私の芸術運動178溝

突然の大雨、なんか違和感のある雨だった。

ただそれだけのことなのに、絵になるかもしれないなぁーと思う私はやっぱりちょっと変わっているのかもしれない。

思えば絵を描かない、詩を書かない、歌を作らない、人達はインスピレーションを感じた時に一体どうするんだろう?

日常的に沸き起こる感情の波をどうやり過ごすんだろう?

私はエッセイを書き、絵を描く、そうしないと自分の心が澱んで腐ってしまう気がする、多分私は敏感で、弱い人間なのだろう、言い方を変えれば絵を描いてさえいれば私は強い人間とも言えなくもない。

絵を描くという選択肢が私になければ今頃どうなっていたことか、想像するだけでゾクっとする、とても怖い事だ、私はやはり弱い人間なんだなぁ。

最近自分と他の人間の間に広くは無いが深い溝を感じる、別によけるほどの溝でも無いけれど、とことん深く感じる、自分はこういう人間だ!という思いが強くなればなるほどに孤独になってゆく気がする。

他人を否定する気は毛頭無いし、むしろ受け入れて生きているけれど、やはり自分とは決定的な違いがある、個性と呼べる範囲なら問題無いけれど、理解できないレベルだとたちまち恐怖して困惑する、人のズル賢い場面を垣間見てしまったり、意地悪場面に出会してしまうと溝の幅が一気に広がって飛び越えられないほどになる。

私だって誰かから見れば対岸に居るわけだから同じ事なのだけど。

私は芸術でその溝を埋めたいなんて思ってるわけじゃ無い、むしろ強烈にそれを浮き彫りにしてしまうことが自分にとってはほとんどだ。

じゃー芸術とは一体なんなのか?

胸に迫るきゅうきゅうとしたものを感じる、孤独、寂しさ、虚無感、美しさ、これは一体なんだろう?

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