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【生活感想文】ものはとらえよう

台風の日の事です。朝から気圧の関係で体もだるく「毎日出勤している訳でもないのに何で今日に限って出勤日!?」と眉間に皺を寄せて出勤。暴風で傘は壊れそうだわ、腰から下はびちょびちょだわ「だいたいこのご時世、未だに紙とハンコの為に出勤しなきゃいけないってどういう事!」と台風とは関係のない職場の愚痴まで言い出す始末。

そこでふと前を見ると、傘は壊れ頭からびしょ濡れで飛ばされそうになりながら、きゃーきゃーゲラゲラ笑っている学生さん達を発見。

あれ?まったく同じ状況なのに凄く楽しそう。このハッピー指数の違いはどういう事?

昔学生の頃に突然雷雨に襲われて、体育館の軒下でグラウンドにバンバン落ちる雷が本当に綺麗だとうっとり眺めていた事を思い出しました。
今考えると少々危険な状態でもあり、無知とは愚かな事だとも思いますが、もしかして必要以上に怖がったり嫌がったりするのはもっと愚かな事なのでは?と気付きました。

状況を変えられないのであれば、その状況を怖がったり否定したりする事程無駄な事はありません。
まったく同じ事でも、とらえようによって全然変わる。きっと学生さん達は私の雷みたいに、ずぶ濡れで飛ばされそうだった日の事を楽しく思い出すでしょう。

帰りがけは傘を諦めてレインコートのフードをかぶって私も心の中で「きゃー」とか言いながら暴風雨の中帰りました。楽しかった。
そして雨風しのげる建物のありがたさも実感。
人生の大切な事を学生さんに教わりました。

<追記>
北欧のことわざに「悪い天気はない。あるのは悪い服装だけ。」というのがあるそうです。自分で変えられない天気に良いも悪いもない。要は心の持ちようなのですね。


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