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『紅のはらほろ散りて新しきーー』ヒスイの春短歌

『紅のはらほろ散りて新しき
花をとどける母ゆきし春』ヒスイ

(くれないの はらほろちりて あたらしき
  はなをとどける ははゆきしはる)




仏花とは、白に限るようでして。
ところがうちの母は『赤』が好きな人でして。

なので仏前の花にも赤いカーネーションが入っております。

こういう決まりには、ふだん、ひどくうるさい姉ですが
いっぽんの赤いカーネーションだけは
黙って見逃がしております。

それは、母の溺愛した孫が
毎日、一本ずつ買ってくる花です。


母の人生は
柔らかい手がそなえる赤い花に包まれて
幸せな日々の蓄積だったなと

あらためて思います。


ヒスイは
あなたの娘で、
しあわせでありました。


ありがとう、ママ。


+++++
また、ゆっくりと
書きはじめようと思います。

それがヒスイのやりたいことで
母の望んだことでもあって。

生まれて初めて、
ヒスイの願いと母の許可が
一致しました。

って。どんだけズレてた親子なんかしら(笑)

いちにちいちにち。
目が覚めるたびに、今日もまた書いていこうと思います。

みなさま、よろしくお願いいたします。

『紅のはらほろ散りて新しき
花をとどける母ゆきし春』ヒスイ

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