見出し画像

SARS‑CoV‑2変異株とギリシャ文字(2021/11/27)

ギリシャ文字わからないのでまとめた

前口上

COVID-19の原因ウイルスであるところのSARS‑CoV‑2にはいくつもの変異株があり、重要なものはギリシャ文字で表されるようです。アルファ、ベータ、ガンマくらいならよかったのですが、数が増えてきて覚えきれなくなったのでまとめてみます。

TLDR

WHOのウェブサイトのまとめを図にしました。

画像1

WHOでは変異株を大きくVariants of Concern (VOC、懸念される変異株)、Variants of Interest (VOI、注目すべき変異株)、Variants Under Monitoring (VUM、監視下の変異株)、以前監視していた変異株と分けています。

以前監視していた変異株があるようにこの分類は時間軸で不変ではなく、流行と共に変わっていき、影響度が下がれば格下げになることもあります。PANGO系統は国際的な系統分類命名法であり、VUMの段階ではギリシャ文字(WHOラベル)の代わりに使われます。

欠番が出た理由

直近ではオミクロン株が一番上のVOCに分類されています。順当にいくならニューとクサイなのですが飛ばされています。一説にはν ニューはnewと混同するから、ξ クサイ(xi)は習近平(Xi Jinping)氏とかぶるから外したそうです。

所感

ε-δ論法だったり、円周率πだったり、数学や物理だとギリシャ文字はちょくちょく出てきますがマイナーなものもありますね。復習できてよかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?