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超高齢社会はなぜネガティブなのか


本当に高齢化する国は衰退するのみなのか、適応し武器に変えることはできないのか、私なりの考えをまとめたい。

そもそも高齢者の特徴とは

教科書やGoogleで検索をかけると、とにかく目に飛び込んでくるのは「低下・減少」の文字。
ここでは低下・減少する機能は除外し、維持・向上する機能を挙げる。

おばぁちゃんの知恵袋のように家事や料理の一工夫、戦争やこれまでの経験を深い言葉にして伝える力。

つまり言語的理解能力、経験や知識に結びつけて判断する能力。たとえ記憶力が衰えていても、理解力がそれを補ってくれることもあるため、新しいことを学び、優れた創造性を発揮する。

老年期に業績を残した偉人から学ぶ

ミケランジェロ
→サン・ピエトロ大聖堂の改築を手掛けたのは70歳を過ぎてから。

クロード・モネ
→「水連池」をモチーフにした連作壁画は、視力が低下した後に完成させ、86歳亡くなるまで制作活動を続けた。


杉田玄白
→蘭学事始(らんがくことはじめ)83歳の時に完成させた。自身の死後に蘭学草創期の史実が後世に誤り伝わることを懸念し、自らの記憶する当時のことを書き残した遺作。

葛飾北斎
→89歳まで現役で3万点余りの作品を残す。亡くなる直前まで、21畳ほどにもなる八方睨み鳳凰図を描き続ける。

等々まだまだ上げたらきりがない。
人生の費やす時間を芸術や言葉に置き換えることで、後世に生きる私たちにさえも感動を与え、知恵をくれる。そんな先人たちを私は尊敬し感謝している。だから超高齢社会を嘆いている場合ではないとより思う。

どのみち超高齢社会→多死社会からは逃れられない。それなら……

社会が適応し、個人は老後の備えが必要だ。

社会が適応とは、「年を取ると働けなくなる」という価値観を一新することだ。もっと言うと、言語的能力、知識と経験に基づく判断力を活かした職務を作り出す必要がある。
今風に言うと高齢者だからできる情報と創作ビジネスの新規展開だ。

個人の備えとは、「終活」を働き盛りから行うことだ。私は29歳だが、コロナ含む災害時では自分の身は自分で守る資産形成と資格の取得、もし死が訪れた時のために想いを託せるようにエンディングノートを遺している。働き盛りでしっかり書ける今だからこそ書き遺すことが必要だと思ったからだ。

追い風なるか?風の時代の到来

2020年12月22日、地球が250年ぶりにパラダイムシフトを迎え「風の時代」が到来。

ウィルスは人類にとって敵であるが、ウィルスが風の時代を後押ししている錯覚にも陥る。

この辛い2020年~の状況をなんとか糧にして、看護業務に取り組みながら「超高齢社会も武器になる」私は本気でそう思い、終活の普及と高齢者だからできる情報・創作ビジネスを展開してやろうと意気込んでいる。

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