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弊社メンバーがゼロになった話

めちゃめちゃ久しぶりの投稿になります。前川です。

約3年前に会社を設立して以来、SNSで会社や個人としての活動を色々発信してきましたが、去年の後半から更新がパッタリ止まってしまっていました。

この半年間での出来事はほとんど発信していなかったので、今日に至るまでの経緯や、今回の自分の経験から学んだことを共有することができればと思い、今この文章を書いています。

そうなんです。弊社メンバーがゼロになりました。

時系列を書くとこんな感じ。
2020年05月:会社設立
2020年08月:事業開始
2020年11月:会社黒字化
2021年03月:1人目メンバーがジョイン
2022年08月:メンバーがゼロに
2023年02月:今

弊社は2020年5月に設立された会社で、2020年8月から事業開始。その後、約半年後に1人目のメンバーがジョイン。その数ヶ月後にはメンバーが6名(自分含め7名)になっていました。

※ 会社を設立してからメンバー募集に至るまでの経緯はこの記事にまとまっています。

起業直後の当初は、これから当分は1人でやっていくんだろうなと考えていたのですが、

「個人としてこうなりたい」「新しいチャレンジをしたい」「現状を変えたい」という熱量を感じるメンバーと話す機会に恵まれたことで、

自分自身「彼の目標や挑戦を応援したい」「彼と一緒に働きたい」と強く感じたことをきっかけに、会社としてメンバーを雇い始めました。

当時は正直、個人的には事業を大きくしていきたいというモチベーションというよりは「誰と働くか?」また「熱い想いを持った個人を応援したい」という所に重点を置いていました。

それから幸いなことに複数名のメンバーにジョインしてもらえることになり、個人としては複数人のメンバーのマネジメントにチャレンジすることになりました。

マネジメント業務はこれまで自分が経験してこなかったこともあり、自分の考え方から仕組み作りから何から何までかなりかなり苦労しました。

マネジメントにおいて特に大切だと気づいたこと
・自分の当たり前は皆の当たり前ではないという考え
・教育・マネジメントの仕組み作り
・メンバーの適性や性格の理解
・メンバーに任せる・メンバーを信じるという考え
・会社・事業としての仕組み作り

この中でも特に組織として動いていく上で大切だと痛感したのが”仕組み作り”

当時の自分は、プレイヤーとして売上を出すために必要なことを何から何まで全部1人でやっていたことから、メンバーにも同じように売上を出す上で必要な全行程を一気に習得してもらうことを求めてしまっていました。

そして属人的な要素が強い事業を行なっていたこともあり、組織としてチームで協力して1つの敵と戦うというイメージよりかは、各メンバーが個人個人で別々の敵と戦うというようなイメージで動いてしまっていました。

ただ、1から10までの行程を全て覚えて、さらにそれが高いクオリティでできるようになるためには相当な時間がかかるし、個人それぞれ得意・不得意もあります。

これまで「期待されている成果が出せないのが本当に申し訳ない」「自分にはこの仕事が向いていないと思う」と離脱してしまったメンバーもいました。

これは、事業のフェーズにもよるとは思いますが、結論自分の中で会社や事業としての仕組み作り(個人でなく、チームとして勝てる仕組み作り)に対する考えが圧倒的に欠けていたからだと思っています。

メンバーを迎え入れた当初はマネジメント経験はゼロだったので、特に初期の方でジョインしてもらったメンバーには大変な想いをさせてしまったと思います。

「プレイヤーとマネージャーは必要な素養が違う」とよく言われますが、まさにそうだなと痛感させられまくりの日々でした。

とは言え、多くのメンバーにジョインしてもらうことができたお陰で、お取引をいただけるクライアントさんの数も増え、そのクライアントさん方に提案できる事も増え、会社としての月間最高売上も記録し

個人としてではなくチームとして戦うと、より大きな事を成し遂げることができる、圧倒的により遠くへ行くことができることも実感することができました。

しかし(しかし…)ここで個人としての話をすると、マネジメント業務を行い始めてから、そしてマネジメントをするメンバーの数が増えていくにつれて自分の自由度がどんどん低くなっていると感じるようになりました。

当初、自分が起業を志した理由は「世界中、好きなタイミングで行きたい所に行くことができる。何かやりたいタイミングで好きなことができる。場所や時間に縛られず、常に自由な選択ができる状況を作る。自由度や選択肢の最大化。でした。

マネジメントを行うことで、会社としての売上は上がってお金は入ってくるが、同時に個人としての自由度は下がってくる。

そのタイミングで複数のメンバーの転職も重なり、また個人として別のことに挑戦したいという想いが出てきたことから、新メンバーの募集を止め、その数ヶ月後にメンバーが0人となりました。

(マネジメントもプレイヤーと同じで、ある一定のところを越えると個人としての自由度をコントロールできるタイミングが来ると思うのですが、当時の自分はそこまで行くことはできませんでした。)

そして今(メンバーがゼロとなってから数ヶ月後に)改めて振り返ってみると、マネジメントを通して自分の自由度が下がってしまった時に、会社としてのミッション(使命や存在意義)に対して自分自身が熱狂していれば続けられていたのでは、と思いました。

そしてそれから約半年が経った今(起業を志した理由でもある自由度や選択肢を個人的には最大化できたなと感じた状態で約半年間を過ごすことができた今)、自分の中でのミッション(今後社会に与えていきたいインパクト)が段々と明確化してきました。

このミッションは、会社を始める前に既に持っている人もいれば、自分のように後から出てくる人もいると思います。

今回の経験で自分は以下の2点を学ぶことができ、また今後の方向性も少しづつ見えてきたので、これから前川が何に挑戦していくのか?皆さんには過程も併せて徐々に共有していきたいと思います。

今回の経験を通して前川が学んだこと
1. 組織として動いていく上では”仕組み作り”が重要
2. 組織のトップとして「会社のミッションに自分自身が熱狂しているか?」が重要

それではまた!!!


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