医ショック情のアンケート結果と「心技体」
先日「衣・食・住」と「医・ショック・情」の
アンケートをLinkedIn上で実施しました。
概要を簡単に書きますと、
『人間に欠かせないもの」
◆衣：衣服 ◆食：食事 ◆住：住居
これにちなんでもう三つ、
◆医：医療 ◆ショック：刺激 ◆情：情報
この観点を加えて、
『あなたは、どの組み合わせの情報を、
比較的よく集めていますか？
また、重視していますか？』
と、お尋ねしてみたのです。
ご回答していただいた皆様、
本当にありがとうございました！
四択なので、便宜上、カップリングしました。
◆娯楽系：「衣」「ショック」
◆健康系：「食」「医」
◆情報系：「住」「情報」
◆その他：これ以外の組み合わせ
さて、結果は？
それが本記事に添付した画像になります。
…健康系「食」「医」が一番多い。
（もちろんこれは、ご回答いただいた
皆様のみの限定的な傾向で、
全体をあらわす傾向ではありません）
本記事では、この結果を踏まえて、
考察を深めてみたい、と思います。
「衣食住」「医ショック情」は、
衣服・食事・住居・医療・刺激・情報、
と読み替えることができます。
私はこの三つと三つで
「衣服・刺激」「食事・医療」「住居・情報」
のカップリングの選択肢で質問しました。
別の言葉で言いかえるのなら、
次のようになるでしょうか？
◆衣服・刺激＝娯楽系＝外に見せるもの
◆食事・医療＝健康系＝中に入れるもの
◆住居・情報＝情報系＝自分の外の環境
「外に見せる（魅せる）もの」とは、
自分の身体を装うもの、と言ってもいい。
人間は、他の生き物とは異なり、
衣服を身にまとう生き物です。
それによって刺激を与えたり得たりする。
「家の中用の服」「お出かけ用の服」など
着かえることで気分を上げ下げする。
「中に入れるもの」とは、
文字通り、自分の身体そのものに
関わる、入れるもの。
毎日の食事が、自分の身体をつくる。
暴飲暴食、ゴクゴクガツガツする人もいれば、
少食でも平気な人もいる。
医療は、他の誰でもない、
自分の身体、健康に直接関わるものです。
「自分の外の環境」とは、
自分の身体から少し離れます。
地理、歴史、社会、そういったものに
関わるもの。ちょっと客観的、分析的。
集団、組織、そして自分とのかかわり。
周りの環境がどんな仕組みで動くのか？
またそのための知識、情報を
どのように出したり入れたりするのか？
…繰り返しになりますが、
衣食住も、医ショック住も、すなわち
衣服・食事・住居・医療・刺激・情報
すべてが人間に必要なもの。
そこに上下関係はない。
しかも重なり合っている。
強いて言えば、衣食住が
「生きるための基本、土台」だとすれば、
医ショック情は、
「生きることを豊かにするオプション」
だと言えるように思います。
「…何となく、わかりました。
で、結局、このアンケート結果を通して
あなたは何が言いたいの？」
そう思いましたか？
私は、このアンケートや問いから、
「人間の志向の本質や傾向」が
垣間見られる、炙り出せると言いたい。
◆外に見せるもの（衣服・刺激など）
◆中に入れるもの（食事・医療など）
◆自分の外の環境（住居・情報など）
どれを重視するかは、人それぞれです。
また同じ人でも、その時々の興味関心や
分野によって変わる。
また、違ったカップリングで
重視しています、という人もいる。
全部が大事で差はつけられない…という
人もいるのではないか。
アンケートを実施した記事でも書きましたが、
これらは重なり合っています。
環境が健康に与える影響は大きい。
低気圧が近づくと頭痛がする方もいるでしょう。
季節に合った服を着ないと風邪をひく。
飲食店は食べるだけでなく刺激も大事。
情報はファッションにも医療にも関わる…。
ただ、それらをひっくるめて、
一人の人間の中には、
「どれを比較的重視／軽視しているのか」の
差が出やすい、と言いたいのです。
「ふうん、まあ、そうでしょう。
ファッションはどうでもいい、
食べ物がとにかく大事！という人もいれば、
お洒落のために味噌なめて暮らしても
全然大丈夫、という人もいる。
…で、あなたは何を重視しているんですか？」
私、ですか？
衣食住、で行けば、
圧倒的に食が上位、次が住で、最後が衣。
医ショック情で行けば、
情報が一番、ショックが二番、医が三番。
というのも、私は食いしん坊で、
「飲食店の情報」とか
「食べ物から色々考える」とかが
とても好きなんです。
その一方、衣服に関しては
そこまでこだわりはない。
医療にも（今は）そこまで関心はなく、
それよりもSNSの運用とか、
どうやって「見せて」刺激を
得たり与えたりするか、に関心がある。
歴史や地理などは、特に大好き。
でも、これはあくまで
自分そのものの現状に即した答えです。
もし私が重大な病気になり、
外食ができない、となったら
「医療」に大きな関心を寄せるでしょう。
SNSでアカBAN、運用停止されたら
「衣服」に興味を寄せるかも…。
さて、読者の皆様はいかがでしょうか？
現在、現時点で
衣服・食事・住居・医療・刺激・情報、
どれに大きな関心がありますか？
さらに、と論を深めます。
『心技体』という言葉があります。
こころ・わざ・からだ。
例えば大相撲の力士などは、
「心技体揃った大横綱」などが
もてはやされる傾向にある。
この三つを分解してみましょう。
◆心：こころ：感情：五感
◆技：わざ：スキル：行動
◆体：からだ：肉体：健康
これらがすべて健やかに、
揃っていくのが理想ですが、
まあ、そうはいかない。偏りがある。
というのも「情報爆発社会」の世の中では、
『情報』や『知識』が独り歩きして、
心を乱されたり、強迫観念に駆られたり、
目が悪くなったり睡眠を取れなかったりする。
いわば「技」「スキル」が突出して、
心と体が置いてけぼりになりがち…。
頭でっかち、稼げればヨシ！に
なりがちなんです。
（これは、自戒を込めて書いています）
ただ、いくらSNSを活用するぜ！と
営業DMをコピペ送信、下手な鉄砲を撃っても
ヒットしないように、
心と体がともわないと、黒星続きです。
いくら「はたき込み」の技術を磨いて
見た目の白星を重ねても
大横綱とは他人には言われないように…。
そんなことを直感的に感じている方が、
もしかしたら今回のアンケートでは
「健康系」の回答をされたのかな…と
妄想したりもしました。
いわば、インフレした情報・スキルからの
自分の身体への原点回帰、という意味です。
逆に「情報系」の回答をされた方は、
現在、心も体も比較的健やかだからこそ、
情報やスキルを伸ばそうとされているとか…。
まとまりなく書きましたが、
最後に、まとめます。
本記事では、アンケートの結果から
「心技体」まで絡めて考えてみました。
結局は「人間理解」になる、と思います。
最終的には「自分理解」になるでしょう。
さて、読者の皆様の、今の興味関心は
どこにありますか？
※今回、アンケートを実施した記事は
こちらになりますので、ぜひ↓
※以前にもこのテーマで記事を書きました↓
『「衣食住」と「医ショック情」』
※前回は異なる質問で
アンケートを取っています。
その結果と分析はこちらから↓
『衣・食・住・医・ショック・情、人間』
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