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人事が語る「柳井工業の公平さ」。業界では異例の”給与テーブル”導入の背景とは

2019年に中途入社した松尾契一さん。柳井工業のバックオフィスとして、財務・総務・人事の全般を担当しています。

実は、前職では常務・柳井の先輩だったこともあり、事業継承の相談を受けていたとのこと。次第に”柳井工業のビジネスチャンス”を感じ、中途入社を果たしました。

今回は入社のきっかけから、仕事内容、人事目線から見る”柳井工業に必要な人”について聞いてみました。

▼プロフィール
松尾 契一(マツオ ケイチ):野村證券に11年従事し、リテール営業や事業継承を担当。柳井工業のビジネスチャンスに可能性を感じ、柳井工業に2019年に中途入社を果たす。複業では経営者の顔も持ち、複数事業を展開している。

野村證券を11年間勤めた後に、柳井工業へ

━━まず最初に、松尾さんが行っている仕事内容を教えてください。

私は柳井工業のバックオフィスとして、財務・総務・人事の全般を担当しています。

例えば、財務では「融資はどれを借り入れするか?」を考えたり、人事では「柳井工業でどんな人を採用すべきか?」などを考えていますね。

実は、柳井工業で働く傍ら複業もしており、会社の経営もしています。

事業をいくつか展開していて、太陽光発電・キャンピングカーレンタル事業・メディア運用(YouTube/サイト)・コールドプレスジュースの販売も行っています。

柳井工業はプラント業界ではめずらしく”複業”にもチャレンジさせてくれるので、とてもありがたい環境だなと思っています。

━━前職での仕事内容と転職背景を教えてください。

柳井常務と一緒で、野村證券に勤めていました。約11年間、主にリテール営業や事業継承のに従事していました。富裕層向けに株式・投信・債券などの販売を行ったり、事業継承の担当も行っていました。

柳井工業に転職したのは、妙なタイミングだったかもしれません……。

柳井は私の後輩でした。前職の頃から仲良くしていて、柳井が柳井工業に転身してからも、頻繁に近状報告をしてくれていました。

「柳井工業のビジネスチャンスはもっとある」と、確信

━━そうだったんですね。柳井工業に入社された決め手は何でしたか?

柳井が継承後に、私に相談してくれていて。色々と相談に乗っている時に「柳井工業っていい会社だな……」と思うようになったんです。

以前、柳井がnoteにて「証券会社目線で冷静に柳井工業を見ていた時に、業績の良さを知った」と伝えていましたが(以下の引用内容)、私も共感して。

ある時、より客観的に知るために、証券会社視点で柳井工業を見てみました。当時、リーマンショック後ということもあり、数々のプラント企業が潰れていく中、黒字だった柳井工業。利益率もとてもよかったんです。「父はすごい会社を経営していたんだな…」と、改めて感じた瞬間でしたね。

この時期(2010年前後)はバブルが崩壊して、数々のプラント会社が倒産しましたが、柳井工業は黒字かつ業績が右肩上がり。今までの信頼と実績が積み重なり、柳井工業の地盤は固まっていたんです。

そして「ビジネスチャンスはまだまだある」と確信し、あとは”人材問題”を解消すればもっと柳井工業が飛躍できるなと感じて。そこで私がお手伝いできればと思い、柳井工業に転身しました。

━━そんな縁があったんですね。実際に数年働いてみて感じた”やりがい”は何ですか?

「より社会貢献ができている」感覚があり、とてもやりがいを感じます。

前職は営業だったので「企業の売上に貢献するためには?」を意識して働くことが多かったのですが、柳井工業では「メンバーが働きやすくなるためには?」と考えることが増え、思考が変わってきました。

もちろん経営陣として”売上”を考えることはありますが、職業柄、より”人”にフォーカスするようになったので「社会貢献しているな……」と実感しますね。

プラント業界では異例の”給与テーブル”の導入。より公平な判断を

━━人事目線で見た時に、「柳井工業で働く魅力」は何ですか?

1番は「キャリアアップのプランが用意されている」ことだと思います。

現状のプラント業界は、なかなかスキルが評価されません。業界全体が”勤続年数”や”学歴”で判断してしまうため、どんなに優秀な職人であっても正当な評価を受けれず、どんどん辞めてしまう問題がありました。

その課題を払拭すべく、柳井工業では業界初である”給与テーブル”を導入しました。職人や機械エンジニアのスキルを客観的に判断し、給与が上がる仕組みを整えたのです。

見方を変えれば、より”技術力”や”人間性”にフォーカスされるので、よりシビアになったという意見もあります。ただ、”技術力で勝負したい人”や”プロ意識の高い人”には最高の環境だと思います。

━━正当な評価をもらえるのはいいですよね。では最後に、どのような方と一緒に働きたいかを教えていただけますか?

私は「バランス感覚が優れている人」とぜひ一緒に働きたいです。柳井が以前の取材で「自己主張ができる人と働きたい」とお伝えしていたと思います。

”遠慮して考えを伝えられない人”が増えてしまうんです。どうしても年配の方を相手していると、「自分はこう思っているけど伝えたら失礼だよね……」と控え目になってしまいますよね。(中略)せっかく素敵な意見を持っていても、言えないのはとてももったいない。役員の私からしても、若い方の意見を積極的に聞きたいんです。

私もおおむね賛成ですが、「協調性が優れている人」「意見を具現化できる人」も同時に必要です。

例えば、会議中にとある議論をしていたとします。様々な意見が飛び交う中、”主張しかできない人”とは、やはり仕事上では衝突が起きやすくなると思います。

柳井工業をよりよくするために意見を伝えられる一方で、しっかりと行動に移せる人は、とても重宝されると思いますし、安心して仕事を任せたいですね。そんな方にぜひお会いしたいです。


執筆・編集・画像デザイン/ヌイ(@nui_nounai

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