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コンフォートゾーンを抜け出し「レア力」を高める

今日のおすすめの一冊は、小宮山利恵子氏の『レア力で生きる』(KADOKAWA)です。その中から「学ばないマジョリティから脱出する」という題でブログを書きました。

本書の中に『コンフォートゾーンを抜け出し「レア力」を高める』という心に響く文章がありました。

人と同じことをしてマジョリティ(多数派)にいる限り、どうしても勝ち負けはついて回ります。けれども、人と違う自分の強みを発揮すると、ライバルは圧倒的に少なくなり、競争社会から抜け出せるのです。

「人と違う強み」は「レア力」と言い換えることができます。 ビジネス業界では、マジョリティの世界をレッドオーシャン(競争の激しい領域)、少数派のレア力の高い人が切り拓く世界をブルーオーシャン(競争相手のいない広い海のような領域)と言い表すことがあるので、この言葉を見聞きしたことがある人もいるかもしれません。    

 レア力とは、文字通り、「rare(きわめて稀なこと、希少なこと)」な能力を意味します。それは、他の誰の真似でもない自分だけの「好き」を追求しながら、競争のない領域で生きていく力です。     

そして今、そのレア力こそが求められている時代になっているのです。 終身雇用制度が崩壊し、インターネットで人と人がつながり、多様性が重視される時代は、「個」で生きていける世界になります。     

自分の「好き」を磨き、人の役に立つ情報を発信している人が注目され、世の中に受け入れられる時代になったのです。その一方で、従来の会社組織に慣れきってしまい、自分の「好き」を見失ってしまった人も多いのではないでしょうか。    

目の前にある仕事をこなすのに精一杯で、自分がやりたいことがわからなくなっている人もいるでしょう。そういう人は、一度立ち止まって、「今の自分は、自らが望む姿なのだろうか?」と自問してほしいのです。        

誰もが子どもの頃に好きだったことや、学生時代に夢中になったことがあるはずです。そこでまず、自分の「好き」を知るために、興味・関心があることを手あたり次第やってみてください。     

その際、心掛けてほしいのは、モノでなく、体験に投資することです。自分の五感を使い、実際に現場に足を運んで体験して、情報を発信してみるのです。コミュニティに所属して、人と協同するのもいいでしょう。        

体験への投資は、時間がかかりますが無駄にはなりません。「好き」の種を植える活動を続けていると、どこかでつながってくるものです。その種の中から、1つでも多くの芽を出すように、学びによって水を与えるのです。深く掘り下げて学び続けることで、いつか大きな花を咲かせるものが出てくるでしょう。        

新しいことを始める場合、「失敗するのではないか」と不安を抱く人もいます。 しかし、たとえ想定外のことが起こっても、それもすべて学びとなるのです。      

小宮山氏は、レア力を高めるよい方法は、コンフォートゾーン(居心地のいい楽な場所)から抜け出すことだという。 そうすることで、世の中の「常識」や「普通」のバイアス(偏見)を外すことができ、自分を高めることができるから。     

その手っ取り早い方法が、「旅をすること」。 まだ見たことのない世界を旅することであり、日本とはまったく文化の異なる国を体験したほうが学びは多いからだという。    

 他には、「留学する」、「転職する」、「新たな活動をする」、「副業する」、「外国人と話す」、「人前で話す」、「学ぶ」、「本を読む」、「モノより体験」、「発信する」、「コミュニティに参加する」、「弱いつながりを大事にする」等々だそうだ。        

つまり、新たなことをすることであり、初めてのことを楽しむことだ。 冬の炬燵(こたつ)、夏のエアコンのように、居心地のいいところから抜け出すにはちょっとした勇気が要る。     

しかし、コンフォートゾーンに留まる限り、「新しいこと」や「初めてのこと」を体験することはできない。コンフォートゾーンから抜け出し、自らのレア力を高めることができる人でありたい。

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