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ニューヨークタイムズに選出された意味とは?クレイグ・モド氏の山口市再訪から考えてみた。

山口市がニューヨークタイムズに選出されてから、約4か月が経とうとしています。

少し前のnoteでは、昨年(2023年)に盛岡が選出された後に何をしたかを確認し、その時点での山口市の動き出しについて触れました。
今回はクレイグ・モド氏がニューヨークタイムズの選出後初めて山口市を訪れたようなので、触れていきたいと思います。



まずは、本人の山口市再訪の記事から。英語なので翻訳で読んでください!(私も翻訳で読みました。)

記事を読むと山口市を楽しんでますね。今回はあまり時間がなかったようですが、、、その中でもお気に入りの場所を訪れ、様々な方とお話しされたようです。

対談の中で市長と県知事からの「今後、どう変わっていくべきだと思うか」という問いに対して、彼の言葉で明確に答えてくれています。

(一部、引用。グーグル翻訳にて)
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市長も知事も、山口は今後どう変わっていくべきだと思うかと聞かれました。そして、それは変化ではなく、持続可能性と、山口のような都市が今のまま繁栄するための社会的・政治的インフラが維持されることだと懇願しました。そこが大事でした。観光客の利益のためにあからさまにねじったり曲げたりすることではありません。日本の多くのいわゆる「ソフトパワー」の一つは、本国でそのような正気を目撃していない多くの世界の訪問者に、統治と生活の正気の原型を提供している。
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(引用終わり)

変わっていくべきか?という問いに対しては、私も考察した通り、観光客向けに施策を打つ必要はないということですね。行政は箱を作ったりして負の遺産を作ってしまいがちですから。。。あくまで生活している方を中心にと、警鐘を鳴らしてくれたものだと思います。

一方で、変わらなくてよいと言っているようにも読めますが、、、今の日本においては、地方都市が現状を維持していくは簡単ではありません。



続いて、探してみると市長とクレイグ・モド氏の対談動画がアップされていました。市のホームページに探さないと見つらないのですが、控え目にアップされています。


そして、市報には対談内容の書き起こしがされています。動画ではなく文字情報が良い方はこちらへ。


続いて、観光情報サイトに、ニューヨークタイムズ紙で取り上げられたお店のリンクも整理して貼ってあります。皆さん、ぜひ観光の参考に!



また、この4ヶ月でテレビでもかなり取り上げられています。ただ、従来の「観光」という側面での取り上げられ方が多く、こうじゃないんだよなあという印象。といっても、こういう取り上げ方以外って、なかなかニュースバリューが伝えづらいのかもしれない。


以下のリンクのように地元のテレビ局のほうが、現実に即した形で取り上げていて安心できます。ただ、これが大都市に届くことはないので難しいところ。
市長がコメントしているとおり、「市民生活が豊かに回っているところ」「上手にどのように見せていくか」知恵の絞りどころですね。


そんな中、お笑い芸人のぺこぱが山口県を楽しむという番組が2023年10月から始まっています(ニューヨークタイムズ選出前ですね)。山口県で放送されていますが、アマゾンプライムでも過去回を見ることができるので、ぜひご覧になってみてください。
かなり緩い感じになっていて、台本がないわけではないのでしょうが、、、自由に山口県を楽しんでいます。
旅行とか観光ではなく、自由に歩くことで何かが起きるという「旅」となっていて、感覚的にはこういう楽しみ方と「山口市」は親和性が高いんじゃないかと思います。




今回のクレイグ・モド氏の再訪を見て、「山口市」を推薦した理由を改めて再確認することができました。

一方で、「山口市」が日本の地方都市の中でも特別なのか??と言われると決してそうではないと思います。
選出されたことを誇りに思いつつも、驕るという方向とはならないようにしたいですね。一方で、選出されたからには、これを前向きに捉えて、周辺の都市と連携をしたり、地方都市の維持・発展を考えるうえでモデルケースとなる施策が増えることを願っています。

最後となりますが、私も東京にて「レノファ山口FC」を応援する中でできた縁がたくさんあります。

故郷から離れて久しいですが、東京だからこそできることもありそうですので、山口県や山口市に関連する活動を続けていきたいと思います。こちらは、追って  noteに書いていきますので、ご期待ください!

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