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生で観て衝撃を受けた絵画3選

 こんにちは、Hisaです。皆さんは普段、絵画を観る機会はありますか?私は元々美術館に興味がない人間だったのですが、2年ほど前から徐々に興味が出てきて、時々美術館に行っています。写真や画面上で観る絵と実際に観る絵は印象が全然違うので、絵に興味がない人も1度は美術館に行ってみてほしいです。まだまだ美術初心者の私ではありますが、生で観て凄いと思った絵画、衝撃を受けた絵画を3つ挙げてみます。どれも現時点で日本国内で観れるものなので、気になれば是非行ってみてください。

① ひまわり /ゴッホ

 1つ目は、ほとんどの人が知ってるであろう名作。ゴッホの「ひまわり」です。ゴッホのひまわりといってもほぼ同じ構図の絵が7枚存在します(1枚は焼失、1枚は個人蔵)。その中の1枚が東京の「SOMPO美術館」に展示されています。「ひまわり」は画面上では何度か観たことがあったのですが、そのときは正直それほど魅力を感じませんでした。
 しかし、「SOMPO美術館」で実際に目の当たりにしたとき、構図の綺麗さと立体感に感動しました。絵画なのに、絵の具の質感が立体的な表現になっています。そして、花瓶と15本のひまわりの構図、色の使い方が魅力的で、ついつい見入ってしまいました。
 生で観て私が感じたのは、15本のひまわりの個性です。それぞれのひまわりは違う方向を向いていて、色も形も個性があります。これは人と共通した部分なのかなと感じました。人には個性があって個性豊かな人たちが集まることで美しいものができるのだと、そんなメッセージをひまわりから受け取りました。これから何かに悩んだときは、「ひまわり」を観に行って絵に問いかけてみようと思っています。

「ひまわり」 (SOMPO美術館)

② 受胎告知 /エル・グレコ

 続いては、岡山県の大原美術館で観ることができるエル・グレコの「受胎告知」。受胎告知とは「新約聖書」に書かれているエピソードで、ダヴィンチなど色んな画家が描いています。「受胎告知」を描いた絵では、処女マリアに天使ガブリエルが訪れ、キリストを妊娠したことを告げている場面が扱われています。
 私がエル・グレコの「受胎告知」を一目見た時、稲妻が走るような衝撃を受けました。絵の迫力と存在感が凄かったです。暗い空を背景としつつ、明るい服を身にまとったガブリエルとマリアが神秘的に見えます。エル・グレコならではの色の使い方が見事で、絵に釘付けになってしまうこと間違いなしです。
 また、大原美術館の展示の仕方も好きでした。常設展を周っていると、「受胎告知」のみを展示した空間が急に現れます。少し暗くなっており、周りに絵がない状態でこの絵と向き合うことができます。目の前には椅子があり、腰かけてゆっくり鑑賞することもできます。そういった空間が見事で、この絵を観ることができただけでも「岡山に来てよかった~」と思いました。

「受胎告知」 (エル・グレコ)

③ 悲しみの聖母 /カルロ・ドルチ

 最後は、東京の国立西洋美術館で観ることができるカルロ・ドルチの「悲しみの聖母」です。この作品も、生で観た瞬間「おおっ!」と声が出てしまうほど衝撃を受けました。この作品は聖母マリアが青色のマントをまとっているのですが、青色がとにかく美しすぎます。画面上でみてもきれいですが、生で観るとその何倍もきれいです。また、背景の暗さとマリアの斜め下を向いた表情とが相まって、悲しさが絵全体から伝わってきます。
 国立西洋美術館の常設展は質も量も素晴らしいので、行ったことのない人は是非訪れてみてください。きっと、好きな作品が見つかると思います。

「悲しみの聖母」 (国立西洋美術館)

まとめ

 まだまだ美術初心者な私が衝撃を受けたのはこの3作品です。これからも色んな美術館に行って、色んな絵を観ていこうと思います。皆さんも、生で観て衝撃を受けた作品があれば教えてください。

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