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Consciousness Club Tokyo関連資料

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スピーカーについて紹介する際マガジンです. 発表の前にスピーカーをご紹介するのですが, 実は結構な時間を利用して論文を読んだり文章を考えたりします. そこで利用した資料なども … もっと読む
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記事一覧

【CC Tokyo記録6】「効率学習のための高次認知リソース」 by Aurelio Cortese主任研究員

動画https://youtu.be/B6LZOsHoa9I 経緯&背景知識など上の動画で全て経緯やトークの内容をまとめてあります。 Aurelio Cortese主任研究員はメタ認知とモデルベースの強化学習の関係について分野をリードしている研究者の一人です。 彼の発表も図でわかりやすくリードしていることが見えます。 ぜひそういう若手の優秀な研究者のトークについても分析してほしいと思います。 他資料

【CC Tokyo記録5】 学習と意識の起源: 進化論的アプローチ by Eva Jablonka教授

動画経緯背景知識 Eva Jablonka教授にトークを依頼した経緯について説明します。 今年の1月にWanja Wieseによる 意識科学の統合と統一のトークの中で意識理論の統一の一例として GinsburgとJablonkaらの議論を紹介していました. https://www.youtube.com/watch?v=qEgB0vtp0n0&t=2674s 彼女らの議論の中で, 無制約連合学習(UAL)が動物が意識を持つ進化的移行の目印であると主張しています。 http

【CC Tokyo記録4】 サイケデリックスと意識の薬理学 by Olivia Carter教授

動画経緯背景知識Carter教授は, オーストラリアのクイーンズランド大学でPh.Dを取得し, 現在メルボルン大学で教授職についています. 実際の実験はスイスを代表する病院であるUniversity hospital of PsychiatryのFranz X. Vollenweider (現在チューリッヒ大学の教授)と共同で幻覚剤であるシロシビンの影響について研究してきました. 今回のトークはこの時の研究からも大いに影響を受けています. Olivia教授の代表的な研究の

参加者として研究セミナーを活用する6つの方法: Consciousness Club Tokyoを例に

Consciousness Club Tokyo (CC Tokyo)の2ndシリーズをはじめてはや1年半が経ちました. Youtubeの登録者も450人ほどになり, 研究セミナーを専門で流しているチャンネルの中では国内外で見ていただける比較的大きなチャンネルになりました. また, 世界的にオンラインでのイベントも増えており, 今後もこの流れは加速していくと思っています. 意識研究の拠点, そして国内外を繋ぐハブとして機能できるようにCC Tokyoは活動していきます.

【CC Tokyo記録2】 無報告パラダイムによる顔認識細胞の意識的知覚刺激と抑制刺激の多重化する by Janis Hesse博士

動画経緯背景知識意識の神経相関 [Koch et al., 2016] 無報告パラダイム [Tsuchiya et al., 2015; Hesse and Tsao, 2020] Foundational Questions Institute (FQXI): 2005年にMax Tegmarkらを中心に設立 内容意識知覚はどのような神経メカニズムによって生成されるか? がJanisの興味であり, 今回の「顔認識細胞が意識的知覚を表現するか?」を通じて, 今後意識知

【CC Tokyo記録1】 意識科学の統合と統一 by Wanja Wiese博士

1.29のConsciousness Club TokyoのスピーカーはWanja Wiese 博士にトークしていただいた. メタ研究として意識科学をどのように進めるのが良いのかという枠組みで話していただいた. その内容については, 動画を見ていただくとして, そのお呼びした経緯などのツイートや文献などの情報のみをまとめておく. 経緯内容の枠組み- 1. 評価と適応 Doerigらなどは13の意識の理論がどの特徴に同意するのかのチェックリストを作成している [Doerig

CC Tokyoと2020年のキュレーション

2020年は静かな混乱のさざなみから始まりました. 1月の末から徐々にコロナウィルスが世界中に感染拡大のニュースを聞いていたように思います. 2月の末には, 感染が広がるニュースが大々的に報道され, 大きな混乱の中に世界中が覆われました. 混乱がすみやかになくなることを願っています. 我々のCC Tokyoにおいても, 存続の危機があり, 2月末からイベントを中止しました. 科学研究においても, 多くの危機の中があり, 今もその危機は続いています. 私は, 科学という営

2020年7月17日:  「Information closure theory of consciousness」 by Acer Chang

オンラインシリーズとして再開するConsciousness Club Tokyoですが, 紹介文などを書いていきたいと思います. Acerは, もともと時間知覚の研究を行い, サセックス大学のAnil Sethと金井良太(現アラヤCEO)のもとで, 規則学習や意識のアクセスにおける予測プロセスの役割に関する研究を行いPh.Dを取得しました [Chang, 2017]. その後2017年にアラヤに入社し, 2020年に意識の情報閉包理論を提案しました. 意識の情報閉包理論

【Consciousness Club Tokyo】 意識研究の事始め:こころの未来研究センター 脳科学集中レクチャー2016(スピーカー金井良太)から

現在, 意識研究について色々考えないといけない機会があるので, 金井さんの9時間近くある脳科学集中レクチャーの動画を見ていました. ただ, 9時間ある動画をいきなり見るのは難しいので, セクションで区切ってちょこちょこ見ています. 興味がある人が入ればと思い共有しました. 元の動画にも入れてあるので, チェックしてみてください. あと金井さんの脳と意識を学ぶための10冊. 0:0:10 自己紹介 0:12:24 意識のことを考える3つのステージ 0:41:58

【Consciousness Club Tokyo】サイトまとめ

2019年10月から株式会社アラヤで, Consciousness Club Tokyoと言うセミナーをセカンドシーズンとして開始しました. 現在, コロナの影響で休止していますが, 2020年7月からオンラインセミナーとして月一回ペースで再開する予定です. 企画とセミナーを担当しているリサーチャーの濱田太陽(@HiroHamadaJP)です. まとめサイトのようなものがないのでまとめておきました. 1. Consciousness Club Tokyo のメインのサイト