G7/G20の「脱炭素電源」の比率が高まる中で・・・出遅れる日本は、環境意識が低いから?
9/19の日経新聞の記事には「G7・G20の脱炭素電源比率高まる 10年以降7ポイント超」という記事が出ていました。ウクライナ侵攻などによって炭素電源に逆戻りしているのではと心配をしていましたが、世界においては、脱炭素電源である再生可能エネルギーおよび原子力発電所が増えているようです。
1)脱炭素電源が増えている日本
G7各国の発電比率についてのグラフがわかりやすく記事に載っていましたが、英国は風力発電を、ドイツは風力発電や太陽光発電を増やすことですでに50%を超えています。
しかし日本はこの12年間で、東日本大震災、そして福島第一原子力発電所の事故があったとはいえ、各国の中においてはむしろ石炭が増えており、大きく後退をしているという状況です。
2)英国において、脱ガソリン車5年延期
英国は前述した通り、この12年で大きく脱炭素電源へとシフトをしてきました。しかし9月22日の記事には、脱ガソリン車を5年延期とすることにしたという記事が掲載されていました。
いくら国が先導を切っても、企業がそこについていけないと目標を達成できないということですが、やはり国民が、そのような目標達成をできない企業を見捨てるような動きにならないと、企業も変わっていかないのではないか。この脱炭素という分野においては、いかに国民に理解し、動いてもらうのかという点が必要な気がしてなりません。
3)日本における環境意識が低い・・・
日本がG7の中でもっとも脱炭素電源の導入が後退している状況ですが、これが単純に福島第一原発事故によるものなのか。やはりここは国民の環境意識にもあるのではないか、と思ってWebで調べてみると興味深い調査がありました。
2022年6月30日に経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループが、日本全国の消費者を対象に実施した「サステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査」の最新の調査結果を公表していました。
私は自然が多くそして海に囲まれている、そしてゴミが少ないきれいな国という印象の日本では、諸外国に比べると意識が高いのではないかと思っていたのですが、諸外国よりも低いという結果に衝撃を受けました。こういうニュース、全く聞いたこともなかったので。。。
以下に一部を引用して掲載をしますが、今の日本において脱炭素電源の導入が増えないのは、この国民意識にあるのではないかと思いました。しかし、インドやブラジル、中国よりも低いというのはなぜなのでしょう。
先日に国民の意識を変える必要があると思って記事を書いたのですが、その時はすでに先頭の方にいて、という中でさらに他の国を引っ張ってというような意識があったのですが、まずは他の諸外国の意識に追いつくところから、なのですね。
この調査結果のページは以下のとおりです。
自分なりにもなにかできることを考え、具体的なアクションに繋げられればと思います。
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