記事一覧
109.チュニジアで言ってはいけない日本語
※日の出の礼拝が早いため、朝4時半でもカフェの明かりは点いている。モスクから戻ってくる人達の止まり木となっている。
先日、日本語のレッスンで単語を紹介していたところ、生徒から
「それは絶対言わない方がいいよ…」
と言われた単語があります。
こちらです。
えっ、猫???
と思った方、正解です。
「ねこ」は、チュニジア方言の放送禁止用語(英語のFワード)と発音が非常に近いそうです。
猫
108.アフリカの日と清掃イベント
5月25日はアフリカの日でした。
首都ではイベントが毎年あるようですが、ここでは認知すらされていませんでした😅
代わりに、配属先も参加した清掃の啓発イベントがありました。
・ペットボトルはリサイクルを
・ビニール袋は控えてマイバッグを
・ポイ捨てはやめよう
・街をきれいに
など、大事なことを伝えていました。
ポイ捨ては本当に多く、ゴミ箱が随所に設置されているのに残念な限りです。
ただ
108.暑い暑い、夏がやってくる。
(夏の名物スイカ、ひと玉約4-500円。価格破壊もいいところ。いすゞのD-MAXはよく見る)
タックス シェーリー(=It's too hot today.)
5月ですが、この挨拶が恒例となりました。
30℃を超す日が続き、早くも夏バテになりそうです🥵
しかし、これはまだ序の口。
夏は40~50℃になることが珍しくないようです。
湿度は低いのでカラッとしていますが、日差しが強烈なので日陰
107.軍に若者が集まる理由
配属先には、このような案内が貼り出されています。
チュニジア軍への登録方法と受付場所が書かれています。
チュニジアの兵役
チュニジアの兵役は義務ではなく、選択徴兵制となっています。
20歳以上が条件で、2003年より女子も対象となりました。
以前は「一定金額を納めると免除される」「基礎疾患や障がいがあると対象外」「大学に行けば学業優先」などの話がありますが、近年は応募過多で選考があるようで
106.「アジア人」について回るもの
(津波のような雲)
「バス停にアジア人が居たよ!」と、スタッフが声をかけて配属先に連れて来た方は、香港からの観光客でした。
アジア人でも国により全然違うことを説明しましたが、この距離感とお節介?がここの平常運転です😅
チュニジアでは、日本人どころかアジア人が珍しいので、自分は「異邦人」という事実を日々実感します。
日常で感じるのは、主にこの2つです。
1.「有名税」を毎日払っている
104.キラキラしない協力隊のすすめ
JICA海外協力隊の春募集が、5月17日に始まります。
要請情報を見ると、記事投稿時点でチュニジアは15件あります。
私の任地はありませんが(悲)、青少年活動は複数件あります。
チュニジアの要請は「一芸」を求めると言われています。実際、相応の経験が必要なものも多いのですが、以前には新卒で来た方も居ます。
インフラは安定しており、物価も安く観光地もあるので、途上国ではかなり恵まれた環境だと思い
103.毎日100万点
週末は多くの青少年が祭りへ参加したため、こちらの利用者はごくわずか。
施設には閑古鳥…ではなく、美しい音色が響いていました。
左はたまに来る近所のおじさんで、バイオリンが趣味とのこと。右のスタッフが持っているのは、アラブの伝統楽器ダラブッカです。
今回は昔のエジプト音楽を演奏していました。
どんな音か、気になる方は以下からどうぞ。
先日、他国の隊員と話す機会があったのですが、慣れない環境に
102.児童施設の祭典
週末は、近所の児童施設で春の祭りがありました。(気温は30℃を超えたので既に夏です😅)
私が居る青少年の家と役割はほぼ同じなのですが、こちらの対象年齢は6〜12歳で、日本の小学生にあたる子たちが利用しています。
春の祭りは、県内にある児童施設は毎年必ず開催しているとのこと。
近隣施設からも参加者が集い、会場は大盛況でした。
パレスチナへの連帯をテーマとした出し物が多く、踊りながらも突然倒れ
101.チュニジアの「五月病」
(器用に止まった鳥はどこへ行く)
5月の悩みは、かくも深いものか。
私ではなく、青少年の話です。
この日、2名の中学生がスタッフに「学校を辞めたい」と相談に来ました。
今月は既に2件目なのですが、5月がチュニジアの学年末ということも関係していると思われます。(大学入試に重要なバカロレアも5月にあります)
チュニジア版「5月病」現象でしょうか。ここを乗り切れば、3か月以上続く夏休みに入るので
100.美しきチュニジアの内陸部、その現実。
(県都のマーケットは賑わいも違う)
赴任から半年が過ぎ、記念すべき100号に到達しました👏
意外と何とかなるものですね。
今後も無事・安全で過ごせますように。
お米の備蓄が尽きたので、バスで1時間の県都まで買いに出かけました。
※昨年から、首都でも米が不足することが珍しくないのですが、ラマダン以降は輪にかけて入手が困難になってしまいました。米の慢性的な不足で10万人が困っているというセリア
99.職場の人間関係
職場の人間関係は、仕事のストレス要因になりがちですが、ありがたいことにここではほぼ感じません。
皆さんが温かく迎え入れてくれている、という点もありますが、各個人の職務が独立しているのが大きいと感じます。
指導員は、担当分野が異なるのでお互いの仕事に不干渉ですし、各自の部屋にいるので状況はまず共有されていません。「個人事業主の集まり」という印象です。
施設スタッフの方は担当の部屋にトラブルがな
98.チュニジアの野良犬事情③
(SNSでは毎日捨て犬・猫の養子縁組情報が飛び交う)
大使館から、狂犬病の注意喚起がありました。
毎年3-5名ほどで推移していた狂犬病の死者が、今年だけで既に4人になったとのこと。
由々しき事態です。
政府は、狂犬病ワクチンを野良犬にも無償で提供していますが、設備のない地方都市では巡回で来た時に利用するしなかく、一回の巡回で全ての野良犬に接種することは困難です。
加えて、接種は2-3年に1
97.赴任後に必要となったもの
(雲に浮かび上がる雲。この日は珍しく雷雨)
日本から必要なものは持ってきたつもりでしたが、こちらに来て新たに手放せなくなったものがあります。
ハンドクリームです。
元々乾燥肌なので気を付けているのですが、痒くもなく、アレルギー反応でもないのに何故か手が荒れています。
暫く不可解だったのですが、どうやら硬水が原因ということに気が付きました。
ミネラル分が豊富な硬水は、日本の軟水と比較して肌
96.イスラエルとの「因縁」
先日、イスラエルがシリアにあるイラン大使館を爆撃し、地域の緊張が一気に高まっている一件ですが、チュニジア人の中には「1985年の事件」を思い出した人が少なくなかったようです。
「木の脚作戦」
1985年10月1日に、イスラエルが当時チュニジアのハマム・シュットにあったPLO本部を爆撃し、パレスチナ人50名、チュニジア人18名が犠牲となった事件です。
同年、キプロスで発生したイスラエルへのテロ