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南砺市利賀村にオープンしたフレンチレストラン「レヴォ」から思うこと 2021/02/10

先日TBSの番組「バースデイ」で、
僕が生まれ育った富山県南砺市利賀村にオープンした地元待望のフレンチレストラン「レヴォ」が取り上げられました。


このレヴォは過去に富山県でも屈指のリゾートホテル「リバーリトリート雅樂倶」のレストラン内で営業しており、
この料理を食べに富山県にやってくる方もいるほど、他にはない独創性のある料理を提供していました。
(高級ホテル&高級レストランのため筆者は行ったことがなく、存在をメディアを通じて知っているだけです。。)

レヴォのチーフシェフである谷口英司さんは、以前から利賀村で自分の理想を体現したレストランをオープンしたいと常々言っておられたそうです。

僕は、生まれてから中学を卒業するまでの約15年間(今年30歳になります)をこの利賀村の地で過ごしましたが、当時はそんなレストランがオープンするような魅力的な場所だとは思っていませんでした。

番組で紹介されていた利賀村の代表的な郷土料理である赤蕪の漬物も、
味覚が幼かったためか、食卓に上がってもほとんど手をつけずに、

肉が食べたい。。

と思っていました。
(今では赤蕪の漬物の味が少しはわかるようになりました、多分)

(↑利賀村特産品の赤蕪の漬物に興味のある方はこちらから)

番組ではこの赤蕪の良さを生かした谷口シェフ独自の調理法で、試行錯誤しながら料理が創られる様子が取り上げられていました。
自分が何でもないと思っていたものを唯一無二の料理に昇華させているその姿はまさにプロフェッショナルでした。
(実際過去に「NHK プロフェッショナルの流儀」にも出演されている方なので、僕が言うまでもなくプロフェッショナルです)


谷口シェフは番組の中で、

お客さんに「うわぁ、これはやられた」と言わせたい
プロの料理人だからこそ
地域の良さを 自慢したい 伝えたい 誇りに思いたい

と言っておられました。
今の自分はその土地で生活していないけれど、
そのような想いを持った方が懸命に地域に根ざして活動されている姿をみて、
嬉しく感じるのと同時に少し悔しいなあという思いがありました。

今の自分は地元に対してなにか貢献できているのだろうか。
口だけでなにもできていない気がする。
番組をみているとそんな思いが込み上がってきました。
今はどうしても自分ができることは限られてしまいますが、
思うだけでなく、これから先なにかかたちにできるようにしていきたいと思いました。

今回は番組を観た自分が、

うわぁ、やられた
こんな表現の仕方があるのか

そう思わずにはいられない、そんな時間となりました。
もしこのnoteを読んで頂いている皆さんの中で、地方に興味がある、地元になにか貢献したいという方がいましたら、ぜひ観ておいて損はない内容かと思います。

(2/10執筆時は上記リンクから無料視聴可能)

番組では、予約が3ヶ月先まで埋まっているとのことでしたが、帰郷したタイミングで一度その料理やレストランの空間を体験すべく訪れたいと思っています。
実家から走って数キロほどの距離なので、走ってお腹を空かせた状態で食事を頂くことを現在シュミレーションしています。
走ってお店にきた初めてのお客さんになることをレストランの歴史に刻めるように引き続き精進したいと思います。(お店からするといい迷惑)

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(実際にレストランの近くを帰郷した際は走っているので、予行演習はばっちりです)

今回取り上げられたレヴォの他にも利賀村をはじめ南砺市は体験資源が豊富なので、お越しになった際はレヴォだけ訪れて他を素通りしないようにして頂けると幸いです。
(見所がわからないときは須河までメッセージください!)




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