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「夫の手に翠あふれてーー」ヒスイの初夏俳句

「夫の手に初夏あふれ柏餅」ヒスイ
(つまのてにはつなつあふれかしわもち)

→初夏と柏餅が季語重なりでしたので、変更します!

「妻の手に翠あふれて柏餅」ヒスイ


季語的に、どうなのか?とおもう句です(笑)
われながら、相変わらず季語とか、よくわかってません。

こういう決まり事を楽しむのが俳句の余裕だと思うんですが
なかなかもって、ヒスイはその境地にまで至っておらず(笑)

いつかそこへ行けるかなあと思いつつ、
今日も自由に書きました(笑)

男性の手の大きさ、というのは
なんだかヒスイから見ると
圧倒的な存在感があるのですが。

同居人・ケロリンの手は
これはもう、絶対的に、厚い(笑)
もともとはプログラマー的な仕事をしておりましたが、
ガテン系ITに転職してからは

「ま。おれは体を使うのが仕事だから」と言いくさり(笑)、
自分でも向いていないとわかっていたデスクワークを華麗にスルーして
なるべく、物理的に動ける仕事にひっついているようです(笑)

こんなんで、サラリーマンなんか大丈夫なのかなあと思っていましたが、
おっとどっこい(古すぎる(笑)?)、
こっちの予想に反して、
なんだかひどく生き生きと
会社員をやっているのです。

こういう人を見ていると、かつて、実家で買っていた金魚を思い出します。

たしか、私か弟が、夏祭りで手に入れてきた金魚で。
やや不格好ではありましたが、愛嬌もあった。
母は
「どうせ、一晩で死んじゃうから」と、気の毒がり、
昔、祖父が高級金魚を飼っていたころの、やけに立派な金魚鉢を出してきて、
カルキ抜きをした水をはってやりました。

「一晩だけ」の予定の金魚は
やけに丈夫でありまして。

一晩が二晩になり、どんどん日数が伸びて、
気づいたら1年も、金魚鉢の中に居ました。

母は金魚を見て
「これはあれね、フナの血が入ってるのね。フナ金魚だから丈夫なのね」などと言い、エサを買い、
水を変え、
エサをやり、
水を変え、
大変にかわいがっておりました。

そして二年という、夏祭りの金魚としては異例の長寿を保ち、
しずかに日々を全うしました。

ケロを見ると、あの『フナ金魚』を思い出す。
多少ぶかっこうだが、頑固に丈夫で、
きゃしゃな金魚鉢の中で悠々と泳いでいる。

そして
フナ金魚もケロも
母のお気に入りでありました。

生前の母はつねづね、

『ケロちゃんを大事にね』
『あんた、ロちゃんに足を向けて寝たら罰が当たるわよ』

といい続けており。

いい肉を買っては焼いてやり、
いい刺身を買っては漬け丼にしてやり、
ケロが何かを食べる姿を、目を細めて見ておりました。

ケロは物を食う場面が、母の大のお気に入りでありました。

端午の節句の、柏餅を食う姿を見てできた句です(笑)

「夫の手に初夏あふれ柏餅」ヒスイ


また、明日。

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