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手みやげ

心のこもった手みやげは相手の心をポジティブにします。それは雰囲気を和やかにして会話をスムーズに進める効果があります。ただし、アイテムや値段、渡すタイミングに気を配らねば逆効果になる事もあります。

手みやげ

手みやげ選びの具体的なポイントは『わざわざ行かないと手に入らないもの』がいい。何でもネットで手に入る時代ですから、多くの場合その地域でしか買えないご当地の限定品などは喜ばれます。

例えば、世界で『富豪』と呼ばれるような人達が日本のお土産に選ぶのは、カルピスウォーターや箱に入った20円の風船ガムなどです。日本でしか買えない品物で、これらを数百個単位で買っていくのだそうです。

また相手の好みが把握できていれば、品物でもいいでしょうが、どちらかと言えば、お菓子などの『消えモノ』が無難です。何か珍しい物である必要はなく、長めの打ち合わせの際に、『のど飴』や『缶コーヒー』を渡すとか、ちょっとしたものでも構いません。

手みやげの成功例・失敗例

要するに、『今日はよろしくお願いします』『会えるのが楽しみでした』と言った思いが伝わる手みやげである事が大切です。 『品物を渡すのではなく心と手間を渡す』

ウクライナで26局の放送局向けプロジェクトを実行する為にほぼ一年間同国を毎月ほど訪問して小さなパーティーを開き、お土産を手渡しました。大阪で、引き出物の買取り屋に行って木箱入りの陶器の花瓶やお茶のセットを大量に購入して、これらを様々な人達に渡しました。これはかさが高くて重く、運ぶのには大変でしたが金額の割にたいへん好評でした。

フィリピンの民放に出荷方法の打ち合わせに出張した際、空港で買ったマロングラッセを手渡して喜ばれました。同局では、食べ物のお土産は受け取れるが、他の物品は不可とのルールがあるとの事でした。出席された女性幹部の方々は『職場で分けて、皆で頂きます』と嬉しそうでした。日本のマロングラッセは高級菓子でおいしいとの事は知られているみたいでした。

ベトナムに出張した時に初対面の訪問先で、携帯用折り畳み工具を渡しましたが、そのセットにナイフが入っていました。すると相手が$1札をくれました。これは同国では刃物を渡す事は『相手との関係を切る』との意味があり、それを打ち消すにはお金を渡すという言い伝えがあるからとの事でした。

だいぶ前の事になりますが、日本へ出張された人からブランドの女性用ハンドバックを社員の数だけ頂きました。これは偽ブランドで粗悪な品であった事で不評でした。

ドバイ在住の次男の結婚披露宴を両家の家族に集まってもらい有馬温泉で行いました。その際、引き出物としてドバイで購入したこれはいいという独特の品を持ち帰り、くじ引きをして貰って頂きました。一つ1000円くらいの品ばかりでしたがイベントは盛り上がり、好評でした。なぜか理由は分かりませんがイスラム教の国ドバイで売っている豚ベーコンは美味しく、今でも食べたくなる味です。 


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