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えほん箱パーティー、という楽園

年末年始はほぼほぼ家にいまして、ポチポチ仕事をしていました。
今年の仕事始めは、横浜市役所でのイベントでした。
ゆったり親子で絵本を読む場所を提供するはずが、
どんどん集まる親子連れ、ベビーカーの山。
気持ちのよいグリーンの芝生は、あっという間に大人や子どもで埋まってしまいました。

ただのイベントではなかったのだと思います。
あの場所が一気に楽園になったのです。
つくろうと思ってできるものではなく、同じことを誰かがやってもできるものではなく、
私はただ、藤本裕子さんという人が、積み重ねてきた想いの光のようなものが、この日、放出されたようなイメージを持っています。

生きていると、大切なものは目に見えないことがだんだんわかってきますが、
時々、それらが、形になって目の前に現れることがあるのだと、
まざまざと感じました。

みんなが笑顔になって、絵本を手にとっていました。
小さな1冊の本との出会いが、もしかしたら人生を変えたりするのです。
そしてなぜか、
この日1冊の本も読んでいない私の人生も、ちょっとだけ変わったような気がしています。


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