ひろと

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正…

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科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

記事一覧

楽しむための子供のスポーツ と 勝つための子供のスポーツ 2024年5月13日

スポーツには勝敗がある。勝敗があるから勝とうとする。そこに熱中できる動機がある。しかし自己肯定感の低い人は勝ちにこだわる。こだわるからムキになる。ムキになるから…

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6日前
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映画評 レビュー 「永遠と一日」テオ・アンゲロプロス監督1998年公開 2024年5月12日

永遠と一日という言葉を聞いて普通イメージするのは、瞬間の連続が一日も作るし、永遠も作る。つまり同じもので出来ている、というイメージではないだろうか。この映画は直…

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7日前
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映画評 レビュー「ユリシーズの瞳」テオ・アンゲロプロス監督1995年公開 2024年5月12日

公開時、映画館で観たが、全く意味が分からなかった。表題の「瞳」は英語では「gaze」なので「まなざし」で、指示しているのは瞳自体ではなく、瞳が見たものだ。ギリシャ語…

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7日前

映画評 レビュー 雑感「霧の中の風景」テオ・アンゲロプロス監督1988年公開 2024年5月11日

沈黙の3部作の3番目の作品である。 11歳の姉と5歳の弟が、実はそこにはいない父をドイツに訪ねるロードムービーである。 映画を観る必要がない、と思わせるほど詳しいあ…

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8日前

サッカー上達法 その1 2024年5月10日

スポーツとは相手の動きの裏をかくことである。つまりスポーツの上手な人とは、相手の動きを予測することが上手な人のことだ。 1 意識的に予測して、その当否を確認し、…

ひろと
9日前

エッセイ おすそ分けと冷凍冷蔵庫 2024年5月8日

ホモサピエンスの歴史の中で、大きな転換点として穀類の貯蔵がある。小麦やコメ、アワ、ヒエのことである。カラハリ砂漠で生活をしていたブッシュマンを見ても分かるように…

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11日前
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障害戦略 自分の能力が一般より劣っていることを受け入れると生きるのが楽になる 2024年5月8日

精神医学の最近の傾向を見ていると、精神障害(精神疾患)や発達障害の範囲をなるだけ広義に解釈しよう、という流れがあるように思う。 その根底には、生きづらく感じてい…

ひろと
11日前
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生きづらさから生じるもの 2024年5月8日

まず始まりに集団生活があった。ヒトは集団にならなければ、捕食者から身を守れなかったからである。 たとえ小さくても集団生活は軋轢を生む。全く自由には振る舞えないの…

ひろと
11日前
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エッセイ 有料の書籍と無料のネット情報 2024年5月8日

以下は自然科学、社会科学について当てはまる。人文科学、特に文学には当てはまらない。 最近はネットの無料サイトでもかなり詳しい情報が手に入るようになった。かなり、…

ひろと
11日前
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エッセイ 非典型たちが人生を豊かにしてくれた 2024年5月7日

最近数年ぶりにエレキギターのゲイリー ムーアGary Mooreを聴いている。彼の曲をほとんど知らないが、「The Loner」「Parisienne Walkway」は素晴らしい。主旋律を変奏して…

ひろと
12日前
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エッセイ アメリカ警察のボディカメラ映像 雑感 2024年5月7日

最も普及している動画サイトのユーチューブでさえ警察と容疑者のリアルな銃撃戦がアップされている。他のサイトならもっとリアルだろう。 当たり前だけれど、その迫力は映…

ひろと
12日前
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エッセイ カレーライスとお茶漬け 2024年5月4日

中学生の時か、高校生の時だったか、夕食にカレーを食べていた。もちろん既製のルーを使った日本カレーである。平皿にご飯を盛って、上からカレーをかける。当時子供のいる…

ひろと
2週間前

エッセイ 越冬蛾の逞しさ 2024年5月2日

蛾の羽根模様を美しいと思う。なので蛾には興味がある。しかし自信をもって種を同定できるほど詳しくはない。 チョウは近づくとすぐに飛んでしまうのでゆっくり観察できな…

ひろと
2週間前
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写真 エッセイ 巧妙な擬態 ムラサキシャチホコ 2024年4月30日

ひろと
2週間前
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エッセイ 巧妙な擬態 ムラサキシャチホコ 2024年4月30日

近くにいるはずだが一生会えないだろうな、と半ば諦めている生き物たちがいる。その一群が擬態している昆虫である。 憧れの生き物たちだ。 先日アパートの階段で突然遭遇…

ひろと
2週間前
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エッセイ 勘違い「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」高村光太郎? 2024年4月24日

この歌を長らく高村光太郎の歌だと思っていた。光太郎が、精神疾患になった智恵子と房総半島に療養、滞在した時、すっかり変わってしまった智恵子を嘆き悲しんだのだ、と思…

ひろと
3週間前
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楽しむための子供のスポーツ と 勝つための子供のスポーツ 2024年5月13日

スポーツには勝敗がある。勝敗があるから勝とうとする。そこに熱中できる動機がある。しかし自己肯定感の低い人は勝ちにこだわる。こだわるからムキになる。ムキになるから自分もつまらないし、周囲もつまらない。つまらないけど、上手だからスポーツを続ける少数者と、つまらないからスポーツから遠ざかる多数者を作る。

スポーツは楽しい一面がある。具体的には、
• 体を動かすことの楽しさ。それは空間認知能力を発達させ

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映画評 レビュー 「永遠と一日」テオ・アンゲロプロス監督1998年公開 2024年5月12日

永遠と一日という言葉を聞いて普通イメージするのは、瞬間の連続が一日も作るし、永遠も作る。つまり同じもので出来ている、というイメージではないだろうか。この映画は直接にはこの主題を表現していない。

映画を観る必要を感じさせないほどの詳しいあらすじ

https://zilge.blogspot.com/2008/11/blog-post_02.html?m=1

詩人として功成り名を遂げた老人と、ア

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映画評 レビュー「ユリシーズの瞳」テオ・アンゲロプロス監督1995年公開 2024年5月12日

公開時、映画館で観たが、全く意味が分からなかった。表題の「瞳」は英語では「gaze」なので「まなざし」で、指示しているのは瞳自体ではなく、瞳が見たものだ。ギリシャ語でも同じである。

ユリシーズとはオデッセウスの別名で、トロイ戦争を勝利に導いたのち、ポセイドンに航海の邪魔されて帰国できずに放浪、息子のニコマコスが乱れた自国を憂いて父探しに出かけ、合流、帰国し妻に言い寄る男たちを殺すギリシャ叙事詩の

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映画評 レビュー 雑感「霧の中の風景」テオ・アンゲロプロス監督1988年公開 2024年5月11日

沈黙の3部作の3番目の作品である。

11歳の姉と5歳の弟が、実はそこにはいない父をドイツに訪ねるロードムービーである。

映画を観る必要がない、と思わせるほど詳しいあらすじ

https://zilge.blogspot.com/2008/11/88.html?m=1

簡単なあらすじ、と言っても結構詳しい

https://ameblo.jp/gat0m0/entry-12387196112.

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サッカー上達法 その1 2024年5月10日

スポーツとは相手の動きの裏をかくことである。つまりスポーツの上手な人とは、相手の動きを予測することが上手な人のことだ。

1 意識的に予測して、その当否を確認し、次回にフィードバックする。

サッカーで言えば、パスを通すときも、ドリブルで抜くときも、予測し、結果を確認し、次回にフィードバックする。原則は同じである。

以下はサッカーについて

2 どこでボールを貰い、どれだけボールを維持して、どこ

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エッセイ おすそ分けと冷凍冷蔵庫 2024年5月8日

ホモサピエンスの歴史の中で、大きな転換点として穀類の貯蔵がある。小麦やコメ、アワ、ヒエのことである。カラハリ砂漠で生活をしていたブッシュマンを見ても分かるように、食糧を貯蔵できなければ、その場で食べるしかない。大きな動物を捕獲したとき消費しきれない肉は皆に配るしかない。というより、食糧は皆(バンド、小さな共同体)で共有することが前提であった。そして彼らは食糧が尽きるまで働かない。今ここに食糧がある

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障害戦略 自分の能力が一般より劣っていることを受け入れると生きるのが楽になる 2024年5月8日

精神医学の最近の傾向を見ていると、精神障害(精神疾患)や発達障害の範囲をなるだけ広義に解釈しよう、という流れがあるように思う。
その根底には、生きづらく感じている、より多くの人を対象にしたい、という意図があると思う。

また疾患と障害の境があいまいになってきているようにも思う。同じ対象として扱おう、としているように感じる。その根底には、良い薬がが出てきて、どちらの症状にも薬が有効であることが分かっ

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生きづらさから生じるもの 2024年5月8日

まず始まりに集団生活があった。ヒトは集団にならなければ、捕食者から身を守れなかったからである。

たとえ小さくても集団生活は軋轢を生む。全く自由には振る舞えないのだから当たり前である。つまりそこに、生きづらく感じる必然性がある。

ではその生きづらさを思考できるようになったヒトはどうやって乗り越えるか、または解消するか。
1その原因を自分に帰着させれば、コンプレックス化する。
2外部に帰属させれば

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エッセイ 有料の書籍と無料のネット情報 2024年5月8日

以下は自然科学、社会科学について当てはまる。人文科学、特に文学には当てはまらない。

最近はネットの無料サイトでもかなり詳しい情報が手に入るようになった。かなり、というか、入門者には十分な情報量だろう。
生成AI、例えばチャットGPTが公開されてからは、頻繁に誤回答を繰り返しはするが、ますますネットで容易に情報を入手しやすくなった。

では書籍の役割は終わったのか。

書籍の良いところは体系的に書

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エッセイ 非典型たちが人生を豊かにしてくれた 2024年5月7日

最近数年ぶりにエレキギターのゲイリー ムーアGary Mooreを聴いている。彼の曲をほとんど知らないが、「The Loner」「Parisienne Walkway」は素晴らしい。主旋律を変奏して崩して弾いていくのも心に負荷をかけて切ない気持にさせる。

https://youtu.be/-G-PtmcPyK0?si=oBQJq0VOQzgnfo3k

https://youtu.be/e356

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エッセイ アメリカ警察のボディカメラ映像 雑感 2024年5月7日

最も普及している動画サイトのユーチューブでさえ警察と容疑者のリアルな銃撃戦がアップされている。他のサイトならもっとリアルだろう。
当たり前だけれど、その迫力は映画顔負けである。

アメリカでは、警官のボディカメラ装着は、義務化されている州から自治体の判断に任されている州まで幅がある。例えばカリフォルニア州は義務化されている州なので、出動後、すべての行動が記録されているだろう。そのなかに容疑者との銃

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エッセイ カレーライスとお茶漬け 2024年5月4日

中学生の時か、高校生の時だったか、夕食にカレーを食べていた。もちろん既製のルーを使った日本カレーである。平皿にご飯を盛って、上からカレーをかける。当時子供のいる家庭ではどこでも作られていた、忙しい母親のための手抜き料理である。私の母親は忙しくなかったが。

あの時はラッキョがのっていたかもしれない。で、ぼんやりとカレーを食べていたのである。カレーとご飯を混ぜると柔らかくなって食べやすいなぁ、と思い

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エッセイ  越冬蛾の逞しさ  2024年5月2日

エッセイ 越冬蛾の逞しさ 2024年5月2日

蛾の羽根模様を美しいと思う。なので蛾には興味がある。しかし自信をもって種を同定できるほど詳しくはない。

チョウは近づくとすぐに飛んでしまうのでゆっくり観察できないが、ガは擬態する種が多いので近寄っても動かない。だから羽根模様をゆっくり観察できる。

若い頃から興味があったので保育社の蛾類図鑑を持ってはいた。しかしガを同定しようといざ図鑑を広げてみると、無限とも思われる写真が掲載されていて、全く手

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エッセイ  巧妙な擬態  ムラサキシャチホコ  2024年4月30日

エッセイ 巧妙な擬態 ムラサキシャチホコ 2024年4月30日

近くにいるはずだが一生会えないだろうな、と半ば諦めている生き物たちがいる。その一群が擬態している昆虫である。

憧れの生き物たちだ。

先日アパートの階段で突然遭遇した。

えっ、こんなに小さかったのか、が第一印象である。

図鑑でこのシャチホコガの仲間を見た時、どうすればこんなに羽が捻じれるのだろう、ととっても不思議だった。捻じれた羽でどうやって飛ぶのだろう。とまっているときだけ羽を捻っているの

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エッセイ 勘違い「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」高村光太郎? 2024年4月24日

この歌を長らく高村光太郎の歌だと思っていた。光太郎が、精神疾患になった智恵子と房総半島に療養、滞在した時、すっかり変わってしまった智恵子を嘆き悲しんだのだ、と思っていたのである。実際は石川啄木であった。

人生勘違いだらけである。勘違いとはミスコネクティング、2つの情報を間違って接続してしまうことだが、間違う、とはすべてミスコネクティングだと言っていいと思う。
なぜミスコネクティングしてしまうかと

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