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デザインと気候変動への新しいアプローチ

あけましておめでとうございます。
みなさん、こんにちは。ブログを書くのは約3ヶ月ぶりくらいになります。
8月からUX(User Experience)・UI(User Interface)デザインについての学びに専念をしていて、ようやく一通りの学びが終わったのでこのブログを再開したいと思います。


1)はじめに:私たちの小さな選択が大きな変化を生む

この数ヶ月の間はデザインの勉強に専念をしていましたが、気候変動・脱炭素という大きなテーマは常に頭の片隅にありました。
UX(User Experience)デザインとは、ユーザー像からそのユーザーが感じている価値を捉え、その価値にあるサービスを考えていくという考え方です。これが気候変動という問題においてはどう活用できるのか、それをずっと考えていました。その過程で気候変動に関する情報にあまり接する機会がありませんでした。しかし、この期間が私にとっては大きな気づきを与えてくれたように思えます。

2)現状の限界点:国に頼っていては始まらない

私たちの生活の中で、気候変動はしばしばニュースの片隅に追いやられがちです。特にこの3ヶ月間は自分から気候変動に関する情報はあまり取りに行っていませんでしたが、本当に入ってくる情報は減りました。やはりニュースを見ていても、Webを見ていても、気候変動をテーマにしたような内容は本当に少ないと感じました。これはなぜなのか・・・そこにはGDPに支配されるこの資本主義が関係するのかなと思いました。

今の資本主義というのは、モノが消費されるとGDP(国内総生産)が上がるという仕組みの上に成り立ってることだと思います。モノが消費されるということは、つまり化石燃料が消費され、二酸化炭素が排出されるということです。そして今の国はこのGDPをどう拡大するのかを考えて動いています。
昨年の11月終わりから12月にかけては、COP28がドバイで開催されましたが、結論は妥協的なものだったと新聞記事には書かれていました。やはり国としてはGDPがある以上、国が積極的にはなりにくいのではないか、そんな気がしてなりません。結局は、広告主であるメーカーという立場になると、GDPに紐づいている以上、やはり消極的にならざるを得ない面も多少はあるのではないかと。

一方、私たち一人一人においては、この夏の酷暑や大雨などを体験し、これはもうなんとかしないとという気持ちは芽生えているはずです。しかし一人一人でできることは本当に限られているし、やっても意味がないと思ってしんまう小さな力です。しかしこの気候変動は、きっとこれまでの問題とは異なり、地球に住む一人ひとりが主体にならないと、そして国を超えて手を取り合わないと、結果、国を動かすような形にならないと解決できない、これまでにはない問題なのだろうと感じます。私は、この一人ひとりがなんとかしたいという気持を以下に大きくするか、これが気候変動への解決の糸口ではないかと思いました。

3)デザインの力:気候変動への新たな視点

私たちは、地球という唯一の家を守るために、もっと積極的に地球に住む一人ひとりがこの問題に取り組む必要があると考えています。このブログを休止していた3ヶ月間で気づいたことは、デザインという考えで、私たちの気候変動に対する考え方をもっと変えていくための仕組みやサービスは考えていけるのではないか、そんな期待を持たせてくれたことです。
デザインは単にイラストレーションやビジュアルに限られるものではありません。それは、人々の価値観や行動を形作る力を持っています。気候変動に対する私たちの態度を変え、より関心を持つための「サービスのデザイン」は可能ではないかと考えるに至りました。このブログを通じて、私はこれまでのような気候変動に関する様々な情報を提供しながらも、このデザインの観点なども使って、気候変動問題への新たなアプローチを探求したいとも思います。具体的には、日常生活の中で実行可能な小さな変更から、大規模な社会的な変革に至るまで、さまざまなアイデアを提案していければと思っています。

4)日常の中でのサステナブルな選択を可能に

私たちの日常生活の中で、気候変動に関連する行動の選択は無数に存在しているはずです・・・がなかなか気が付かない。どんな効果があるかも見えないというのが本音だと思います。
身近なところではエコバッグが思いつくことではありますが、
・使用する製品の包装デザインで、環境に優しい素材の使用を促進する
・公共交通機関の利用を促すためのインセンティブシステムを考える
・地域コミュニティレベルでの環境保全活動の奨励する
・学校教育における気候変動教育の強化をする
など幅広い選択肢が私たちの日常生活の中で選択できるような仕組みがあれば、私たちはもっと考え、動けるのではないでしょうか。

重要なのは、私たち一人一人が気候変動問題に対して意識を持ち、考え、そして積極的に行動を起こすことだと思います。
改めてこのブログを通じて、少しでもそのような動きが生まれることを願っています。一緒に、より良い未来への道を模索できればと思います。



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