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SEOコンテンツにおけるリードの役割と書き方とは?3つの要素を抑えておこう

先日、「文章力をアップさせるためのインプットとアウトプットの方法」という記事を書いたのですが、文章力をアップさせたうえでの実践編のような話を書きたいと思います。記事の書き方について何から何まで書いているとキリがないので少しずつ。今回は、SEOコンテンツにおけるリードの役割と書き方についてです。

テキストコンテンツにおけるリードとは?

そもそもリードとは何かというと、本文の前に書かれる導入文のことです。タイトルのすぐ後にある文章のことですね。ただし、リードはコンテンツの種類によって役割や書き方が異なるので、今回はSEOコンテンツのリードに絞って説明したいと思います。

ちなみに、ニュースやリリースの場合、リードは本文の要約のような役割で、雑誌の場合は情緒的に本文の世界へ引き込むような役割があります。

SEOコンテンツにおいても、リードは本文へ引き込むための役割がありますが、逆に離脱されないようにする役割もあります。冒頭の数行で、ターゲットに対してあなたのために書いた文章だとアピールし、この記事ではこのような内容を書いているということを伝えます。

SEOコンテンツのリードは3つの要素で構成される

リードの書き方にルールはありませんが、下記の3つの要素を記載するとスマートなリードになります。

  1. 事実の提示

  2. 共感と悩みへの理解

  3. 記事内容の紹介

例えば、「リード 書き方」というキーワードで上位表示を目指す記事を作る場合、リードでの3つの要素は下記のようになります。

  1. 事実の提示:記事を読んでもらううえで、リードは重要な役割を果たしている

  2. 共感と悩みへの理解:重要だとはわかっていても、どうやって書いたらいいかわからない

  3. 記事内容の紹介:リードの役割と書き方について解説する

この要素を書き出したら、あとはこれを文章にするだけです。要素の合間に少し味付けしてみてもいいですが、長く書く必要はありません。記事内容の紹介については、見出しを列挙するといいと思います。文章にしてみたのが下記です。

ターゲットとなる人に記事を読んでもらううえで、リードは重要な役割を果たしています。リードがしっかり書けていれば、本文へスムーズに誘導できるだけでなく、ターゲットに必要な情報があることをアピールして、離脱を防ぐこともできるでしょう。しかし、重要なことは理解していても、いざ書くとなると難しいのがリードです。
この記事では、リードの役割とその書き方、注意点について解説します。

まず、「ターゲットとなる人に〜防ぐこともできるでしょう」で事実を提示します。その後に、「しかし、重要なことは理解していても、いざ書くとなると難しいのがリードです」で、ターゲットに対して「そうそう、リードって書くの難しいですよね〜」と共感しつつ、悩みへの理解を示します。最後に、この記事で述べていることを列挙してリードを締めるという流れです。

キーワードによっては少し違った流れになる可能性もありますが、だいたいはこの形を踏まえることで、いい感じのリードを作ることができます。注意点として、このリードの中にキーワードを含めるのを忘れずに。

3要素を踏まえてリードをしっかり書くことの重要性

さて、読む側にとってリードは重要だという話を書きましたが、実は書く側(発信者側)にとってもリードをしっかり書くのは重要なのです。もちろんただ書くのではなく、3要素を踏まえることが大切です。

その理由は、3要素を踏まえて書くことで、ターゲットとその課題をしっかり頭の中にインプットできるから。インプットできると、その後に続く本文を執筆したり編集したりするときに、自分の中で軸ができるのです。

言い換えると、ターゲットと同じ頭になれる感じですね。編集者がリードを作るときに3要素を踏まえて書くことで、ライターさんが少しブレた原稿を書いたとしても、読んだときにおかしいと感じることができます。なので、僕は必ず最初にリードを書くことにしています。しっかり考えているので、リードにはそこそこ時間をかけています(そもそも書くのが遅いというのもありますが…)。

弊社が作成するSEOコンテンツでも、編集者がこの考え方を理解して編集し、マネージャーがしっかりチェックしています。読む人はスルッと読んでしまうリードでも、編集者はそれなりにしっかり考えてリードを書いているのです。ただなんとなく書いているわけではない、ということをご理解いただけると幸いです。

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ということで、僕が所属しているナイル株式会社では、編集者を募集しています。弊社での編集業務の内容や働き方などについて質問があるようでしたら、僕のXアカウントにDMをいただければ回答します。ナイル株式会社の編集業務に興味のある方は、下記リンクをご覧ください。

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