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春よ恋でベグりました。


立春が過ぎ、そろそろ春が目を覚ます頃。

田舎の道端には、ぽつりぽつりと菜の花が咲いていて、みるだけで心がほっとする。


けれども、春はまだ眠そうで、
朝晩は冷え込むし、こたつなしでは生きていけないし、
関東では大雪警報なんか出たりしている。

二度寝したな、春。

それだからか、
「は〜るよこい、は〜やくこい」と可愛らしく口ずさんだり、
「は〜るよ〜、とおきは〜るよ〜」とユーミンになりきったり、

『春よ来い』も『春よ、来い』も、春を待ち侘びる歌だけれど、それらをまだ歌う気分になれないのは私だけなのかな。


でも、大丈夫。

こちらには季節など関係なく魅了してくれる
「はるよこい」があるから。

そう、「春よ恋」が。

元バイト先の系列のパン屋さんで販売していた春よ恋食パンが好きだった。


お菓子・パン材料サイトで送料無料にするために買った、春よ恋のお試しサイズ。
いつか使おうと思ったまま棚の端に追いやられ、消費期限が次の週に迫っていた。

無事に救出できて、ひと安心。


何か作らなきゃと思い、ベーグルを作ることに!

レシピ本やいろんなサイトでなんとなくベーグルのレシピを見ていたからか、
作ったことがある気でいたけれど、私ベーグル作るの実は初めてだったらしい。

はちみつを使ったはちみつベーグルをつくるのだ🐝🍯


作ってみて改めて実感したこと。

「作る」という観点だけでみたとき、
ベーグルには、他のパンにはない魅力がある。


<その1>

強力粉、ドライイースト、水、塩、砂糖だけでできる。しかも砂糖の量も少量。
コスパ最強。ヘルシー!!


<その2>

バターも使わず、水分量も少ないのでベタつかない。ベタつき耐性よわよわな私にとってこれは嬉しい。出だし20秒くらい我慢すれば、あとは比較的サラっとしたおててでこねこねできる。


<その3>

発酵時間・回数が少ない。長めのYouTube2本見たら発酵終わるくらい。すぐできちゃうよ、素晴らしいね。

ベーグルの魅力を実感したところで、大学のゼミで「ベーグル作りにはまっています」と話していた女の子を思い出す。

「わ〜なんて素敵なハマりもの!好きだわ〜」という感想だけが脳を支配していて、「茹でる工程がある」と話していたことしか覚えていないけれど、絶対にベーグルの魅力について語っていたよなぁ。

あの子、まだベーグル作ってるかな💭

見守る。

焼けた。可愛いではないか。

この、むぎゅ〜〜っとした感じがたまらない。


ちぎってみると、焼きたてならではのお湯気さんが出てきて、
思わず「わぁ〜〜〜」と声が漏れる。


春よ恋ベーグル。

ベーグル特有のもっちり感と、
焼きたてのほわほわ感。
甘みがあって、小麦の香りもしっかりある。
そして、表面と裏面の焼き目はパリっとしていて美味しい。


まずはそのままを楽しむ。
しばらくして何かをつけたくはなったけれど、蜂蜜をちょんっくらいか、岩塩ぱらりくらいでちょうどよかった。

つけたくはなるけどほんの少しでいい。
そんな感じ。
でも、やっぱりそのままの美味しさがあるから、最後はそのままを食べたい。
そんな感じ。

ブルーベリーの方は、うまく巻けなかったなぁ、と思っていたけれど、いざ焼いてみると、逆に正解!な部分ができた。

とびだした紫色の塊が正解な部分🫐


美味しかったな〜とベーグル余韻に浸りつつ、いろいろなベーグルの写真をみていた。

すると、真ん中の穴がもっと小さめで、中央にぎゅっと詰まったものがほとんどだったので、急に悲しモードに入りそうになった。

自分で自分を慰める訓練。

いい加減、他人と比べて自分を卑下するのは
やめなさいな。
美味しかったなら美味しかったでいいじゃん!


などと思いながら湯船に浸かる。

なんとか元に戻せた。


結論、「やっぱり美味しかったのでちゃんちゃん😉」


またいつか作らなきゃなぁ〜!
美味しいベーグル!

次に春よ恋ベーグルを作るころは、
『春よ来い』も『春よ、来い』も
思わず口ずさんでしまう暖かさに
になっているかな🌸


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