見出し画像

有料サロンを始めてから変わってきたこと

おこがましくも、会員募集を開始して、一週間。

ありがたいことに、参加してくださる方がいらっしゃる。


現実には、もう少しご参加いただかねば助っ人さんへの還元が不十分にすぎるので。
気合いを入れて、募集告知をすべきところだ。

が。
この一週間で、自分自身に生じた変化に気がついてしまったので。
今回はそのことを、今のうちに、言葉化しておきたい。


わたしはとても劣等生な美術科高校生だった。
その他の場でも、引く手あまた...になったことなど一度もないし。
人気が出てスゴイことになった...なんて経験も、皆無なのだ。

営業職や販売職を経験しておくんだったなあ...と、50代になってから思った。

今アルバイトさせていただいているところは、陶芸教室。
人と接し、お教えしたり手助けさせていただく仕事だ。
これは、今はとても楽しい。
でも若い頃のわたしには、できない仕事だった。

昔の自分に、切々と「営業や販売は短期間でもいいからやっておけ!」と訴えかけたところで。
それが聞こえたとして。
たぶん...いや、絶対に、完全にスルーされるだろう。
Web制作のフリーランスになった時ですら、営業を避けたくて制作会社の下請けだけ狙っていったくらいだ。

わたしは、非社交的だった。
愛想笑いもできない(したくない)10代~40代を過ごした。

今みたいに、ニコニコと、さほど人見知りもなく受け答えできるようになったのは、絵描きに戻る手前くらいの時期からだ。
つまり、40代半ばから。


世界なんか早く終われ と本気で思ってたし。

どうせこの世は地獄が普通 とも、思ってた。

絶望 とは、ちょっと違う。

飽き飽きして、倦んでいた。

あらゆることは無意味で無価値。
いずれ全て滅ぶと決まっているのだから。

もちろん、自分も。

終末が描かれる映画を見る時は、早めに退場する組に行きたい。
何が起きようとしているのかだけ知れたら、もうそれでいい。
生き残って未来を...とか、絶対イヤ

....と、思っていた。
まあ、できたら初期のうちにとは今も思っている。


ことに、絵の道については顕著で。
育てに育てた無価値感は、薄れることはなく。

むしろ、仕事になったことで一層、闇深くなった。


それでも、続けているうちに、だんだんと感覚は変わってきた。
変えていってくださったのは、まわりの人達。

お客様になってくださった方
いつも声をかけていってくださる方
応援し続けてくださる方
一歩も二歩も先を征く姿を見せてくださっている方

もう逢わないかも知れない、縁が切れたように感じる方
とても痛い目に遭ったなという感慨が最初に出てくる方

とても多くの方が、絵描きとして生き続けさせてくださった。

今もそうだし。
これからも、そうだろう。


描く作る、という行動は、一定の水準でやり続けることができるようになった。
しかし、絵画造形作品は、「商材」として見ることができない。

なにしろ
それらは、わたしにとって
「見えない世界の器」であり
一つ一つが、それぞれ神器であるからだ。

完成したら、わたしの手を離れる。
もう、自分で描いたり作ったりしたとは思えなくなるほど、離れる。

よく、作品は「我が子のような」という表現で語られている。

けれど、わたしは、自分の作品を我が子のようと思ったことはない。

それらはすべて、独立したひとつの存在として、顕現したものだ。
わたしは、顕現のために手を貸したヘルパーにすぎない。


「商品」という文脈で語れるモノを創り出したい。

そんな風に思うのは、手を通って出てきたモノたちが結局は器となるからだった。

そして、自分の頭の中でぐるぐるととぐろを巻く様々な考えや、企画未満の妄想たちにも、価値を与えたいと思うようになった。
この妄想達をコンテンツ化できたら...という妄想。

そのために、人の手を借りたいと思った。

そして、今年になってついに。
素晴らしき助っ人さんを得た。


自分だけじゃなくなったから、もう、やるしかない。

期限を決めて、カタチも決めて。
LP作って。
GO!


そこから一週間。
今日、4本目の配信記事を登録した。

かなりディープな内容になった。


今、とても、びっくりしていることがある。

いつの間にか、
「コンテンツを売る」という発想ではなく
「熱を、風圧を売る」という感覚にシフトしはじめていることに。


もっと積極的に、ヴィジョンを言葉化していこう。
それを、大げさに語ろう。

熱を持たせよう
強風を吹かそう


やっていきたい事の奥には、それに繋がる原体験が、必ず潜んでいる。

自分の傷をえぐるのは、得意だ。
物語を書くことに自分の9割を使っていた時代には、それが物語のネタだったのだから。

その奥にある原体験は、「源泉」へと繋がっている。

ディープな記事を書きながら、その存在を感じた。


語れるものなんてない...と、思っていた。

降りてくるものを顕現させるだけだから。
自分の意志でやっていないから。
自分には、何も語るべきことはない。
...と、思っていた。

けど、そうじゃない。

顕現させるための手として生きている。
それは、なぜなのか。

語るべきは、その奥に在る。


誰でも読んでよい場には書けないことだったから。
龍之洞穴メンバーとなってくださった、一定のディープな方達へなら、お届けしてもよい。
そんな気持ちになって書き始めた記事だったが。

自分がこれから何を軸とするのかを、再認識させてくれた。


やってみなくてはわからないことっていうのは、本当に、たくさんある。





少人数制会員サロン「龍之洞穴」

入会は4月30日で締め切りです。
申し込みページはURLを知っている人にしか表示されません。
限定リンクは、こちら。

https://resast.jp/inquiry/NWU1NjIwOWFiZ


サポート熱烈歓迎!活動費用にあてさせていただきます。