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「 r 」の喪失

たぶん、何千回も書いた筆記体の小文字の「 r 」

何度書いてみても、思い出せないのです。ネットには載っているでしょうけど、たぶんオラの「 r 」ではない気がするんです。

あれこれ調べて、見つけたとか、思い出したとか、そんな気分を感じるかもしれないけど、それはオラの「 r 」ではない気がする。

もうどこかへ行ってしまった。
取り戻すことはできなくて、再構成するしかないようです。当たり前にオラは筆記体の小文字の「 r 」を書いてたよなあ、なんて思いこませていくんだろうか。いやいや、それは気のせいかもしれないぞ。

わかんないぞ。なくしたもの、たぶん、脳みその問題だぞ。
少しずつ頭がパーになってんだぞ。
パーなんだから、どうしようもないぞ。
でも、何だか悔しい。どうして「 r 」はオラの頭から抜け落ちていったんだ? 何度書いてみても、戻って来ないぞ。

おらの「 r 」よ、どこへ行ったんだ。
漢字もどこかへ飛んでいくけど、こんなにあれこれと頭からいろんなものが抜け落ちていくと、オラという存在はどうなっていくんだろう。
わからないけど、それも年を取るということなのか。

それに耐えるということが年を取ることなのか。
ああ、オラの「 r 」……。
大文字「 R 」は取り出せるのに、小文字が抜け落ちてしまった。
何だかショックで、noteさんにセンシティブ書き込みしてしまった。