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韓国ドラマ好きではない私が今更見た「私の夫と結婚して」


韓国ドラマ遍歴

過去に遡ります。すごく昔、冬ソナは見ました。
ものすごいブームで、パチンコ台にもなりました。(それも楽しんだ)
なにより、どちらかというとミーハーではない私の母(当時50代)がハマったのです。
生まれてから近隣への旅行以外は自分の街から出たことのない母が、まさかの韓国に行き、聖地巡礼するほどに。
実家の壁には今もめくられていないイ・ビョンホンさんのカレンダーがあったり。
ビデオレコーダーには撮り貯められた韓国ドラマ。
次から次と見ていました。
一緒に楽しめたらよかったかもしれませんが、その頃、初めての出産と重なり、それどころではなかったです。
つまり、私は韓国ドラマにハマらなかった。

出会い

最近、一緒に仕事をしているオカムラさん。BTSが好きという。
休みの日は新大久保で友だちとランチ。大好きな韓国料理を楽しみ、推しの話で盛り上がります。
彼女が韓国ドラマフリーク。
私たちの仕事を遂行する中で、どうしても自分自身の話をする場面があります。
随所随所に彼女の口から出てくるのは、韓国の話。韓国ドラマについて。「おすすめのドラマは今はこれです!」「あれもみました?」「俳優さんがいいんです」どんどん知らない単語や名前が彼女の口から飛び出してきます。
頭の回転が良く、心もきれい。責任感もある彼女、性格も楽しい。
そんな彼女が勧めてくれた最新のドラマが「私の夫と結婚して」でした。

私の夫と結婚して

もしタイトルだけ見たら、見なかったと思います。
韓国ドラマのタイトルにイマイチ魅かれないというのも、私がハマれない要因の一つだったりするかもしれません。
まず、唐突すぎたり、なんか文脈が引っかかったり。
別に言葉の専門家ではないけれど、好きじゃない…。
おそらく三角関係的な要素も想像できるし、韓国ドラマ特有のはちゃめちゃな展開かなぁと。
いつもの私だったら、…見ませんでした、多分。

1話目を見ようと思ったきっかけ

彼女が、オカムラさんがある日、飴をくれました。

KOPIKO

これは、韓国のお菓子、KOPIKO。
コーヒー味の飴、懐かしい感じのとてもおいしいコーヒー味。
KOPIは韓国語でコーヒー。
そんな話をしながら、
「これ、ドラマにでてくるんです!」と彼女が言いました。

これがきっかけ。
そうなんだ、じゃあ見よっかなって(笑)
食べ物に釣られた感じになりましたが、でもとても身近に感じたのも事実。
そして、とうとう、1話目に手を出してしまったのです。
こうなったら、止まらない。
次の展開が気になり、KOPIKOがどこで出てくるのかも気になります。
このパッケージのものではないけど、同じ名前のお菓子が出てきた時は「KOPIKO~♪」ってうれしくなりました。

気づいたら、家事をしながら、家を出る前、寝る前の短い時間も細切れでドラマを見ている私がいました。

実際のところどうなのよ、内容は

内容は…見てほしい。
見たらいい。
最初に主人公が死ぬところから始まるので、タイムリープストーリーが嫌いな人はイマイチだと思うかもしれませんが、でも、よくある感じでもないです。

話変わりますが、私は映画が好きです。どんな映画も見るけど、特に好きなのが爽快なもの。とにかくスカッとするもの。
作品で挙げると「Mr.インクレディブル」です(笑)。
アニメじゃん!と思われるかもしれませんが、爽快な店舗やわかりやすい内容がとにかく私の中での最高作品の座にいらっしゃいます。

そして、とにかく、「私の夫と結婚して」は、爽快です。
最後は、絶対ハッピーエンドになってほしいけどでも、うそでしょ?どうなるの??うわぁ…と、なります。

ナ・イヌ 나인우

なによりも、かっこよかった。
それだけです。
それが全てだったかもしれません。
人生の中で、あのような出会いの瞬間が必ず誰にでもあるのならば、いいのにね。

次はどうしよっか…?

別の作品を見る気持ちにはまだ至っておらず。
結局私は、韓国ドラマの魅力にハマって「私の夫と結婚して」を見たのではなく、オカムラさんとの話題がほしかったのかもしれないと思っています。
なにより、最終話を見る前に一緒に考察するとき、楽しかったもんね。
彼女の過去の全ての韓国ドラマで得た叡智をふんだんに盛り込んで予測した展開と、何も知らない素人目線の私の予測の差よ(笑)
誰かと何か共有できるものがあると、一気に日常が輝くときありますよね。
それかなと。

極め付けはこれ。
全編見終わって、オカムラさんがくれたKOPIKO。
これを手にした時の興奮が一番忘れられないのです。


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