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粘り強い人が偉業をなしとげる

今日のおすすめの一冊は、伊庭正康(まさやす)氏の『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』(アスコム)です。その中から『「ねばり」を発揮できる人』という題でブログを書きました。

本書の中に『粘り強い人が偉業をなしとげる』という心に響く文章がありました。

『やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』 からある研究をご紹介します。 

スタンフォード大学の心理学者キャサリン・コックス氏の調査です。 コックス氏は、詩人・政治家・宗教家・科学者・哲学者・芸術家・音楽家などさまざまな分野で偉業を成し遂げた歴史上の人物301名の特徴を調査しました。 

その結果、IQと功績の関係はきわめて低いとわかったそうです。 コックスたちは、IQ以外の功績を上げる要因は何かさらに調査しました。 何千ページもの伝記や資料を読み解く調査により、超一流の偉人と一般の人とを分 ける決定的な相違があることを突き止め、「動機の持続性」と名づけました。要はしつこさですね。

コックス氏は研究を総括し、次のように述べています。「知能のレベルは最高ではなくても、最大限の粘り強さを発揮して努力する人は、知能のレベルが最高に高くてもあまり粘り強く努力しない人より、はるかに偉大な功績を収める。

また同書では、コロンビア大学の心理学者マーゴ・ガードナー氏らの研究も紹介しています。高校で、課外活動に1年間参加した場合と、2年間参加した場合とで、大人になってからどのような違いがあるかを、追跡調査したというものです。

結果を見ると、課外活動を2年以上続けた生徒に限り、1週間あたりの課外活動時間数が多かった生徒ほど就業率も高く、収入も高くなっていたとのことです。思春期でいろんな誘惑も多い中、課外活動を2年間ブレずに続けるのは、なかなか大変なことだと思います。続けることは強みになるのですね。

成功には、頭の良さとか才能ではなく、徹底的にやり続けることが大事、その証左といえるのではないでしょうか。

この世に、粘り強さに勝るものはない。才能?才能があっても成功できなかった例は枚挙にいとまがない。天才?報われない天才という言葉は、すでに決まり文句になっている。教養?世の中は教養ある浮浪者であふれている。粘り強さと断固たる信念だけが、無限の力を持つ。》(カルビン・クーリッジ/政治家)

「継続こそ力なり」という言葉がある。うまず、弛(たゆ)まず続けていくことが、唯一の成功への道だ。野球のイチロー氏も「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と言っている。

続けること、しつこくあきらめないこと、粘り強いこと…。

「粘り強い人が偉業をなしとげる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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