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GW前半に世界遺産20周年の熊野三山に行った話②

どうでもいいんだけど、私、熊野古道の話するとき、「くまのこ楽しかったねー」「くまのこのお土産なんだけどさ」とか、「くまのこ」って言っちゃってる。切るところ間違ってるよね。「熊野/古道」なんだからさ。ほんとにどうでもいいけど。

2日目は晴天でした。天気予報は二転三転していて、雨か晴れか、正直どうなるかわからなかったけど、晴れてよかった。

この日は、熊野三社を巡る予定だったので、6時半には朝ごはんを食べ、8時過ぎには出発。まずは熊野本宮大社へ向かう。

最高!

抜けるような青空で、とても気持ちよかった。ところが、少し先に山に雲がかかっている場所が見えた。(上記写真の奥に見える白い部分)
一瞬雪が積もっているのかと思った。山腹から湧きだすように雲がかかっていて、まるでその部分の何かを隠したいという何かの意図があるようにも見えて、ちょっと怖かった。実際その場所の下はドン曇り。そんなことある?っていう謎天候。不思議な場所だ熊野は。

なぜか曇っているエリア


熊野本宮大社は快晴。あのエリアは一体なんだったんだ。

熊野本宮大社
大斎原(おおゆのはら)

ここで、パートナーが荒木飛呂彦先生の描いたキーホルダーをゲット。倒れたご神木の欅から作られたというキーホルダーに、荒木先生が熊野古道の絵を描いた限定物らしい。

パートナーが買った「世界遺産20周年キーホルダー」、左の看板の右側

私は正直全然興味なかったんだけど、パートナーがこれを買ってからすごくうれしそうで、ほんとに満面の笑みで、「写真とって!」というので何枚もキーホルダーとのツーショットを撮ってあげる私。
そんなに荒木先生好きだったのかなあ。
パートナーがあまりにも嬉しそうなせいで、キーホルダーがすごい価値を持っているように思えてきて、「私も買えばよかったなあ」という謎の悔しみが湧き上がる。私なんで買わなかったんだろう悔しい。くそう。


そして、熊野速玉大社へ。わりとこじんまりとしていました。
駐車場が混んでいて、河原に停めたので、結構歩きました。

新緑がまぶしい速玉大社



最後は、熊野那智大社へ。大門坂に車を停めて、那智大社を経由して那智の滝まで歩くことにした。
誰かのブログに「大門坂をのぼるのに、子連れで片道1時間かかりました」と書いてあって、「まあ子連れだったからね、でも私たちは大人だし、20分くらいで行けちゃうんじゃない?w」なんて言っていた自分たちを殴りたい今。

夫婦杉

こんな石畳の階段が永遠続く。杉の木立で日差しはなくて、気持ちの良い風も吹いていたけど、汗だくになった。しかも、石畳ってほんとに歩きにくい。それでも40分で登れたから、まあ良しとしてやろう。

熊野那智大社

登っても登っても出てくる階段地獄。
参拝するって修行なんだね…。翌日に足が筋肉痛になったよ…本当にありがとうございました。
本殿に参拝し、大樟胎内くぐりで願いを書いた札を納め、滝へ向かう。
あまりに疲れすぎて、八咫烏見るのわすれてた。

滝までもまた遠い。石段を下り続けながら、「下ってるってことはこれまた上がるのか?」「頼むからもう下りたくない!」しか考えてなかった。


やっと到着した那智の滝。

実は幼少期に家族で来たことがあった。正直、旅行のことは何も覚えていない。ただ、那智の滝の前で母と私たち子どもを並ばせて、父親が撮ったであろう写真を、父は車のメーター横にずっと飾っていた。当時父は結構怖い存在で、家族思いってイメージがなかったけど、あの写真を飾っていたくらい、父は家族を思ってくれていたんだろう。あの写真いつまで飾っていたんだろう。今は孫ラブのおじいになってるから、孫の写真を車に飾っている。当時の父は今の私より若い。今の父も、あの頃の父も、きっといい奴。自分と似ているからちょっと苦手なだけで、周りから見たら、父はいい奴。きっと。

そんな思い出深い場所なので、どうせなら当時の写真と同じ場所で撮ろうと探したら、なんとその場所に行くのに入場料がかかると知る。たった300円だったけど、なんかもう疲れ果てて、ここから滝に手を合わせるのでいいやってなったよね。親は支払ったのかなあ、それとも有料になったのは最近?

鯉ではなく、まぐろ

ホテル浦島に帰って入った温泉がしみました。
普段運動しない私を動かしてくれてどうもありがとう神様。

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