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「幸せ探し」ゲーム

今日のおすすめの一冊は、太田典生氏の『「いい話」のおすそわけ』(知的生き方文庫)です。その中から「アラ探しの名人」という題でブログを書きました。

本書の中に『「幸せ探し」ゲーム』という心に響く文章がありました。

『少女ポリアンナ』を知っていますか。 「お人形が欲しくて教会本部に手紙を書いたら、慈善箱には松葉杖が入っていたの」 「お人形が欲しいのに松葉杖をもらって、なにも嬉しいことなんかないでしょう」

 「実は私も最初はそう思ったの。でもね、あるのよ。パパから教わってわかったの。ほら、松葉杖を使わなくてもいいのは、嬉しいことじゃない?すっごく簡単でしょ?コツさえわかれば、誰にでもできるのよ…」 

嬉しいことがいっぱいあるときなら、このゲームは簡単にできる。 ポリアンナは、つらいことや悲しいことに取り囲まれても、どこまでも食い下がって必ず嬉しいことを見つけ出す。 ポリアンナは、嬉しいことを見つけたときに、自分一人で喜ぶだけでなく、周りの人に喜びを分けてくれる名人です。 

また、周りの人にもゲームを波及させていきます。 物事には、必ず二面性があります。 何事も、悪い所ばかり見るのではなく、よい所を見ることが、積極的にやる気を呼び起こす秘訣だと教えてくれます。

◆ 「五木寛之さんは、弟さんが亡くなられてからしばらくの間ものが書けなくなった。 そこで、新しいノートに、どんなちっぽけなことでもいいから嬉しいと感じたことを毎日書きとめるようにした。 毎日の些細なことに喜びを感じている間に、気力を取り戻したそうです」(同書より) 

マスコミに出る記事は、ほとんどが暗いニュース。 明るいニュースはほんのひとにぎりしかない。 なぜなら、暗いニュースの方が希少価値があり、目立つからだ。 芸能人やスポーツ選手のゴシップ記事も同じで、滅多にないからこそニュース性がある。 

しかし、我々は毎日暗いニュースに接していると、同じようなことがあたかも自分のまわりでしょっちゅう起きているような気がしてしまう。 だから、モノの見方も、同様にどうしても暗く悲観的に見てしまうクセがついている。 

だからこそ、「幸せ探し」ゲームが必要となる。 幸せを探せば、幸せが見つかる。 しかし、不幸を探せば、不幸も見つかる。 「幸せ探し」ゲームを身につけたい。

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