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Cateenさんのライブを通して思う事

5月31日音の降りそそぐ武蔵ホールで行われた、Cateen’s piano live in Musashi hall の事や自分の想いを書いてみる。支離滅裂な部分はご容赦ください。

COVID−19による自粛で、相次いでコンサートが中止になっていた事もあり、久々のホールからの演奏ということもあってみんなもワクワクで、今か今かとライブが始まるのを待っている。中には自分の事のように緊張している人さえいて、ライブが始まるのを待っている自分にも張り詰めた空気がピリピリと伝わって来る。

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そして遂にその時はやって来た。
始まる。
なんだこの音は‼︎今迄に武蔵ホールで幾つもの楽曲の動画を上げて聴いていたはずなのに。
やはり収録とライブは全く違う。
想像を遥かに超えた音。
音が活きてる。
背後からのアングルから見え隠れする角野さんの両手。
一瞬鍵盤が波打っているように見える。両手しか使ってないよねと確認しながら、この10本の指からこの音は繰り出されているのか?
何度も目を擦って画面を覗き込む。
なんて綺麗な音‼︎ピアノ自体が良いという事もあるが。弾く人によってこんなにも違うのか?

このCateen’s piano live ではクラッシックの名曲もオリジナルだけでなくさりげなく曲の繋ぎに入っていたりして、毎回違うアレンジになっているのも楽しみの一つ。
トークも、回を重ねるたびに途切れる事なくスムーズに進んで、話術もマスターしてしまったようだ。途中で缶ビールのプルタブを開ける音も聞き漏らさずトークに繋げて、張り詰めた空気を笑いで和ませたり。
なんて考えながら、美しく力強い音に聴き入りながらあっという間に1時間が経過した。ノリノリの曲の後にはしっとりと「赤とんぼ」。嵐の前の静けさだったのか。と思った矢先にキター!
なんだこれ‼︎またしても期待を裏切る(良い意味で)アレンジの大曲「蠍火」。
真剣な眼差し。YouTubeに上がっている同じ曲とは思えない迫力。キラキラした部分と激しいパートが行き交う。
あの整然とした「蠍火」も良かったけれど、今回のこれは完全に超えている。
音が活きている。体中の毛が逆立つような感覚。 その鳥肌が引かぬ間に、「想い出は遠くの日々」
次々に追い討ちをかけて来る。
胸が締め付けられる。そして🌸でチャットが埋め尽くされ、角野さんの想いが鍵盤を通じて2500人のチャット参加者全員の想いと一つになった瞬間熱いものが込み上げてきた。
あっという間に最後の曲PHILIAで弾こうとしていたというドビュッシーの「喜びの島」。
一音一音転がるような細かい音が重なり合って、それでいて力強い曲。是非ともメインチャンネルに上げてもらいたいと思う。
アンコール前にはスクショタイムも作ってくれてファンサービスを忘れない。
そのはにかんだ笑顔が、ファンにはたまらないのだ。かく言う私自身、数多くのスクショを撮っている内の1人。
最後は「The Tom and Jerry Show Medley」〜「情熱大陸」。ビールも入って明るく軽快なアンコール。楽しい‼︎。
チャットも猫とネズミの大行進。
あっという間に1時間50分が過ぎてしまった。
もっと聴きたいと思いつつ、余韻に浸りながらこのnoteを書くことにした。

角野さんって凄いと改めて思った。
ものすごく繊細で綺麗な音を一音一音大切に弾いているんだけれど、反面、力強くて実に男の人の音だと思う。
見た目は物腰の柔らかいお兄ちゃんなのだが(すみません)実はその人が、自分の想いをピアノの鍵盤を10本の指で弾く事で様々な情感を表現できている。確かにピアノは押せば音はいくらでも鳴る楽器である。ただ楽譜通りに弾けると言うことはピアノが上手いということにはならない。


初めて角野さんを卒業式ドッキリで観た時、なんてこの人は音が一つ一つきれいに聴こえるんだろうと思ってググったら、本当にPTNA特級でグランプリを取った人という事が分かった。
納得。そしてどんどんその魅力に惹かれていって現在に至る。

私は日本に住んでいないから、ずっとコンサートに行くことは出来ないと諦めていた。
せめてYouTubeなどで演奏を聴く(観る)事が出来れば良いと思うようにして来た。海外のファンと同じように。
でも今日ここに来てその考えが変わった。

音降りそそぐ武蔵ホールに来る事が出来て本当に良かった。
角野さん、素晴らしいライブをありがとう。
武蔵ホールや音降る30daysを企画運営されているタクティカートの皆さん、チャットを一丸となって🌸一色で埋め尽くした2500人のファンの皆様と角野さんから繰り出される音を共有する事ができて本当に嬉しい。
本当にここに来る事ができて良かった。

このホールでこのライブを観る事ができたから、仮にこれから角野さんのコンサートに行く事ができなかったとしても満足。勿論死ぬまでに一度は生演奏を聴きたいと思っているし、これからもずっと応援していきたいと思う。

最後に、角野さんについては読み専のつもりだったのですが、このライブを観たら書かずにはいられませんでした。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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