戸田広
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音楽を作り始めている
年甲斐もなく、最近になって自作の曲を作り始めた。
でも別に恥ずかしくない。恥ずかしくならない作り方がわかったのだ。
中学生とか高校生とかの頃から、TVのミュージシャンみたいに自作の曲が作れたらいいな、と思って、なんとなく作り出してはよくわからなくて早々に挫折する、というのを数年おきに繰り返していた。知人には自作曲を作れる人が何人もいるけど、自分にはできないんだなとずっと思っていた。
それを変え
お父さんとお母さんの食器棚(2023年11月)
ここ1年ほどの間、実家によく通って家族と話す機会が増えた。
感覚としては、かつての家族、と言った方がよりしっくりくる。俺が実家を出て20年近く経つ。その間 徐々に疎遠となって、きわめつけにコロナ禍をはさみ3年はろくなやりとりをしていなかった。血縁にもとづく感傷が消滅し、博愛のうちに尊重すべき他人として関係が再構築されるには十分な時間だったろう。
他人として見つめ直すと、父や母についてあらためてよ
文明人のハビタブルゾーン(2023年9月)
何らかのタガが外れたように太平洋高気圧が日本列島に張り出して、小さい頃に住んでいたタイのような懐かしい酷暑がそこらじゅうにずっと続いていると、いやがおうにも地球温暖化という使い古されたフレーズと、今後の環境の変化、引いては人類生命の継続可能性ということについてたびたび考えてしまう。
人類の文明が複雑なプロトコルを経て新たな叡智を獲得し数十年後に再び継続可能な生活環境に戻る、という楽観的な将来を考え
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追いつかれないように
マンガの最終回みたいにきれいに方がついて終わり、なんて死は存在しない。
死は、人を誰しも待ち受ける終点ではない。
背後から忍び寄り、あらゆる思考の途中で追いつかれてしまうのだ。
そういうことを2019年の暮れ頃からなんとなく考えていた。
死は平等ではないし、死んですべてから解放されることもない。
臨終の瞬間にうっかり浮かんでしまった未練が、自身の脳神経に焼きついてとどまったまま暗闇に落ち込んでい