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名乗る

「ええい。名を名乗れぇー」は昔の時代劇。

名前は自ら名乗りましょう。

「いらっしゃいませ」と言った途端ツカツカッとやって来て「田中です(仮)」と名乗ってくれた女性がいた。
スラリと姿勢良く聡明な感じの女性。
私の頭の中の錆びついたコンピューターフル回転でスラリとした田中さんを探す。田中さん田中さん田中さん‼︎あっ‼︎息子の高3の時の担任の田中先生だっ。
「こんにちは。お久しぶりです。ちょうど史隆帰って来ちょって.. 」と話が弾む。
この時思い出せたのは奇跡で、ご主人も教師で娘がお世話になったから。
思い出せないと恥をかかせてしまうような気がする。連れの方がいる時は尚更だ。

本当に忘れる
日々忘れる

ちょっと前にも家族で来られた方が
水を持って行った時すぐに
「〇〇ですーー」と言ってくれた。
イベントで時々ご一緒するカレー屋さん。
出店時と違う服装とリラックスした雰囲気は名乗ってくれなかったら分からなかった。

「ええと...」となる前に名乗る。
これは私も見習いたい。
「分かるでしょ⁇」という顔されても分からないものは分からない。会話をするうちにヒントが出る場合もあるけどそれでも分からない場合今更きけないえ。だから最初に聞く事にしている。
「すみませんお名前どちら様でしたか?最近忘れっぽくて」失礼ではあるが分からないままより失礼ではない。

苗字を言うより「ウオッチです」と店名を言ったほうが通じる。これはお店の人あるあるだな。
数年前作った名刺も
会社勤めをしてない私は渡すタイミングが掴めずほぼ使ってない。サラリと渡せる人に憧れる。
100枚の名刺死ぬまでに使い切れるだろうか。


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