小林 浩子 Hiroko Kobayashi

新聞記者、雑誌編集者などを経て、フリーランスのライター・編集者に。近年は子育て・教育関…

小林 浩子 Hiroko Kobayashi

新聞記者、雑誌編集者などを経て、フリーランスのライター・編集者に。近年は子育て・教育関連記事を中心に企画・取材・執筆。自分の子育てをきっかけに「学び」について探究している。現在、一時的に米国で子育て中。「もったいない子育て」を減らしたい思いで「対話ドキュメンテーション」を創始。

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  • コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う

    「コンパッショネート・システムズ」のアプローチを子育てなどに使う試みについて(月に2回更新を予定しています)

最近の記事

#4コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う

「対話」に苦手意識を持っていた昔の自分  いやあ、対話って言われてもね……うーん。少し昔の自分は、よく分からないままに対話というものに苦手意識を持っていました。対話と聞くと、なぜか身構えてしまっていました。  なぜそう感じていたのか。突き詰めると、「どんな自分」で参加すべきかが分からなかったからだと見えてきました。  例えば、編集者やライターとして誰かと相対するときは、自分の役目がはっきりと分かっています。また、学校関連など自分の子どものつながりで誰かと会う場合、「親」

    • #3コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う

      忙しくて「待てない自分」に罪悪感  「子育て」と「焦り」は切っても切れない関係な気がします。  振り返ると、自分自身も毎日焦り続けていました。家事も仕事も常に前倒し。朝食時に夕飯は作っておく、子どもが体調を崩すなどの事態に備えて仕事は常に前倒しスケジュールで進める……などなど。  不思議なことに、前倒ししたからといって、心のゆとりは生まれませんでした。「不測の事態」のために前倒ししているはずなのに、不測の事態が起きなかった場合は、その分さらに前倒しする、という訳の分から

      • #2コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う

        思い通りにいかない子育て  子育て初期は、自分があまりにも無力で、失格印を押されたような気がしたことが何度もありました。自分が全力を尽くしても、何一つ自分の思った通りに進まなかったからです(もちろん子どもからもらう喜びはたくさんありましたが)。  しばらくして、子育ては、勉強や仕事などとはそもそも全く異なる性質のもので、自分がどれだけ頑張っても思った通りに進まなくて当たり前だと気づきました。しかし、自分に染みついた思考の習慣はなかなか強固です。仕事などに対するのと同じ「頭

        • コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う #1

          子育てで「親も成長する」ための工夫  「コンパッショネート・システムズ」というカタカナ語を聞いても、どんなものかまったく想像しづらいですよね。  まず、このマガジンをスタートした理由は、自分自身が子育てなどで直面する悩みや疑問、モヤモヤに「コンパッショネート・システムズ」のアプローチが役立っているから(もちろん学びも子育ても現在進行形、絶賛試行錯誤中です)。*コンパッショネート・システムズはMITのピーター・センゲ氏(著書に『学習する組織』『学習する学校』など)とメッテ・

        #4コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う

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        • コンパッショネートなシステム思考を子育てやなんやかんやで使う
          4本

        記事

          自己紹介/システム思考と子育てと「対話を書く」ということ

           はじめまして、小林浩子と申します。新聞記者、雑誌編集者などを経て、フリーランスのライター・編集者に。自分の子育てをきっかけに、「学び」について探究する日々を重ねています。現在、一時的に米国で子育て中。  日本にいたときの近年の活動を挙げると、日経xwomanDUAL編集部で教育・子育て分野を中心に、記事を企画・取材・執筆。「なぜ子育てはこんなに大変なのか」「今の子育て手法や教育で大丈夫?」といった問いを胸に、多様な専門家などに取材して記事を書いてきました。 親が「幸せ」

          自己紹介/システム思考と子育てと「対話を書く」ということ