190427イバーランドの地図

この記事では、「noteでのゲームブック制作」について、実際に制作してみた感想も踏まえて、考えてみたいと思います。

1、1note(1記事)だけでゲームブック

ゲームブックとは、プレーヤー(読者)が選択肢を選んで、自分なりに行動を決めることのできる、原則、文字で書かれたゲームです(原則、と付けたのは、文字だけに留まらない発展を見せているからです。詳しくは「4、まとめ」をご参照ください)。

ゲームブックをnoteで制作するにあたり、まず、1つのnote(記事)上に、各パラグラフ(番号)を画像化(JPEG)したものを、まとめて貼り付けてみました。こうして制作したものが、以下のnoteです。

30パラグラフ(番号)程度のものですので、30程度の画像を貼る作業が必要です。リンクなどは貼っておらず、ただ画像を貼っただけです。

プレーヤー側としては、例えば【6】に進む、というときに、自分で【6】のパラグラフを探して読むことになります。紙書籍版に近い感覚でしょうか。スマホやiPhoneであれば、指ではじけば容易にたどりつけるので、本をめくるのよりも速いかもしれません。

2、複数のnote(記事)でマガジン化してゲームブック

しかし、せっかく電子上なので、何とか各パラグラフに飛べる方法はないものか…? と思っていました。そこで考えたのが、「各パラグラフをそれぞれ別のnote(記事)にして、それぞれのパラグラフに行けるようにリンクを貼る。一連のnoteをマガジンとしてまとめる」という方法です。こうして制作したものが、以下のnoteから始まるマガジン化した一連のnoteです。

この方法ですと、30パラグラフなら30の記事を投稿する必要があります。また、各パラグラフをリンクでつなげないといけないので、それぞれのnoteのURLをコピーし、各noteの選択肢を書き出して、その下に貼る、という作業が必要です。これがけっこう大変でした(泣)…。

メリットとしては、リンクをつなげているので、プレーヤーがさくさく選んで、次のパラグラフに進めるところでしょう。1note版では、いちいち番号を探す必要がありますが、複数noteマガジン版では、各パラグラフが独立してすぐ飛べるので、その必要がありません。

しかしデメリットもあります。1つは制作の手間。もう1つはnoteを連続で投稿せざるを得ないので、各パラグラフのnoteが、ずらずらタイムラインに並んでしまうこと。

あと、プレーヤー側から言うと、「隠し番号」のnoteをいちいち探さなければならないことでしょうか。

「隠し番号」とは、ゲームブックによく出てくるものです。リンクを貼るわけにはいかないので、独立したnoteとして書いて、マガジンの中に入れておくしかありません。となると、例えば「3を足した番号へ進む」ということをしたい場合、プレーヤーはマガジン内のnoteからそのパラグラフのnoteを探して読むことになります。少し面倒ですかね…。

紙書籍版では当たり前のことなのですが、「元々そうするしかない状態」と、「普通の選択肢はリンクが貼られていて一瞬で飛べるのに、隠し番号はいちいちそのパラグラフのnoteを探さなければいけない状態」とでは、面倒な感覚が異なるかもしれません。それぐらいはお願いします、と言えばそれまでなのですが…。ただ、マガジン内では数字順にnoteを並べることができるので、たとえ順不同のパラグラフのnoteを投稿したとしても、あとで数字順に変更することができます。数字順にさえしておけば、プレーヤーとしては、紙書籍版の感覚で探せるかな?とも思います。

3、リンクを貼れるからできること

今回はそこまではできませんでした(各パラグラフのリンクをつなげるだけで力尽きた…)が、リンクを貼れるからできることもあります。

それは、外部のホームページなどにつなげて、色々な情報を付加することができることです。

例えば、「ヒタチオオタでバンジージャンプ!」などのパラグラフのところで、実際にバンジージャンプに関するページにリンクをつなげれば、プレーヤーはより参考の情報を得ることができます。↓こんな感じです。

もちろん、リンクだけでなく、画像や動画なども貼れますので、情報を次々に付け足すことができます。この点は、電子上ならではですね。

4、まとめ(新たな命を吹き込まれるゲームブック)

以上、noteでゲームブックを制作してみた感想を踏まえて、色々と考えてみました。制作してみた余韻が残っているうちに書いておかないと、色々忘れてしまいますので…。

他の方で、このようにnoteを使ってゲームブックを制作してみた方はいらっしゃるのでしょうか? やはり、電子書籍版やゲームブック投稿専用サイトでの制作が多いのでしょうか? HTMLで、各選択肢の番号にそのままリンクを貼れるのが一番ですからね…。この『イバーランドの県道』県北限定お試し版のご感想と合わせて、情報いただけますと、とても嬉しいです。

ちなみに、1980~1990年代をピークに衰退していったと言われるゲームブックは、他媒体でのゲームや、電子書籍によって、いま新たな命を吹き込まれています。

ゲームブックの古典とも言われる『火吹き山の魔法使い』は、Nintendo Switchで遊べるようになっています!↓ 

電子書籍版でも、たくさんのゲームブックが制作されています。では、オススメの電子書籍版(Kindle版)のゲームブックを1つご紹介して、このnoteの締めとしましょう。波刀風賢治さんの『護国記』です!↓



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