カルロフ邸リミテッド反省会

動機

 勝率が頭打ちになっている。MtGAでのリミテッドが、3-3、4-3を繰り返していて、大負けもしないが勝ちきれもしない。前回のイクサランに比べても6~7勝が明らかに減っている。そんな状況が続いている。

 ということでリミテッドを上達するためには、今までと違うことを取り入れないといけないと思い、今回のことを思いついた。題して、「カルロフ邸リミテッド反省会」。17landsのデータを見て、自分の中の指標とのずれを考察して、伸び悩んでいる原因を少しでも明らかにしたい。

 ちなみに100%自分の上達のためにまとめるだけなので、実感がなかったら次回は、やらないかもしれません。が、考えることが面白くてやるかもしれません。

仮説

 まずをもってやりたいと思っていることは、自分のリミテッド力の伸びが頭打ちになっていて、そこを打破したいということです。そのなかで、第1の仮説として、
1)自分の中のカード評価が実態とズレている
というのがあって、17Landsのデータを見ながら考察していこうと思っています。ほかに自分の《カルロフ邸殺人事件》環境での仮説は下記があります。

2)クリーチャーのスタッツ平均が低いため、質よりも量(アドバンテージ)が優先される
3)「コンバットトリック」>「除去」の環境のため、不利局面を押し返すことが難しい
4)5ターン目までに4アクション(ブラフ含む)はしたい。そのため、2マナ域は重要だが、2ターン目に行動することは重要ではない
5)プレイブースターの影響として以下の2点により上振れ下振れが激しくなった

 ・クリーチャーの数が少なくなりがち
 ・1~5枚目のカードパワーが上がった一方、 19~23枚目のカードパワーが下がった

 それらはこれから見ようとするデータでは検証不可能な仮説もありつつも、念頭に置きながら、17Landsのデータを見ていきます。

環境分析

環境の速度間

 環境的には、「やや早め」~「中速」ぐらいの準高速環境。プレミアドラフトでは先手有利だが、クイックドラフトではある程度是正されている。体感んとして、プレドラでは3パック目で白を諦める人が出て、白いデッキが成立する一方、完全デジタルピックのクイドラでは、3パック目でも白の点数が高く、白いデッキの成立が減るためではないかと予測している。

色の強弱

ボロス、シミック、セレズニアの3強。この編は体感ともあまりずれが無いので特に掘り下げない。オフゾフが思ったより勝率がいいが、勝利数が少ないものを見るとボムレア起因で再現性はなさそうなので、そこも体感とズレはない印象。

カード評価の基準について

 17Landsの利用ユーザーの勝率が約55%だったので、とりあえずGIH WRを下記分類で分割して評価してみる。カードデータは2/6~3/25の期間、プレミアドラフトで、top層に絞りこんだものを使用。

Sランク(ボム):65%以上
Aランク(超強い):60~65 %
Bランク(強い):55~60 %
Cランク(デッキには入る):50~55 %
Dランク(入れたくない):45 ~ 50 %
Eランク(圏外):45%以下

「デッキのWin RateとGIH WRを直接比べんな」とかはとりあえず無視。やってみて不都合があって、次回があるようであれば変えます。

カード評価(全体像)

 前述のカード評価に従って、コモン・アンコモンをピボットしてみると数の感じ。白とマルチのアベレージが高く、黒が低いのも、大体体感通りなので、ここも特に掘り下げない。

カード個別評価(白)

 ということで、ここからやっと本題に入ります。主観的な評価とデータがずれていたものを中心に考察していくので、「当たり前だよ」みたいな部分があったら、そこが私の弱点だったということです。

 GIH WRの高い順で並べていくので、上の方が強いカードにはなります。個人的な違和感がないものはカード名とGIH WRだけです。

S・Aランク(白):2枚

《オレリアの立証者/Aurelia's Vindicator》(GIH WR :68.5%)
 強いとは思っていたけど、ここまで指標が高いとは思っていなかった。個人的にはAくらいで評価していたので、2段階くらい見誤っていた感じ。白が強い環境なのだが、実は白単色でフィニッシャーになるカードがプールにこれくらいしかない。なので鬼の金棒としての立ち位置で、指標ががっつり上がっているのかなと思う。

《ウォジェクの調査員/Wojek Investigator》(GIH WR :60.2%)
 このカードの評価は体感と変わらない。ただ、白いA以上のカードがこれと「オレリア」の2枚しかないことに驚き。白いカードの平均値が高いので、白はどれだけ数を集められるが鍵になっていそう。

Bランク(白):17枚

《ひよっこ捜査員/Novice Inspector》(GIH WR:0.594)
《その場しのぎの束縛/Makeshift Binding》(GIH WR:0.585)
《近隣の守護者/Neighborhood Guardian》(GIH WR:0.584)
《第10管区の英雄/Tenth District Hero》(GIH WR:0.583)
《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》(GIH WR:0.581)
《不撓の門番/Unyielding Gatekeeper》(GIH WR:0.58)
《捜査線の執行者/Perimeter Enforcer》(GIH WR:0.577)
《門道急行の事件/Case of the Gateway Express》(GIH WR:0.577)
《内通者/Inside Source》(GIH WR:0.576)
《遂行中/On the Job》(GIH WR:0.557)
《カルロフの番犬/Karlov Watchdog》(GIH WR:0.556)
《市場見廻りの幻影/Marketwatch Phantom》(GIH WR:0.554)
《吉報の訪れ/Auspicious Arrival》(GIH WR:0.554)
《やらせはしない/Not on My Watch》(GIH WR:0.554)
《博物館の夜警/Museum Nightwatch》(GIH WR:0.552)
《歴戦の相談役/Seasoned Consultant》(GIH WR:0.551)
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》(GIH WR:0.551)

Cランク(白):18枚

《ハズダーの自警団/Haazda Vigilante》(GIH WR:0.548)
《次の一手/Make Your Move》(GIH WR:0.544)
《事件簿の監査人/Case File Auditor》(GIH WR:0.538)
《驚くべき証人の喚問/Call a Surprise Witness》(GIH WR:0.536)
 これは正直D評価だったので、思っていたよりも指標がいいなという印象。クリーチャーの数が想定よりも大事だということかなと思う。

《クロヴァドの脚肉/Krovod Haunch》(GIH WR:0.534)
《赦免するラマスー/Absolving Lammasu》(GIH WR:0.53)
《弱者の師/Mentor of the Meek》(GIH WR:0.525)
《窓外放出の幻影/Defenestrated Phantom》(GIH WR:0.523)
《証人隠滅/No Witnesses》(GIH WR:0.523)
《然るべき配慮/Due Diligence》(GIH WR:0.519)
《世慣れた見張り、デルニー/Delney, Streetwise Lookout》(GIH WR:0.517)
《グリフィン乗りの追跡者/Griffnaut Tracker》(GIH WR:0.516)
《門衛のスラル/Doorkeeper Thrull》(GIH WR:0.514)
《古代の化身/Essence of Antiquity》(GIH WR:0.511)
《レンチ/Wrench》(GIH WR:0.51)
《聖域の壁/Sanctuary Wall》(GIH WR:0.508)
《広場の使い魔/Forum Familiar》(GIH WR:0.503)
《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》(GIH WR:0.503)

D・Eランク(白):5枚

《罪の重責/Burden of Guilt》(GIH WR:0.489)
《証拠流出の事件/Case of the Pilfered Proof》(GIH WR:0.481)
《関係者の集合/Assemble the Players》(GIH WR:0.474)
 
罠だった…。白はアドバンテージよりもテンポ。


《手つかずの饗宴の事件/Case of the Uneaten Feast》(GIH WR:0.47)
《独演の代償/Monologue Tax》(GIH WR:)

カード個別評価(青)

S・Aランク(青):2枚

納得の2枚。
《謎めいた外套/Cryptic Coat》(GIH WR:0.629)
《蒸気核の学者/Steamcore Scholar》(GIH WR:0.607)

Bランク(青):13枚

《プロフトの映像記憶/Proft's Eidetic Memory》(GIH WR:0.589)
《思考への侵入/Intrude on the Mind》(GIH WR:0.584)
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》(GIH WR:0.567)
《脱出の名人/Exit Specialist》(GIH WR:0.566)
《堅固な証拠/Hard Evidence》(GIH WR:0.565)
《偵察監視員/Surveillance Monitor》(GIH WR:0.561)
 Cだと思っていた。OH WRが53.6 %で指標が出ていないにも関わらず、GIH WRで上がるということは、飛行の価値が環境的に高いということかなと思う。

《妥当な疑惑/Reasonable Doubt》(GIH WR:0.561)
《投光器の捜査員/Projektor Inspector》(GIH WR:0.56)
《迷路での迷子/Lost in the Maze》(GIH WR:0.556)
《許可なき脱出/Unauthorized Exit》(GIH WR:0.556)
《凍らせ/Out Cold》(GIH WR:0.553)
《未解決事件解明者/Cold Case Cracker》(GIH WR:0.553)
《推理/Deduce》(GIH WR:0.552)

Cランク(青):21枚

《鑑識の研究者/Forensic Researcher》(GIH WR:0.546)
 
もっと高いと思っていた。青が空いてるサインと思っていたけど、そこまでは行かない指標でした。

《有能な調査員/Hotshot Investigators》(GIH WR:0.543)
《不可能性の除外/Eliminate the Impossible》(GIH WR:0.541)
《犯罪阻止のスプライト/Crimestopper Sprite》(GIH WR:0.541)
《暗路の急使/Furtive Courier》(GIH WR:0.536)
《大胆な告発/Dramatic Accusation》(GIH WR:0.536)
《唐突な後戻り/Sudden Setback》(GIH WR:0.532)
《ミステリー・キー/Mystery Key》(GIH WR:0.53)
《泡の密輸者/Bubble Smuggler》(GIH WR:0.529)
《証明責任/Burden of Proof》(GIH WR:0.529)
《泥棒隼の事件/Case of the Filched Falcon》(GIH WR:0.529)
《水底の犯罪学者/Benthic Criminologists》(GIH WR:0.526)
《疲れ切った分析者/Jaded Analyst》(GIH WR:0.522)
《切望の隼/Coveted Falcon》(GIH WR:0.52)
《霧水路のスパイ/Mistway Spy》(GIH WR:0.519)
《鑑識の利器師/Forensic Gadgeteer》(GIH WR:0.518)
《フェイの飛行/Fae Flight》(GIH WR:0.516)
《陰謀の解明者/Conspiracy Unraveler》(GIH WR:0.509)
《燭台/Candlestick》(GIH WR:0.505)
《詮索的探求/Curious Inquiry》(GIH WR:0.505)
《探偵社の装備役/Agency Outfitter》(GIH WR:0.502)

D・Eランク(青):8枚

《仮面の裏/Behind the Mask》(GIH WR:0.495)
《生ける難題/Living Conundrum》(GIH WR:0.465)
《犯行現場の再現/Reenact the Crime》(GIH WR:0.427)
《呪文嵌め/Spell Snare》(GIH WR:)
《現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor》(GIH WR:)
《加工/Fabricate》(GIH WR:)
《実物提示教育/Show and Tell》(GIH WR:)
《研究所荒らしの事件/Case of the Ransacked Lab》(GIH WR:)

カード個別評価(黒)

S・Aランク(黒):1枚

《血管切り裂き魔/Vein Ripper》(GIH WR:0.636)

Bランク(黒):10枚

《死人に口無し/Deadly Cover-Up》(GIH WR:0.587)
《狩り立てられた暴骨/Hunted Bonebrute》(GIH WR:0.583)
《殺人調査員/Homicide Investigator》(GIH WR:0.575)
《謎の骸骨の事件/Case of the Stashed Skeleton》(GIH WR:0.569)
《長い別れ/Long Goodbye》(GIH WR:0.565)
《名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer》(GIH WR:0.565)
《自白勧告/Extract a Confession》(GIH WR:0.559)
《ただれヒル/Festerleech》(GIH WR:0.554)
《うなる大殺犬》と同じくらいかと思っていたら、差がついていた。1枚完結の強みか。

《無節操な探偵社員/Unscrupulous Agent》(GIH WR:0.551)
 
これについてはrizerさんのポストの通り。(というか、このポストを見て驚いたのが、このnoteを書くきっかけ)

《抜け目ない見物人/Leering Onlooker》(GIH WR:0.55)
 過大評価していたカードの1枚。このカードが弱いというよりは黒が弱いのが悪い。その割にALSAが3.43なので、消えるのも早い…

Cランク(黒):24枚

《殺害/Murder》(GIH WR:0.548)
《地底街の掃除屋/Undercity Eliminator》(GIH WR:0.544)
《うなる大殺犬/Snarling Gorehound》(GIH WR:0.542)
《魂の弱体化/Soul Enervation》(GIH WR:0.54)
《厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim》(GIH WR:0.54)
《闇討ち/Slice from the Shadows》(GIH WR:0.538)
《説き伏せる尋問者/Persuasive Interrogators》(GIH WR:0.538)
《毒素の分析/Toxin Analysis》(GIH WR:0.536)
《ぬめる双頭ヒル/Slimy Dualleech》(GIH WR:0.536)
《路地の通り魔/Alley Assailant》(GIH WR:0.53)
《夜呑みモロイ/Nightdrinker Moroii》(GIH WR:0.529)
《極悪非道の盗人/Outrageous Robbery》(GIH WR:0.528)
《秘密裏の干渉者/Clandestine Meddler》(GIH WR:0.528)
《犠牲/Victimize》(GIH WR:0.522)
《ポリグラフの宝珠/Polygraph Orb》(GIH WR:0.52)
《推定死亡/Presumed Dead》(GIH WR:0.52)
《聖堂の追跡者/Basilica Stalker》(GIH WR:0.518)
《腐敗農場の死足虫/Rot Farm Mortipede》(GIH WR:0.518)
《死の再構築/Macabre Reconstruction》(GIH WR:0.517)
《常習犯/Repeat Offender》(GIH WR:0.514)
《悲劇的な過ち/Tragic Slip》(GIH WR:0.513)
《有刺の給仕/Barbed Servitor》(GIH WR:0.509)
 初手級だと思っていたよ・・・。そりゃ、強く使えるデッキはないけどさ・・・。「死足虫」より指標が悪いとは(絶句)。


《探偵社の検視官/Agency Coroner》(GIH WR:0.507)
《鉛パイプ/Lead Pipe》(GIH WR:0.503)

D・Eランク(黒):5枚

《辻妻の不一致/It Doesn't Add Up》(GIH WR:0.487)
《脳の没収/Cerebral Confiscation》(GIH WR:0.486)
《ゴルゴンの口づけの事件/Case of the Gorgon's Kiss》(GIH WR:0.486)
《無法の仮面舞踏会/Illicit Masquerade》(GIH WR:0.484)
 強いとはおもっていなかったけど、こんなに指標が悪いとは思わんやん!

《血潮隊の司教/Bishop of the Bloodstained》(GIH WR:)

カード個別評価(赤)

S・Aランク(赤):0枚

Bランク(赤):16枚

《証人燃やし/Torch the Witness》(GIH WR:0.599)
 
ここまで指標が良いとは思っていなかったけど、納得できるカード。

《火炎術の演出者/Pyrotechnic Performer》(GIH WR:0.596)
 
使えるデッキが組めたら強い系のカードだと思っていたら、シンプルに強カードの指標。自分で使ったときに強さを感じなかったので、これはプレイイングに反省の余地がありそう。


《ランプ光のフェニックス/Lamplight Phoenix》(GIH WR:0.594)
《向こう見ずな探偵/Reckless Detective》(GIH WR:0.587)
《ブリキ通りの男爵、クレンコ/Krenko, Baron of Tin Street》(GIH WR:0.584)
《罪人の焼却者/Incinerator of the Guilty》(GIH WR:0.583)
《参考人/Person of Interest》(GIH WR:0.582)
《ショック/Shock》(GIH WR:0.57)
《通電/Galvanize》(GIH WR:0.563)
《逃走する暗号破り/Fugitive Codebreaker》(GIH WR:0.563)
《大犯罪者/Offender at Large》(GIH WR:0.556)
《罪深き憤怒/Felonious Rage》(GIH WR:0.555)
《追走劇の始まり/The Chase Is On》(GIH WR:0.554)
 コストが重たいのでもう少し下だと思っていた。けっこう透けるバットリなので、3マナ3点火力+調査で使う引き出しを持ってもよさそう。


《赤ニシン/Red Herring》(GIH WR:0.553)
《燃える仮面の事件/Case of the Burning Masks》(GIH WR:0.551)
《狂乱逃走する山羊/Frantic Scapegoat》(GIH WR:0.55)

Cランク(赤):16枚

《ゴブリンの仮面職人/Goblin Maskmaker》(GIH WR:0.543)
《復讐の追跡者/Vengeful Tracker》(GIH WR:0.542)
《追い詰められた曲者/Cornered Crook》(GIH WR:0.541)
《ボーラク族のぶん回し屋/Bolrac-Clan Basher》(GIH WR:0.541)
《溶口/Magmaw》(GIH WR:0.54)
《クレンコの轟音砕き/Krenko's Buzzcrusher》(GIH WR:0.537)
 
4/4/4飛行・トランプルでここ?オランウータンに割られている?

《真紅の鼓動の事件/Case of the Crimson Pulse》(GIH WR:0.533)
《罪なき傍観者/Innocent Bystander》(GIH WR:0.531)
《手頃な標的/Convenient Target》(GIH WR:0.525)
《急かされるドローン職人/Harried Dronesmith》(GIH WR:0.523)
 
《偵察監視員》の指標が良くて、これが悪いのはなんで???《クレンコの轟音砕き》も指標が微妙だったので、赤い飛行はダメなのか?
 色指標見る限り、赤はボロス以外が微妙な勝率だったので、イゼットが弱いから指標が出ていない案件かな。

《機械壊しのオランウータン/Gearbane Orangutan》(GIH WR:0.523)
《瓦礫帯の自慢屋/Rubblebelt Braggart》(GIH WR:0.517)
《現行犯/Caught Red-Handed》(GIH WR:0.513)
《隠し武器/Concealed Weapon》(GIH WR:0.511)
《答えの要求/Demand Answers》(GIH WR:0.51)
《疑惑の爆発/Suspicious Detonation》(GIH WR:0.509)

D・Eランク(赤):12枚

《犯罪小説家/Crime Novelist》(GIH WR:0.499)
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》(GIH WR:0.498)
《ナイフ/Knife》(GIH WR:0.479)
《点と点を繋ぐ/Connecting the Dots》(GIH WR:0.472)
《犯人暴き/Expose the Culprit》(GIH WR:0.471)
《集団恐慌/Mass Hysteria》(GIH WR:)
《溶鉄の精神/Molten Psyche》(GIH WR:)
《吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm》(GIH WR:)
《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》(GIH WR:)
《ギャンブル/Gamble》(GIH WR:)
《アンズラグの猛威/Anzrag's Rampage》(GIH WR:)
《早められた相続/Expedited Inheritance》(GIH WR:)

カード個別評価(緑)

S・Aランク(緑):4枚

《自然な溶け込み/Hide in Plain Sight》(GIH WR:0.63)
《衝撃の足音/Crashing Footfalls》(GIH WR:0.624)
 初手番長かなと思って、OH WR見たら73.6%だったので、ぶっちぎりの初手番長だった(笑)
《不屈の追跡者/Tireless Tracker》(GIH WR:0.608)
《犯人はこの中にいる/A Killer Among Us》(GIH WR:0.601)
 横並べ系のカードの指標が軒並み自己評価より高くて、その筆頭。《急かされるドローン職人/Harried Dronesmith》が弱かったのも合わせると、この環境で大事だったのは1/1のブロッカーかもしれない。

Bランク(緑):18枚

《斧折りのフェロックス/Axebane Ferox》(GIH WR:0.591)
《目ざとい新人/Sharp-Eyed Rookie》(GIH WR:0.59)
《花ざかりの開花族/Flourishing Bloom-Kin》(GIH WR:0.58)
《きらめく織り手/Glint Weaver》(GIH WR:0.573)
《一歩上へ/Get a Leg Up》(GIH WR:0.57)
 他の1マナコンバットトリック(《罪深き憤怒》(0.555)、《毒素の分析》(0.536)、《仮面の裏》(0.495))に比べて指標が良すぎる。横並べ戦略が自己評価よりも強いという仮説を補強してくれていそう。

《犯罪への噛みつき/Bite Down on Crime》(GIH WR:0.569)
《緑地帯の急進派/Greenbelt Radical》(GIH WR:0.568)
 これも変装コストが高くて使いづらい印象だったが、横並べ戦略が肯定されている指標が出ている。《遂行中》(0.557)よりも指標が微妙に良い。


《痛烈な質問/Hard-Hitting Question》(GIH WR:0.568)
《大ドルイドの魔除け/Archdruid's Charm》(GIH WR:0.567)
《ロクソドンの盗聴者/Loxodon Eavesdropper》(GIH WR:0.567)
《神経質な庭師/Nervous Gardener》(GIH WR:0.566)
《狂信の力/Fanatical Strength》(GIH WR:0.56)
《密室の温室の事件/Case of the Locked Hothouse》(GIH WR:0.558)
《復讐の忍び寄るもの/Vengeful Creeper》(GIH WR:0.557)
《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》(GIH WR:0.556)
《瓦礫帯の異端者/Rubblebelt Maverick》(GIH WR:0.554)
《ヴィトゥ=ガジーの捜査員/Vitu-Ghazi Inspector》(GIH WR:0.553)
《トンネルの情報提供者/Tunnel Tipster》(GIH WR:0.553)

Cランク(緑):14枚

《装飾庭園の豹/Topiary Panther》(GIH WR:0.548)
《花粉の分析/Analyze the Pollen》(GIH WR:0.548)
《こっちに行ったぞ/They Went This Way》(GIH WR:0.542)
《トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani》(GIH WR:0.539)
《踏み荒らされた庭の事件/Case of the Trampled Garden》(GIH WR:0.536)
 これはもう少し上だと思っていた。縦攻めのカードなので、横並べが強いと考えると納得。

《生垣と話す者/Hedge Whisperer》(GIH WR:0.536)
《隙のないアリバイ/Airtight Alibi》(GIH WR:0.535)
《検体の収集者/Sample Collector》(GIH WR:0.534)
《暗渠で待ち伏せるもの/Culvert Ambusher》(GIH WR:0.532)
《事件現場の分析者/Aftermath Analyst》(GIH WR:0.531)
《驕り高ぶる放蕩家/Pompous Gadabout》(GIH WR:0.526)
《チョーク・アウトライン/Chalk Outline》(GIH WR:0.517)
《毒を選べ/Pick Your Poison》(GIH WR:0.512)
《育殻組の誉れ/The Pride of Hull Clade》(GIH WR:0.506)

D・Eランク(緑):7枚

《ロープ/Rope》(GIH WR:0.468)
《人道に対する膿/Slime Against Humanity》(GIH WR:0.444)
《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone》(GIH WR:)
《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》(GIH WR:)
《進化の飛躍/Evolutionary Leap》(GIH WR:)
《眠りにつく時/Laid to Rest》(GIH WR:)
《下生えの偵察者/Undergrowth Recon》(GIH WR:)

カード個別評価(多色)

S・Aランク(多色):14枚

 内容的には納得の並び。含んでいる色別の枚数が、白7、青6、黒3、赤5、緑7なので、色の強さが出ている感じ。全体的に横に並ぶカードが高めになっている気がする。

《蜘蛛網の頭、アイゾーニ/Izoni, Center of the Web》(GIH WR:0.651)
《正義の幽霊、アグルス・コス/Agrus Kos, Spirit of Justice》(GIH WR:0.637)
《真夜中の光、トルシミール/Tolsimir, Midnight's Light》(GIH WR:0.635)
《探偵社社長、エズリム/Ezrim, Agency Chief》(GIH WR:0.629)
《ドッペルギャング/Doppelgang》(GIH WR:0.622)
《華やかな支配者、テイサ/Teysa, Opulent Oligarch》(GIH WR:0.614)
《進化した謎、ヴァニファール/Vannifar, Evolved Enigma》(GIH WR:0.612)
《混沌の守護者、ラクドス/Rakdos, Patron of Chaos》(GIH WR:0.608)
《間の悪い爆発/Ill-Timed Explosion》(GIH WR:0.606)
《囁きの三姉妹、トロスターニ/Trostani, Three Whispers》(GIH WR:0.605)
《好奇心の神童、ケラン/Kellan, Inquisitive Prodigy》(GIH WR:0.604)
《徴兵されたワーム/Enlisted Wurm》(GIH WR:0.604)
《煌く機械ドレイク/Gleaming Geardrake》(GIH WR:0.603)
 おまえは指標が高すぎないか。そう思って指標を細かくみたら、他のアンコモンに比べてGPが低めなので、専用デッキが成立したら強い系のカードだった。

《法の超越者、オレリア/Aurelia, the Law Above》(GIH WR:0.603)

Bランク(多色):31枚

《幽霊の裁き、ケイヤ/Kaya, Spirits' Justice》(GIH WR:0.599)
《異端の飛行機械職人/Maverick Thopterist》(GIH WR:0.599)
《戦導者の号令/Warleader's Call》(GIH WR:0.598)
《排撃の変異/Repulsive Mutation》(GIH WR:0.597)
《庭園への埋設/Buried in the Garden》(GIH WR:0.596)
《緊急の検死/Urgent Necropsy》(GIH WR:0.591)
《私立探偵/Private Eye》(GIH WR:0.589)
《稲妻のらせん/Lightning Helix》(GIH WR:0.589)
《空騒ぎ/Fuss》 // 《大騒ぎ/Bother》(GIH WR:0.587)
《殺害の強要/Coerced to Kill》(GIH WR:0.585)
《探偵鞄/Detective's Satchel》(GIH WR:0.584)
《捜査の達人、アルキスト・プロフト/Alquist Proft, Master Sleuth》(GIH WR:0.581)
《命狙いの逃亡者、エトラータ/Etrata, Deadly Fugitive》(GIH WR:0.58)
《犬の散歩者/Dog Walker》(GIH WR:0.578)
《証拠審理員/Evidence Examiner》(GIH WR:0.576)
《顔を繕う者、ラザーヴ/Lazav, Wearer of Faces》(GIH WR:0.574)
《クロールの鞭打ち/Kraul Whipcracker》(GIH WR:0.572)
《スマーラの歩哨/Sumala Sentry》(GIH WR:0.569)
《古き神々の咆哮、ヤラス/Yarus, Roar of the Old Gods》(GIH WR:0.568)
《徙家/Consign》 // 《忘妻/Oblivion》(GIH WR:0.567)
《地震土竜、アンズラグ/Anzrag, the Quake-Mole》(GIH WR:0.562)
《ギルドパクト、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Guildpact》(GIH WR:0.562)
《血痕鑑定/Blood Spatter Analysis》(GIH WR:0.561)
《カイロックスの電位闊歩機/Kylox's Voltstrider》(GIH WR:0.559)
《確固たる証人/Granite Witness》(GIH WR:0.559)
《喝破/No More Lies》(GIH WR:0.557)
《利器の技師/Gadget Technician》(GIH WR:0.557)
 これも自己評価よりは指標が高めだが、横並べ正義論に則りれば納得。

《腐肉戦士/Putrid Warrior》(GIH WR:0.556)
《押し出し/Push》 // 《引き抜き/Pull》(GIH WR:0.554)
《たなびき飲みの吸血鬼/Wispdrinker Vampire》(GIH WR:0.554)
《運河浚い/Drag the Canal》(GIH WR:0.55)

Cランク(多色):24枚

《妨げる若者/Meddling Youths》(GIH WR:0.548)
《ルーン印の曲芸者/Rune-Brand Juggler》(GIH WR:0.546)
《群衆操りの管理人/》(GIH WR:0.545)
 自己評価よりちょっと低い。横に見せかけて、このカード自体は縦のカードなので、チャンプブロックでしのげるということか。

《血滴りの救済者/Sanguine Savior》(GIH WR:0.542)
《致命的な紛糾/Deadly Complication》(GIH WR:0.542)
《中止/Cease》 // 《停止/Desist》(GIH WR:0.541)
《密偵ワニエルフ/Undercover Crocodelf》(GIH WR:0.539)
《ブリキ通りの噂好き/Tin Street Gossip》(GIH WR:0.539)
 良スタッツ、制限があるとはいえ展開の補助となるマナ能力とあって、なんでBでない…。5ターン目に4/4で殴りながら3/2/2を2体展開するより、4ターン目に1マナバットリ構えながら3/2/2展開する方が強いと言われたら、「そうかー」としか言えない。《トンネルの情報提供者》(0.553)と《ゴブリンの仮面職人》(0.543)を見ると、「5ターン目に変装用のマナが増えても遅いよ」と言われて、「それもそうかー」という感じ。かみ合いが悪いかな。

《フェアリーの詮索者/Faerie Snoop》(GIH WR:0.538)
《危険な地形/Treacherous Terrain》(GIH WR:0.538)
《裂け目破りのヘリオン/Riftburst Hellion》(GIH WR:0.535)
 変装じゃんけんで最強のスタッツだけど、ここか。トランプルがあれば変わった気がする。

《ニクスの織り手/Nyx Weaver》(GIH WR:0.533)
《世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage》(GIH WR:0.532)
《湖での水難/Drown in the Loch》(GIH WR:0.525)
《危険な欲/Treacherous Greed》(GIH WR:0.524)
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》(GIH WR:0.52)
《放蕩の悪漢/Rakish Scoundrel》(GIH WR:0.518)
《押し合い/Hustle》 // 《圧し合い/Bustle》(GIH WR:0.518)
《不審な密通者/Shady Informant》(GIH WR:0.517)
《陰湿な根/Insidious Roots》(GIH WR:0.515)
《魂探り/Soul Search》(GIH WR:0.51)
《物好きな死者/Curious Cadaver》(GIH WR:0.502)
《浮き荷/Flotsam》 // 《捨て荷/Jetsam》(GIH WR:0.502)
《大虐殺の審美家、ジュディス/Judith, Carnage Connoisseur》(GIH WR:0.501)

D・Eランク(多色)

《流城の隊長/Stromkirk Captain》(GIH WR:0.499)
《過当な尋問/Officious Interrogation》(GIH WR:0.491)
《脱走/Break Out》(GIH WR:0.486)
《連合の蛹/Combine Chrysalis》(GIH WR:0.479)
《過去の追体験/Relive the Past》(GIH WR:0.476)
《実地歴史家、クイントリウス/Quintorius, Field Historian》(GIH WR:0.442)
《先見的発明者、カイロックス/Kylox, Visionary Inventor》(GIH WR:0.439)
《ギルドパクトの力線/Leyline of the Guildpact》(GIH WR:0.427)
《厳戒態勢/High Alert》(GIH WR:)

カード個別評価(無色・土地)

 ここは特に語ることもないので、データを列挙して終わります。

《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》(GIH WR:0.631)
《脱出トンネル/Escape Tunnel》(GIH WR:0.557)
《轟音の滝/Thundering Falls》(GIH WR:0.556)
《優雅な談話室/Elegant Parlor》(GIH WR:0.555)
《草萌ゆる玄関/Lush Portico》(GIH WR:0.554)
《地底の遺体安置所/Underground Mortuary》(GIH WR:0.554)
《迷路庭園/Hedge Maze》(GIH WR:0.554)
《地底街の下水道/Undercity Sewers》(GIH WR:0.55)
《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》(GIH WR:0.548)
《商業地区/Commercial District》(GIH WR:0.546)
《大音声の劇場/Raucous Theater》(GIH WR:0.544)
《行き届いた書庫/Meticulous Archive》(GIH WR:0.542)
《犯行現場/Scene of the Crime》(GIH WR:0.54)
《衛生管理用自動機械/Sanitation Automaton》(GIH WR:0.54)
《墓石の徘徊者/Gravestone Strider》(GIH WR:0.533)
《パクト破りの事件/Case of the Shattered Pact》(GIH WR:0.526)
《ヴィトゥ=ガジーの枝/Branch of Vitu-Ghazi》(GIH WR:0.523)
《本道/Public Thoroughfare》(GIH WR:0.52)
《のし歩く洗濯物/Lumbering Laundry》(GIH WR:0.512)
《霧覆いの平地/Mistveil Plains》(GIH WR:0.509)
《クリプテックス/Cryptex》(GIH WR:0.506)
《探偵帽/Thinking Cap》(GIH WR:0.504)
《磁力の鼻鳴らし/Magnetic Snuffler》(GIH WR:0.487)
《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot》(GIH WR:0.487)
《拡大鏡/Magnifying Glass》(GIH WR:0.465)
《幽霊街/Ghost Quarter》(GIH WR:)
《影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow》(GIH WR:)
《石臼/Millstone》(GIH WR:)
《ガラスの破片/Shard of Broken Glass》(GIH WR:)
《死者の原野/Field of the Dead》(GIH WR:)

結論

いったん、仮説に対する結論を書いていくと下記の通り。

仮説1)自分の中のカード評価が実態とズレている

結論1)大きく以下の2点がズレていた要所かなと思う。
・黒系のカード(主にレア以上)への評価が高すぎた
・横並べ系のカードへの評価が低すぎた

仮説2)クリーチャーのスタッツ平均が低いため、質よりも量(アドバンテージ)が優先される

結論2)量が優先されることは正しい。1/1のスタッツであっても、ある程度役割がある指標は出ていた。理由については、違う検証方法な気がする。

3)「コンバットトリック」>「除去」の環境のため、不利局面を押し返すことが難しい
4)5ターン目までに4アクション(ブラフ含む)はしたい。そのため、2マナ域は重要だが、2ターン目に行動することは重要ではない
5)プレイブースターの影響として以下の2点により上振れ下振れが激しくなった

3~5は別の検証方法の方が良さそうなので、割愛。データを書きながらみるのは、ただ眺めているよりは色々と考えられて楽しかった。もうすぐサンダージャンクションが来てしまうが、それまではもう少しカルロフ邸にチャレンジしてみます。

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