずきまや)著 中公新書 990円 2024年1月22日
「ここはすべての夜明け前」間宮改衣(まみやかい)著 早川書房 1430円 2024年3月6日
ケアするラジオ」金山智子編 さいはて社 2860円 2024年3月25日
デジタル時代の恐竜学」河部壮一郎著 インターナショナル新書 990円 2024年4月5日
男の子をダメな大人にしないために、親のぼくができること」アーロン・グーヴェイア著 上田勢子訳 平凡社 2860円 2024年2月

●東京(4/06)
「お梅は呪いたい」藤崎翔著 祥伝社文庫 792円 2024年2月9日
凡人のためのあっぱれな最後」樋口裕一著 幻冬舎新書 1056円 2024年1月31日

●読売(3/31)
医療現場で働くやとわれ心理士のお仕事入門 小林陵著 岩崎学術出版社 2540円 2024年2月15日
子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か」斉藤章圭(さいとうあきよし)著 幻冬舎新書 1078円 2023年11月29日
『働き手不足1100万人』の衝撃」古屋星斗、リクルートワークス研究所著 プレジデント社 1760円 2024年1月30日

●産経(3/31)
コレクターズ・ハイ」村雲菜月著 講談社 1485円 2024年2月29日
神と妖怪の防災学」高田知紀著 法律文化社 3190円 2024年3月
あいにくあんたのためじゃない」柚木麻子(ゆずきあさこ)著 新潮社 1760円 2024年3月21日
学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話」小さな美術館の学芸員著 産業編集センター 1760円 2024年1月24日



その他・追加情報など(※トーク中随時更新)

アファーマティブ・アクション積極的格差是正措置肯定的措置

■懐かしけれど今でもある。
https://www.nhk-ep.com/special/kyotojin

https://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b10045692.html

https://www.kadokawa.co.jp/product/322307001285/

■第9回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作
スター・シェイカー

https://amzn.asia/d/biVGJG3

■本屋大賞2024発表!以前紹介した本が3位に入っていました。

■NHKテレビ番組・大河ドラマ「光る君へ」関連から
お能「葵上(あおいのうえ)」をとりあげています。
タイトルは葵上なのですが一切でてきません。どのように葵上が表現されているか、まさにそれが能の表現ともいえます。幽玄だけじゃないのです。
非常にうまく能の面白さを伝えていておすすめです。
後半の後シテで鬼がでてくる激おこ六条御息所。次回の放送も楽しみです。

■サザエさんで戦後の昭和の生活史、時事世相を疑似体験しませんか?
漫画では当時のままの表現で描かれています。
現在のテレビアニメでは倫理観にそぐわないという場面が漫画から読み取ることができます。
長谷川町子さんの絵の表現力、ギャグのセンス、起承転結の鮮やかさにうなります。また父権主義・ジェンダー問題の観点など現在からサザエさんを再構築することもできそうです。
多面的な表現は男性にも女性にも時代を超えて愛される漫画です。
実物は、地域の図書館で手に取ることができると思います。

■サザエさん1巻試し読み
http://sonorama.asahi.com/comic/sazaesan1-1.html

■Xのスペースで知った読書会。運営方法なども興味深かったです。
https://nekomachi-club.com/

■Xスペース視聴はこちらから再生できます。
読書会とか観光地のアニメとか(#ミライカフェ

https://twitter.com/i/spaces/1dRKZEnnzlaxB

■桂小すみさん

■終わったあとの私的雑感(その1)
図書館を利用しています
住んでいる地域の図書館では、読みたい本をweb予約できます。
広い図書館へ行って、自分で目的の本を探さなくてよい。
そして受け取りは、地域の希望する図書館で受け取ることができるので
よくという必ず利用しています。
読みたい本の中には当然人気な本があります。
それらの本は先着順の順番待ちで、1人待ち、5人待ちとweb上で表示されます。
中には50人待ちという超人気本もあります。
私はその順番が回ってくる時期を見越して本の予約をして、
手元には読み切れる冊数を借りるようにしているのです。
それらの本は、文字ばかり読むのに気合も時間もかかる本もあれば
ライトにエッセイや漫画、眺めて楽しむ系の本もそろえて気分で読むことでチョイスしています。

本の予約は便利なのですが、時折一番起きてほしくない状況が起きます。
それは何故か回転よく同じ時期に予約していた本が一気に「受取可」
になること。

はい、今その状況!や
おしまい。

■終わったあとの私的雑感(その2)
本屋大賞2024が発表になりましたね。
普段本を読まない人からすれば、大河から一滴の本を選ぶことてめちゃくちゃハードルが高いのですよね。
私は現在は本を読む人、積読含む、ですが、
何年も趣味としての本を読む機会がなかった時期では、
どの本から手にとれば?ジャンルは?と、買うこともできなかった覚えがあります。

本を手に取る機会を、ファーストチョイスとしてなにわともあれこういうイベントあるのは良いことだと思います。
そしてXを見ていたら、作家またスタッフと思われる方々がイベントを楽しんでいるのがわかる
パーティー会場の模様が写真でも動画でアップされていたのですが
緊張感と共に良い雰囲気が伝わってきました。

私はこういうイベント事、「本屋大賞」は気になってしまうタチなので
ノミネート作品を何冊かで読みました!
というより聞きましたが正解。

その中ではスピノザの診察室」夏川草介作が、今の私が欲していた言葉の数々がありました。

かかったことのありそうな町のちょっと頼れる大きさの病院の話。
舞台は祇園にも近い場所。終末期医療。訪問看護。甘いもん。家族の介護。個性的な登場人物。
医師の教科書では学べない人の命との付き合い方が描かれる。

患者と医療者の医療コミュニケーションについて物語から学べることがありました。
医療は専門性が高く、それだけにお互い患者はわかったつもり、医師はわかってもらったつもりとうとこからコミュニケーションの不具合が起こりがち。
病院で伝え忘れ聞き忘れそんな経験ありませんか?

患者の本来希望する治療や、いのちの終末期についてこの「スピノザの診察室」では、小説の良さを最大限に生かしてお互いの歩み寄りのヒントが描かれています。
教科書や勉強なら読みたくないとなるところ、言語化されにくい医療コミュニケーションの問題点を書き出したところは、私がこの書き手医師でもある夏川草介さんの上手さだと思いました。

また、医療現場で課題問題となっている医療コミュニケーションを多くの人に理解して貰えるという点ではとても良い教材になることでしょう。
読みたくなるコミュニケーションの教科書とでも言えそう。
あ、でも教科書でなくめっちゃいい小説です。

今年のノミネート作品は、全体的には今の社会や世相を反映した作品と、
大きくはないけれど手に届く小さな希望のある本が取り上げられていた印象です。

おしまい。
◾️終末期医療と人生会議(ACP)について
本屋大賞発表と同時期に坂本龍一さんの番組がNHKで放送されていました。

超有名人だけれど、その名前をとっぱらってあるひとりの人間のACPのドキュメンタリーだった。
きっと見た人は同じ経験重ねて見るシーンがある。
今後見るかもしれない風景も。

こちらの番組内で、本や本棚が沢山でてきます。
坂本龍一と本。
その視点からも見ることができます。
NHKスペシャル Last Days 坂本龍一 最期の日々」


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