Hiroki Mochigi / 持木宏樹

広告とかwebとかのディレクターしてます。ここは遊び。

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汗の楽園

 汗は、わがままだ。  ぼくのいうことなんて、聞いてくれやしない。  額から、首筋から、ワキから、背中から、次々と顔をのぞかせる。  やめてくれ、よしてくれ、と注意しても無視だ。そして感情的になるほど、身振り手振りでメッセージを伝えようとするほど、一粒一粒が自己主張を強める。透明な後継者も、あとを絶たない。  どうして出てくるんだ!  汗は、こうしたぼくの言葉に耳を傾けないし、何も言わない。  ただただ肌の上で、ぷくっとふくらむ。  その姿に少しでも触れると、丸みを帯びた体形

    • 夏の空へ、紙ヒコーキ。手元には、青春スウィーティー。

      汗のせいで、身体のあらゆる部位がびちゃびちゃです。 そして汗は、塩と水分です。 ということは、私は海。 海は、海洋生物にとっても、漁師にとっても、サーファーにとっても、臨海学校にとっても、リゾート地にとっても、豪華客船にとっても、必要不可欠な存在。 また、地球上の最初の生物は海から誕生した、という説もあります。 ゆえに私は、あるいは私たちは―― という話を続けると、「私は創造主、もしくは神」みたいな結びになりそうなので、やめましょう笑。 あ、「神≒ファンビジネス

      • ハートの形、グミの未来。

        見てくださいよ、トップの画像。 コーラの瓶がメガネをかけていますよ。 それも、ハート型のメガネだぜ。 ハート型のメガネといえば、海やリゾート地、原宿にいる人とか、もしくは、ワンピース的なコンテンツに出てくるキャラクターとかの印象が強い筆者ではありますが、コーラの瓶て。 しかも、グミて。 ということで、ハート型のメガネをかけたコーラ瓶の商品パッケージになっているグミ食べたので、紹介してみます。 【ピエログルマン サワーコーラグミ】Pierrot Gourmand(ピ

        • 再び君は、うそをつく。雨の日のベストソングは、涙だって。

          「空から、涙が流れている」 窓の外を眺め、君は誇らしげにそう言った。 梅雨時期の雨を、涙にたとえた。 ありきたりな比喩こそ、装飾品かのように。 あるいは、子ども時代の懐かしさを求めて。 「雨は、涙じゃないよ。空は、泣かない」 そう反論しても君は、再び同じ言葉を重ねる。 「空は涙を流す、原理的にそうなっている」 「そんなの全部うそだって、みんな知ってる」 君は、原理的、という言葉を口にしてご満悦だ。 原理なんて言葉、朝焼けのベッドの中では、不適切だ。 君は、かっこい

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          君はいつも、うそをつく。雨の日に最高の音楽は、雨音だって。

          「雨の日に最高の音楽って、何だと思う?」 「え、わからない」 君は、いつもこうだ。 会話の始まりは、問いから。 とりわけ、朝焼けのベッドの中では。 まるでこの世のすべてが、疑問符で彩られているかのように。 君は、再び口を開く。 「そんなことはないよ、真実を知っているはず」 「わからないよ、雨の日に最高の音楽って何?」 そう返答すると、君はくすくすと笑いながら、囁く。 「雨音だよ。そしてそれは、あなたの名前と一緒だ」 君はいつも、ウソをつく。 雨の日に最高の音楽は、雨

          君はいつも、うそをつく。雨の日に最高の音楽は、雨音だって。

          ミカンが弾ける。梅雨、そして、夏。

          そして、夏。 ってなんだか、謎のミュージシャンの曲名みたいじゃん。 ミカンが弾ける。 だって、もしかしたら、そうかもしれない。 という話はさておき、5月中旬なので、あっという間に梅雨時期になるし、数ヶ月後には夏です。国内の住んでいる場所によっては、やけにムシムシしている時期が続きます。 そしてマスクももう、つけなくていいっぽい感じになりそうですね。やっと、謎の抑圧から解放されます。フリーダムです。 自由を得られれば、さっぱりとした気持ちになりますよね~。そして暑い

          ミカンが弾ける。梅雨、そして、夏。

          多様化するソースせんべい。〜懐かしさ×新しさ×音声〜

          今、ソースを頭にドボドボとかけています。 ソースは、あの調味料的なやつです。 ちょっと贅沢して、いつもより少し多めです。 甘酸っぱい香りが私の体を包んで、食欲をそそるように思います。 …って伝えたからには、「お好み焼きじゃあるまいし」「タコ焼きかよ」「豚カツとキャベツ」というツッコミを待つしかありません。 ああ、念のために書いておこう。ソースを頭にかけたことは、一度もありません。てか、そんなの当たり前だよね笑。 ソースをかける代表的な食べ物は、先述したお好み焼きやタコ焼

          多様化するソースせんべい。〜懐かしさ×新しさ×音声〜

          グローバル化する鯉のぼり 〜I can fly〜

          5月生まれだからなのか、私にとって鯉のぼりは、特別な存在だし、思い出がいっぱい。 これから鯉のぼりへの熱い想いを、たくさん綴ってみようと思います。 …という、ステキないい感じの前口上にしたかったですが、よく考えると、そんなに鯉のぼりに対して強く感情が入っていない筆者です。 5月生まれは事実だし、鯉のぼりに対しても初夏っぽくてええやん、とは思っているものの、まぁなんていうか情熱的には語れません。 各都道府県や自治体に鯉のぼりの名所的なスポットがあるかと思いますが、当然、

          グローバル化する鯉のぼり 〜I can fly〜

          クラフト化するGW。あるいは、希望。

          ゴールデンウィークと言えば、クラフトですよね。 と書くと、「そんな話、聞いたことねーよ」「デマ王かよ」「令和最強のウソつき」という指摘やツッコミを受けそうですが、間違いなく個人的には、今回のゴールデンウィークに限定すれば、クラフトです。 クラフトの意味は、今日的には、手作り感のある物や伝統感のある物、職人さんのこだわっている感じがする物。「クラフトビール」なんてのは、よく見聞きする人も多いかもしれませんね。 ということで、筆者がゴールデンウィークに接したクラフト、紹介し

          クラフト化するGW。あるいは、希望。

          パイの中身、見せてください。ついでに、大きなシナモンください。

          カフェに行くと、カフェラテばかり注文します。 カフェラテ、自宅で飲まないからね。自宅では毎日、ブラックコーヒーは飲んでるけどさ。 そして、カフェにシナモンパウダー的なものがあったら、目をキラキラしながら、サラサラとカフェラテの中に降り注ぎます。 だってさー、シナモン、すきなんだもん。 あーん。 ということで、シナモンパウダー(正確にはシナモンバターパウダー)がかかったお菓子的なもの、食べました。 タイトルにある通り、お菓子的なものは、パイ。 ていうか、アップルパ

          パイの中身、見せてください。ついでに、大きなシナモンください。

          愛に、気づいてください、網走。~はすかっぷグミの話~

          もう5月かーい、早いねーん。 汗ばむ季節になったり、湿気の多い大気だったりすると、カラッとした涼しい時期が恋しくなります。 「暑い時期→涼しくなってほしいわ」 「寒い時期→ポカポカ陽気が恋しい」 という、ない物ねだりみたいなやつ。 国内で涼しいエリアといえば、北海道ですよね。東北もそうだし、日本海側もそうかもしれませんが、北海道の方が涼しさのシンボル的な場所のように思います。 ということで、北海道のグミ食べましたので、紹介しまっす。 あ、前々回もグミの記事書いたな

          愛に、気づいてください、網走。~はすかっぷグミの話~

          3つの味、4月の終わり、5月のグミ。

          初夏といえば、グミですよね。 と書くと、「一年中食べられるがな」「お、おう」というツッコミが聞こえてくるような気がします。「お、おう」はツッコミじゃないな、軽く受け流している感じか。 ノリが良い人の場合、「そうそう、初夏は汗ばむし、のどが渇くから、飲み物の代わりにグミを口に入れて…ってなんでやねん」というノリツッコミをしてくれるかもしれません。 あるいは、千鳥のノブさんのように、「グミ!」とボケをそのまま言い返すツッコミをしてくれるかもしれない。 ひさしぶりにnote

          3つの味、4月の終わり、5月のグミ。

          もうサクラ、渋い。

          あっという間に、桜の季節ですね。 薄桃色の花弁、めっちゃキレイだわ~。 花見もいいよね~、みんなでお酒飲んでワイワイしてさ~。 …って、まだ2月末だったわ。 このしょうもないボケと同様に、激寒の時期だったわ。 桜がデザインされた商品パッケージ、けっこう見かけるから、もう4月だと勘違いしてましたね、へへへ。 まぁしかし、2月というウンザリするぐらい寒い時期に桜デザイン、なんかいいですね。「あぁ、もうすぐ春か、ポカポカ陽気になるのか」と前向きな気持ちになれる気がします

          もうサクラ、渋い。

          アート、チョコレート、ハースト。

          前回の記事で、フランスの画家であるオディロン・ルドンについてちょっと書きました。 そしたら、なんだか頭の中がアートでいっぱいになったぜ。 ということで、「私とアート」について、ちょろっと書いてみまっす。 【アート≒ビジネス街】私がアートにハマったのは、社会人になってから。 大学を卒業し、都内のビジネス街で働いてみると、ミュージアムが身近ってことに気づきました。 有名な美術館、すごいっぽい展覧を実現できる美術館、都内の中心地にありがち。 で、都内の中心地って、基本的

          アート、チョコレート、ハースト。

          クリアファイルの話をしているのに、記憶がクリアではない。

          なんでだろう。 クリアファイル、めっちゃ自宅にある。 まぁでも、ひとつやふたつ、誰にでも自宅にあるか。。 昨年末に大掃除をしていて、「クリアファイルめっちゃあるから、noteで色々と書いたろ」と思っていたことを今思い出したので、書きます。 ラブストーリーのごとく、記憶は突然に。 (ちょっとキモいっすね、すみません。。) もちろん、どこにでも売っているクリアファイルではなく、特典でついてきたものとか、なにかしらスペシャル感のあるやつをピックアップしてみますわ。 と

          クリアファイルの話をしているのに、記憶がクリアではない。

          街を彩る自販機 ~あるいは、Smells Like Teen Spirit~

          街をフラフラしていると、よく目にする。 今まで見たことのないような自販機。 増えてんのかもしれない、一風変わった自販機。 もしくは、歳を重ねるごとに私の歩行スピードが落ち、街のいたるところの細部をしっかりと見れるようになっているのかもしれない。 いずれにしても、誰もが知っている飲料メーカーさんの缶ジュースとか販売している自販機ではない自販機を、最近よく見かけるようになりました。 例えば、こちら。 【Blue Bottle Coffee Quick Stand】ブル

          街を彩る自販機 ~あるいは、Smells Like Teen Spirit~